共働きがお金をかけるべき家電--家電評論家推薦「現代版三種の神器」

共働き家庭が増えている昨今、日常の家事負担を減らすために家電をかしこく取り入れるというのが仕事と家庭生活を両立させる上での秘訣。世の中に時短につながる家電はたくさんありますが、中でも優先して取り入れたい製品について、家電評論家の筆者が現代版主婦の"三種の神器"としてその理由とともにご紹介したいと思います。

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ロボット掃除機 

ダントツでお勧めしたいのがロボット掃除機です。自走しながらフロアの掃除を自動でやってくれるといういまやおなじみの家電ですが、利用者の誰もが「一度使うと手放せなくなる家電」と評価する代物です。

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写真はロボット掃除機の一例。アイロボット「ロボット掃除機 ルンバ980」

もちろん完璧に掃除しつくしてくれるというわけではありませんが、留守中や他のことをやっている最中にある程度勝手にやり終えてくれるというのは大きなメリット。床の上にモノがいっぱいで掃除機を動かすスペースがないといった声もありますが、逆にロボット掃除機を動作させるために整理整頓の習慣づけを行うという動機に活かすのが得策です。 

現在、市場には多くのメーカーから様々なロボット掃除機が発売されていますが、価格はピンキリ。製品選びに迷ってしまいますが、一般的には高価な製品ほどやはり掃除能力や機能も高い傾向にあります。 

特に、高価格帯のロボット掃除機の多くが"SLAM"と呼ばれる機能を搭載しています。これはクルマの自動運転システムにも搭載されている機能で、ロボット掃除機自らが部屋の間取りや形状を把握して自らの位置を認識することができます。複数の部屋にまたがって掃除をしたい場合や短時間で効率よく運転を行うには必須の機能です。 

ただし、ロボット掃除機はそれぞれに一長一短、得意不得意があり、部屋の間取りや環境との相性にも能力が左右されます。周囲の口コミなども参考にしながら、自宅に合った一台を選びましょう。

食洗機 

"食洗機"こと、自動食器洗い乾燥機も家事負担を大いに軽減してくれる家電の1つ。いわずと知れた、食器をセットしておくだけで洗浄と乾燥を自動で行ってくれる機械ですが、食事の後の後片付けの手間が減るというだけでも負担が激減するのを実感できると思います。セットさえしてしまえば、後は機械がまとめて洗って乾燥までしてくれるので、洗い物の量が増えるのを気にせず調理が行え、この点でもストレスを減らしてくれます。

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据え置きタイプの食洗器は、現在パナソニックからのみの販売。写真はパナソニック「​NP-TH1」

ただし、留意しておきたいのは、食洗器は取り付けに電気や給排水の工事が必要なこと。本体サイズも決して小さくはないため、設置場所が限られるなど、導入に至るまでには少々ハードルが存在します。 

特にシステムキッチンの一部に組み込む"ビルトイン"と呼ばれるタイプの場合には、見た目や設置スペースはスッキリするものの、退去時に原状回復が必要な賃貸住戸では設置が不可能な場合が一般的です。賃貸住宅の場合や、システムキッチンに組み込めない場合には、必然的に"据え置き型"を選ぶことになります。ちなみに、現在、国内市場で据え置き型の食洗機を発売しているのは、パナソニック1社のみで選択肢が限られます。導入の際には、サイズや設置スペース、給排水、電気配線の条件がクリアできるかを第一に確認しましょう。

電気調理鍋 

3つ目は、ここ数年で人気が急上昇している「電気調理鍋」です。ガスやクッキングヒーターなどの火力を利用する通常の鍋との違いは、最初から最後まで火力を電気の力で制御すること。販売中の製品の多くがセンサーを搭載しており、温度を検知しながら火力を調整する機能を持ちます。鍋に材料をセットしておけば、後は機械におまかせで調理が完成する"ほったらかし家電"として最近話題になっています。

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写真はシャープ「ホットクック KN-HW24C」

共働き家庭と言うと、日ごろの食事はスーパーの惣菜や冷凍食品に頼りがち。最近は品質がよくなってきてはいるとはいうものの、栄養バランスが偏ってしまったり、メニューがマンネリになってしまったりというのが気になるところ。そこで家族の健康を考えてできるだけ手作りしたいけれど、それほど手はかけられないという人におすすめできる家電です。初期投資は少々必要ですが、日々の食費的には大いに節約になるため、すぐに元が取れてしまう家電でもあります。何より、仕事で疲労困憊して帰宅した時にも既に温かい食事が出来上がっているというのがこの上ない喜び。カレーや肉じゃがなど煮込みが必要なメニューも、帰宅してすぐに食べることができるため、精神的にも充足感が得ることができ、共働き世帯には積極的に揃えたい家電製品です。 

以上3種の家電、現代の主婦にとっては役立つ製品ばかりです。ボーナスなどの臨時収入があったタイミングで購入を検討してみてはいかがですか。