子ども部屋・キッズスペース整理のコツとは--ビフォーアフター公開(前編)

子ども部屋を用意している家庭も、まだ独立した部屋は無くてリビングなどの一角をキッズスペースにしている家庭も、おもちゃなどがどんどん増えるという悩みは共通なのではないでしょうか。そんな悩みを整理収納コンサルタントの金内朋子さんが解決! 東京都内にお住まいのSさん宅をサンプルに、子ども部屋やキッズスペースの整理法を紹介します。

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Sさん宅のキッズスペースのお悩み

Sさん宅は未就学児のため子ども部屋はまだなく、リビングの一角をキッズスペースとしています。悩みは3つ。「まずは、子どもの"制作物"です。保育園で作ってきたものがどんどんたまっていきます。捨てるのは忍びないし……。2つめは"洋服"。安い時にまとめて買うのですがうまく収納できず悩んでいます。3つめは"もらい物"です。子どもに人形などをプレゼントしてもらうのですが、置き場所に悩むことが多いんです」。同じ悩みを抱えるママさんは多いのではないでしょうか。

収納コンサルタントの金内さんは、これまでさまざまな家庭の子ども部屋やキッズスペース収納を見直してきましたが、まずは収納の悩みを聞きくことからスタートするのだとか。「何に悩んでいるか聞いた後、悩みを1つひとつ解消するよう心がけています。あとの作業として『いる物・いらない物』を決めるのですが、子ども部屋やキッズスペースの場合、それを決めるのは最終的に子どもです」。これが意外に見落としがちなポイントで、親が勝手に行うと一度はきれいになったとしてもしばらくたつとまた散らかっていきます。また、たとえ親子であっても物は個人の所有物。「勝手に移動させたり捨てたりするのは親子の信頼関係を崩すことにもなりかねない」と金内さんは言います。その場所の主な使用者が整理に参加することで、その後もきれいな状態と親子の関係を保つことができるのです。

子どもに手伝ってもらうには?

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では、子どもが手伝ってくれない時にはどうしたらいいでしょうか。「片付けをなかなかやってくれない場合には、『このおもちゃどうする? 』と確認しつつ、収納に入りきらないことを伝え、困っていることをアピールをしてみるのはいかがでしょうか。無理やり片付けを押し付けるよりも、自発的に動いてくれる場合があります。いるものいらないものを、決められない子どもには『好きなおもちゃ順に1番2番3番を決めてみて! 』とゲーム感覚に伝えてみるのもおすすめです。『片付けて』と伝えてもなかなかやってくれないもの。いる物と手放す物を決めるのは子どもですが、親がサポートしながら作業を進めていきましょう」。

子ども部屋やキッズスペースの見直し手順

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収納から取り出した物

「ここを片付けたい」という見直す場所を決め「次は収納している物を全て出し、いる物、いらない物、迷う物に分けていきます。迷うものは手放す決断ができない物です」。この作業を行なった後は、いる物は整理しながら収納スペースに入れていきましょう。いらない物は手放す。迷う物は手放す準備をするため、別の場所に一時置きし、定期的に見直します。いらないと心が決まったら手放しましょう。

また、親にとってはいる物でも、子どもはいらないと意見が食い違った時はどうしたらいいのでしょうか。「子どもの決めた方を優先しましょう! 高価だから、まだ新しいから、といった理由で大人は手放すのをためらう場合もありますよね。このような場合には、親用の思い出BOXを作り、一時的に保管しておきましょう。迷う物と同じように定期的に見直し、本当にいらないと感じたら手放すタイミングです」。

今回は、子どもに収納の見直しを手伝ってもらう方法と、その手順をご紹介しました。次回は、実践編としてSさん宅キッズスペースの見直しを行います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

収納コンサルタントの金内朋子さん

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金内朋子(かねうちともこ)

整理収納コンサルタント・2級認定講師

首都圏を中心にクライアント宅での整理収納支援サービス提供、講座・教育機関にて保護者向けセミナー、雑誌やwebのコラムやメディア出演など、幅広く活動中。3LDKのマンションに子供4人と夫の6人暮らし。2014年ESSE「収納インテリアグランプリ」大賞受賞。2015年ワニブックス社「散らかし屋さんが片付けたくなる部屋のつくり方」を上梓。元片付けられない経験を活かし、多くの片付けられない人の共感を呼んでいる。

オフィシャルサイト: ヘヤコト