スターバックスが希少で個性的なコーヒー豆ブランドを展開する理由(前編)

言わずと知れたコーヒーショップ「スターバックス コーヒー」。現在、日本国内における店舗数は1300を超えており、2015年には唯一店舗がなかった都道府県の鳥取県への進出を果たし、全国制覇となりました。

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※価格はすべて税別 

「スターバックス リザーブ®」とは

そんなスターバックスが展開する「スターバックス リザーブ®」というブランドをご存知でしょうか。スターバックスが仕入れるコーヒー豆の中でも個性的で希少性がある豆を取り扱うブランドです。黒地に金色の星マークをあしらったコーヒー豆のパッケージを見たことがある人も、少なくないのではないでしょうか。これが、スターバックス リザーブ®の豆です。 

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社においてコーヒースペシャリストとして活躍する松田賢哉さんは、スターバックス リザーブ®のコーヒー豆について、次のように語ります。「世界的にも個性的で希少なコーヒー豆を取り扱い、のめりこむような体験を提供するブランドが『スターバックス リザーブ®』です。単に生産量が少ない、という意味ではなく、「今が最高に旬だ! 」という時期の豆だけをリザーブで取り扱うこともあります。コーヒー豆も農産物ですから、旬があります。つまり常に展開することは難しく、販売期間は1、2カ月と短いまさに"一期一会"なコーヒーです」。

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スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社コーヒースペシャリストの松田賢哉さん

取材時に販売していたのは、「ルワンダ ショリー」(2,600円)、「エルサルバドル モンテカルロス エステート」(2,400円)、「ルワンダ ムササ」(2,400円)など(以上、250gの価格)。グレープフルーツのような風味を持つルワンダ ショリーは、女性が設立した生産者共同組合で環境に配慮しつつ生産されている豆。スターバックス リザーブ®が、経済的な透明性や環境面への配慮も重視しているという松田さんの話も頷けます。同じくルワンダ産のムササはレモンのような酸味を持つのが特徴的。エルサルバドル モンテカルロス エステートは先に紹介した2種とは異なり、ダークチョコレートやブラックウォールナッツを連想させるような味わいで、それぞれに個性豊か。

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スターバックス リザーブのコーヒー豆。右から順に「ルワンダ ショリー」(2,600円)、「エルサルバドル モンテカルロス エステート」(2,400円)、「ルワンダ ムササ」(2,400円)。すべて250gの価格7月末までの販売。8月1日には新商品が登場

スターバックス リザーブ®は、スターバックスの定番豆「ハウス ブレンド」(1,050円 / 250g)や「ケニヤ」(1,240円 / 250g)と比較するとやや高価な豆であると言えます。しかし、スターバックス リザーブ®のコーヒー体験を実現する最も重要なピースであるため、スターバックスのバイヤーが調達のために今日も世界中のコーヒー産地を飛び回っています。 

続く後編では、コーヒー豆だけではないスターバックス リザーブ®の世界観を解説します。

撮影: キミヒロ

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