ボタンの付け方--二つ穴、四つ穴、足つき…種類別に詳細解説

取れてしまったボタンを付け直そうとした時、「あれれ…どうやって付けるんだっけ…」なんてことはありませんか。裁縫の基本でもあるボタンの付け方、おさらいしておきましょう。藤久株式会社が展開する手芸専門店「クラフトハートトーカイ アリオ北砂店」で教えていただきました。

目次

ボタンの種類

洋服には様々なボタンが使われていますが、代表的なボタンは「2つ穴ボタン」「4つ穴ボタン」「足つきボタン」です。付け方が少しずつ変わるので、今一度おさらいしておきましょう。

2つ穴ボタンの付け方

準備物

手縫い用糸(細口の場合には2本どりにして使用する) / 手縫い用針(普通生地の場合には三ノ二、厚手の生地の場合には中くけという手縫い用針を使用するのがおすすめ)

手順

1. 針に糸を通す。

糸の先を指で持ち、肘くらいの長さでカット。針に糸を通す。糸は斜めにカットすると針に通しやすくなるのでおすすめ。

2. 玉結びをする。

糸の端を人差し指に一回巻きつけ(画像1)、親指で糸を押さえながら人差し指をずらすようにして糸をねじる(画像2)。糸がより合わさったところを中指で押さえ(画像3)、糸を引くと玉結び完成(画像4)。

3. ボタンを付ける。

服の表側から一針目を刺し(画像1)、ボタンの穴と穴の半分くらいの布をすくう。ボタンの穴に針を通し(画像2)、一針目で刺したあたりにふた針目を刺し、針を服の裏側へ出す(画像3)。3〜4回繰り返し糸をかける。この時、ボタンが少し布から浮いた状態にする。慣れないうちは、布とボタンの間につまようじを挟む(画像4)とボタンが安定し糸がかけやすくなる。

4. 足糸に糸を巻きつけ、糸切り。

ボタンと布の間の足糸に3〜4回くるくると糸を回す(画像1.2)。ひと結びを2回して(画像3.4)糸を切ったら完成。

玉止めをせず、裏側に結び目ができない方法です。

4つ穴ボタンの付け方

ボタンに4つの穴が空いた4つ穴ボタン。基本的には2つ穴ボタンと付け方は同じですが、「ボタンを付ける」手順が少し変わります。上記の写真のように、1の穴から針を出して2の穴を通し、布の向こう側に針を出します。続いて3の穴から針を出して4の穴を通しましょう。以上を1セットとし、3〜4回繰り返します。「足糸に糸を巻きつけ糸切り」の工程は2つ穴ボタンと同じです。

足つきボタンの付け方

足つきボタンは、すでに足があるボタンなのでボタンを布から浮かして取り付ける必要はありません。また、最後に糸を巻きつける工程も不要です。あとは2つ穴ボタンと同じように取り付けましょう。針を刺す位置の間隔を狭くするとボタンがしっかり固定されますよ。

ボタン付けの基本をマスターしておけば、いざという時に安心です。ご自身や子どものボタン付け、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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