エアコン、使い方次第で電気代節約に! メーカーが説く賢い使用法

連日の猛烈な暑さで、気象庁も「命の危険があるような暑さ」と表現するほど。もはや災害レベルの暑さの中、エアコンは必需品。外気温が30℃を超えるような暑さであっても室内を快適な温度に保てるエアコンの冷房機能ですが、気になるのはやはり電気代。しかし、ちょっとした工夫で節電につなげられます。

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目次

パナソニックが5月に開催した報道関係者向けのセミナー。同社のルームエアコン「Eoria」(エオリア)の工場見学をはじめ、エアコンの適切な使い方から最新事情などが、エアコンの製造・開発に携わる現場の担当者から語られました。そんな中から今回は、セミナーで教わったエアコンの電気代を抑えるためのポイントをご紹介します。

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滋賀県草津市にあるパナソニックのエアコン工場

電気代節約を実現するエアコン使用法

室内温度を適温に保つ

冷房時は1~2℃高めに設定しておくことにより、約10%の省エネ効果が期待できます。夏場の設定温度は28℃以上が目安。

窓からの日差しを遮る

すだれやよしずなどで日差しを和らげることで、太陽からの熱をできるだけ室内に入れず、部屋の温度上昇が防ぐことができます。そのため、運転を控えることが可能になります。

扇風機を賢く併用

部屋の空気を循環させたり、身体に風を当てることで体感温度を下げられるため、エアコンの設定温度を下げなくても涼しく感じられ、消費電力を抑えられます。

フィルターの定期的なお掃除

フィルターの目詰まりは空気の通りを悪化させるため、無駄な電気代の消費につながります。2週間に1回程度はお掃除をしてエアコンの送風効率を保ち、電気代の節約に。フィルターのお掃除が十分にされていない場合は、風量低下などにより電気代が25%もアップするケースもあるとのことです。

エアコンは、周りの空気から風を作って冷やしたり暖めたりするというのが大まかな仕組みです。そのため、室内の熱を外に逃す必要があり、室外機の設置は直射日光を避け、周りに空気の妨げとなる障害物を置かないことも運転効率を高める秘訣です。

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室外機は直射日光を避けて設置しよう

エアコンの省エネ性能はハード面とソフト面に左右されます。エアコンの省エネ性能を比較する際に目安となるのは、「省エネ基準達成率」や「通年エネルギー消費効率(APF)」。いずれも高いほうが省エネ性の高い製品となり、数値はカタログ等にも必ず記載されているので確認してみてください。

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エアコン工場内では、室温-20~45℃を想定した環境試験室を備える

ソフト面での具体的な一例では、各種センサーや気流制御の技術が挙げられます。例えばパナソニックのエアコンには「エコナビ」と呼ばれるシステムが搭載されています。これは人工知能(AI)の一種で、居場所、部屋の状態、日差しの状況などをセンサーで細かく検知。冷暖房の運転の強弱や気流を最適に制御することで、消費電力のロスを極力省いてくれるというものです。

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エアコンの制御部はいまやIT機器と言ってもいいほど進化している

このように、エアコンの電気代は日常のちょっとした工夫によって大きな差が出るだけでなく、エアコン自体の性能や省エネのための機能によっても左右されます。賢い商品選択と運用が大切です。

特に、2011年の東日本大震災による電力不足を機にエアコンの省エネ性能に各社が注力したことから、以降に発売された製品は消費電力を抑えた設計になっている傾向があります。思い切って新しいものに買い替えたほうがランニングコストを抑えることにつながることが多いので、お使いの機種が古い製品の場合は、そのまま使い続けるよりもこの夏を機に買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。


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