【蚊トリビア】猛暑日で蚊激減、蚊に刺されやすい人の特徴と対策も

夏になると悩まされる害虫「蚊」。プーンという羽根の音が不快な他、刺されたら痒くなり、掻きすぎると跡になってしまうことも。人によって刺されやすい・刺されにくいがあると噂で聞くものの、実際は体質による違いはあるのでしょうか。蚊に刺されないようにするための予防や駆除の方法も含め、アース製薬株式会社の虫ケア用品ブランドマネージャーの渡辺優一さんに教えてもらいました。

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発生・繁殖する環境

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夏になると活動が活発になり、繁殖する蚊。たまごを水のあるところに産みつけ孵化するため、発生する環境は水場付近が多いです。湿った環境を好むため、60%~80%程度の湿度があることも、蚊が発生・繁殖する環境の条件となります。気温が20度を超えてくると本格的に活動し始め、25度~30度くらいで最も活発に活動します。ですが、35度以上などあまり暑くなりすぎると活動が大きく鈍ってしまうので、今年のように猛暑日が続く年などは蚊の発生が例年より少なくなることもあるといいます。

外出先では、森林など草木が生える場所でよく蚊に刺される印象がありますが、これは気温が高すぎず、適度に湿度がある場所を好む蚊の性質が影響しています。複数種いる蚊の中でも、「ヤブ蚊」と呼ばれる私たちが一番よく出あう蚊は、暗い場所を好み日陰に隠れる習性があります。公園などでは茂みなど日陰に潜んでいることが多いようです。

「夏の害虫というイメージの強い蚊ですが、実は種類によって異なるものの、冬も一応は存在します。ただ、たまごのまま越冬したり、成虫になっても活動を控えて身を潜めていたりするので、刺される心配はあまりありません」(渡辺さん)。

蚊に刺されやすい人ってどんな人?

蚊は汗のにおいや熱に反応して人体に近寄ります。すなわち、体温が高く汗をかきやすい人が「刺されやすい人」となります。子どもと大人では子どもの方が刺されやすく感じますが、これは子どもの方が活動的で汗をかくことが多いためです。またヤブ蚊は黒いものに寄ってくる習性があるため、黒っぽい服を着ている人の方が刺されやすくなります。

予防方法

前述の通り、蚊は汗や熱に反応するため、小まめに汗を拭いて肌を清潔に保つようにすることで、蚊に刺されにくくなります。ひんやりとした汗拭きシートなどで体温を下げつつ、汗を拭きとると良いでしょう。

蚊などの虫刺され予防には、シート・ジェル・エアゾールタイプなどの虫よけグッズを使用するのがおすすめ。虫よけ剤に入っていることの多い「ディート」と呼ばれる成分を肌にのせることで、熱や二酸化炭素に反応する蚊の器官を麻痺させ、血を吸う対象が存在することをわからなくする効果があります。汗をかいてしまうと有効成分が肌から流れてしまうので、汗をかいた場合は塗りなおすことが必要です。

ただし、ディートは年齢によって使用回数に制限があるため、パッケージの注意をよく読み使用することが大切。6カ月未満の子どもは使用NG、6カ月以上2歳未満は1日に1回、2歳以上12歳未満は1日1回~3回が使用限度となります。ディートは第二次世界大戦頃から虫よけに使用されている成分で長年にわたり世界的にも実績のある薬剤ですが、使用回数を守るなど使用の際は十分ご注意ください。

ちなみに、虫よけにはいろいろな種類がありますが、入っている成分はほとんど変わらないことが多いそう。使用感などのお好みで選びましょう。エアゾールタイプのものは子どもが吸い込んでしまう可能性もあるので、幼い子どもに使用する場合はシートやジェルタイプのものがおすすめです。アース製薬の商品だと、アルコールなどが無添加で肌に優しく作られている「サラテクト やさしいジェル」「サラテクト やさしいティッシュ」などが該当します。

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画像提供: アース製薬株式会社
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画像提供: アース製薬株式会社

また退治グッズとしては、蚊とり線香や液体蚊とりなどで蚊を寄せ付けずに退治したり、エアゾールタイプのスプレーで駆除してしまったりするのもおすすめです。アース製薬で特に売れている蚊の対策グッズは「アースノーマット」。成分や効果は蚊取り線香とほとんど変わりませんが、コンセントに刺すだけで手軽に使用でき、煙も出ないので、室内で使用しやすい点が支持されているといいます。

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画像提供: アース製薬株式会社

蚊に刺されたら?

蚊が血を吸うとき、蚊の唾液が人間の血中に入り込むことで、痒みを引き起こします。人間の体内に異物が入ることでアレルギー反応が起こり、痒みとなってあらわれます。蚊に刺されたときは、冷やしたり痒み止め薬を塗ったりして対応しましょう。痒いからといって掻いてしまうと、菌が入って化膿する可能性があります。

汗をこまめに拭いたり、体をできるだけ冷やして清潔に保つことが蚊に刺されないための予防策となりますが、子ども連れの外出先などではなかなか難しいのも事実。対策グッズにも頼りつつ、刺されないための予防をしていきましょう。屋内の蚊もグッズを使えば刺される回数を減らすことが可能です。痒みや刺された跡に悩まされないために、ぜひ取り入れてみてくださいね。

取材協力

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アース製薬株式会社 ブランドマーケティング部 ブランドマネージャー 渡辺優一

虫ケア用品をはじめ日用品全般を製造するアース製薬にて、虫ケアのブランドマネージャーを担当。害虫対策商品の研究員出身。アース製薬のWEBサイトアース害虫駆除なんで辞典でも、蚊や害虫駆除の情報が公開されています。