節約上手が使っている家計簿は何? アプリ、自作…おすすめを紹介

家計管理のために欠かせないアイテム「家計簿」。皆さんはどんな種類の家計簿を使っていますか。ノートやアプリなどいろいろな種類がありますが、節約上手さんは何を使っているのでしょうか。4名の節約上手さんに、使っている家計簿の種類やメリットなどを教えてもらいました。

目次

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家計簿は「アプリ」派--レシート読み取りや自動計算機能が便利

日々使用するスマホで管理することができる家計簿アプリ。時間があるときにどこでも入力でき、撮影するだけでレシートの項目を読み取るなど、スマホならではの便利さが特徴です。

ななさん「某家計簿アプリ」

家計簿アプリのメリットとは?

「年間100万貯金節約ブログ」の著者で人気節約ブロガーのななさんが使用しているのも、家計簿アプリだそう。

「最初は『家計簿アプリって便利なのかな? 』という好奇心から使い始めました。軽い気持ちで使い始めた家計簿アプリでしたが、支出を入力すると自動でそれぞれの合計が計算され、とっても便利。また、レシートを撮影するとそのまま支出欄に入力してくれる機能があり、入力の手間が省けてとてもラクです! 」(ななさん)。

※ななさんの家計簿イメージ

ただし、買い物の品数が多いときなどはレシート読み込みがうまく反映されないこともあり、半分くらいは手入力になる場合もあるそうです。

家計簿アプリを使いこなすななさんですが、過去に別の家計簿にチャレンジされた経験も。「以前は手書きの家計簿を使っていました。手書きの家計簿は『わざわざ書く』ことで、『これは無駄使いだったかな』とじっくり支出と向き合える利点があって、本当は手書きの家計簿に戻ろうと思っていました。でも、家計簿アプリの自動計算機能があまりにも便利で、家計簿に費やす時間が月で1~2時間くらいは削減できたため、手書きの家計簿に戻れないまま今に至ります」。

そんなななさんの家計簿記入タイミングは、おおよそ1週間ごとだそう。「日曜日に食品のまとめ買いが終わった後の時間で、家計簿をつけるようにしています」。

家計簿は「自作」派--自分流にアレンジ可能

家計管理が上手な人は、家計簿さえも自作している!? なんとお二人から「パソコンのExcelで自作している」という回答がありました。自分で作るメリットは、自分の使いやすいようにアレンジできるところ。どんな家計簿を自作されているのでしょう。

みてみてさん・前佛朋子さん「Excelで自作した家計簿」

※みてみてさんの家計簿イメージ

ブログ「かっぱ主婦の井戸端会議」でお得な情報やお金に関する情報も発信されているみてみてさんも、自作の家計簿を使用。

「以前は市販の家計簿を使っていましたが、2年ほど前からExcelで自作した家計簿を使っています。デジタル化したことで保管の場所も取らずにすみ、計算の手間も省けました。月ごとのシートに入力すれば、年間収支一覧にも自動で反映されるようにしています。お金の使い方は家庭によって違うので、市販の家計簿だとあまり使わない項目も多かったのですが、自作すると『オリジナル家計簿』としてカスタマイズできることもメリットです」(みてみてさん)。

自作の家計簿ならではの、自分流にカスタマイズして項目を調整できるのはとても魅力的ですね。家計簿をつける頻度を聞いてみると、

「家計簿を開くのは月に一回。毎月の予算を決めてしまっているので、あとは公共料金の支払いなどを確認しながら入力するだけ。一か月間で使う食費・日用品費を財布に入れていて、その中でやりくりできればOK。なのでレシート要らずでラクラクです」とのことでした。

月初めに頑張って節約できれば給料日前日でも予算は余るので、自分へのご褒美にスイーツを買うときもあるんだとか。ゲーム感覚で節約を楽しめる工夫をすることで、ちょっぴり面倒に感じることもある家計簿や節約も続いているのですね。

自作の家計簿は、カスタマイズがとことん可能な点が魅力

また、FP(ファイナンシャルプランナー)の前佛朋子さんも自作のExcel家計簿を使用。

「日々の記録は、雑誌の付録だった家計簿ノートに『日付、店名、レシートの合計金額』を記載。月末にノートの内容をExcelの自動計算機能を使って費目ごとに集計し、家計簿用のExcel表に貼り付けています。私は食材や日用品などは、それぞれ行く店を決めています。そのためスーパーなら『食費』、ドラッグストアなら『日用品』として、レシートごとに一括した費目にしています。例外として1店舗で食品や医薬品などいろいろな種類の商品をまとめて買ったときは、費目は一番多いジャンルの品物に合わせています(食品8割、医薬品2割の場合は『食費』として入力)。このような大雑把な部分があっても、毎月の収入と支出のバランスやお金の流れはつかむことができます」(前佛さん)。

前佛さんのこの方法は、品物を1つひとつ記録するわけではないので付けるのが楽なところが良いのだそう。また、市販の家計簿とは違って費目を自分流に設定できるところも使いやすいと、みてみてさん同様感じているそうです。

「ちなみに、以前はレシートをスマートフォンで撮影する家計簿アプリを使ったことがありましたが、すぐに使うのをやめました。その理由は、レシートの品名に店舗の分類記号のようなものが記載されていたので、アプリ側で品名を認識できず、いちいち修正する作業がとても面倒だったからです」。

前佛さんの家計簿をつけるタイミングは、ノートに記載するのは1週間ごとで、ノートの内容をExcelに入れなおすのは給料日の前日、もしくは当日に集計しているとのことでした。

「ノートタイプの市販品家計簿」派--余計な出費と向き合える

PCに不安があってもノートタイプの家計簿なら安心

Excelの家計簿は作れる気がしないし、スマホはそんなに使いこなせない…と思われた方には、オーソドックスなノートタイプの家計簿がおすすめです。

eriさん「ライフスタイル誌監修の家計簿」

節約系のインスタグラム投稿で人気のeriさんは、某ライフスタイル誌が製作したノートタイプの家計簿を使用。

「見開きで1週間分が書き込めるので『いつ、何があったか? 何に支出したか? 』が一目でわかり気に入ってます。以前は日記と予定を記入するためにスケジュール帳を家計簿とは別で使っていましたが、この家計簿はフリースペースが多いので予定を書き込むこともでき、かさばるスケジュール帳を手放せたこともメリットでした。シンプルなデザインと、自分流にカスタマイズして費目を書き込めるのも使いやすいです」(eriさん)。

見開きのノートタイプで、フリースペースが多めのデザインに使いやすさを覚えて使用しているのですね。一方で挫折してしまった家計簿も。

「スマホの家計簿アプリを使っていましたが挫折してしまいました。簡単にレシートが読み込める機能が便利そうでしたが、上手に読み込めないと結局手入力が必要になり、面倒になってしまいました。また、費目の分類が細かくて難しく、ざっくりな管理しかできない私には向きませんでした」。

eriさんの意見も参考に、好みで選んでみてくださいね。

家計簿をつける頻度については、「できれば毎日つけられたらいいのですが(笑)、いつ記入するか決めるとできないときにストレスになるので、お財布にレシートが溜まりだす3~4日を目処に記入するようにしています。私は、日記を家計簿に記入しているので記憶が薄れる前に書きたくて、週末の子どもが起きる前や就寝後などに書くことも多いです」とのことでした。

家計管理が上手になると、自然と貯金や節約が楽しくなるはず。節約上手さんの家計簿を参考に、使いやすい家計簿を見つけてくださいね。

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