秋に楽しむ「栗」の下処理、皮の剥き方はどうするのが正解?

秋の味覚の代表格といえばやっぱり栗。ホクホクの栗ご飯や濃厚なモンブランなどで、様々な味わいが楽しめるのは旬であるこの時期ならでは。基本的な下処理方法を覚えて、これからどんどんおいしさが増す栗を存分に楽しんでください。

栗の下処理方法

栗は新鮮で皮が柔らかいうちが下処理しやすいので、購入後は早めに下処理をするようにしましょう。厚い皮に覆われた栗ですが、時間の経過とともに水分が抜けて皮は硬くなり、味も落ちていきます。なお、すぐに下処理ができない場合は、乾燥しないようにポリ袋に入れ、チルド室やパーシャル室で保存するのがおすすめです。低温で保存することで、虫がついていた場合でも活動することがなく、また栗の糖分も増加してより甘くなりますよ。

下処理の手順

1.ボウルに栗を入れ、沸騰した湯をかける。

2.湯が手で触れるくらいの温度になったら、鬼皮(外側の皮)を剥く作業に入る。まず栗をしっかり固定し、お尻の部分に包丁を入れる。

3. 鬼皮を上方向に引き上げて剥いていく。

湯につけたことで鬼皮が柔らかくなっているので、するりと剥けていく。

4.次は渋皮(内側の皮)を包丁で剥く作業。栗のてっぺんから、角の部分に沿って包丁でくるりと剥く。

5. 角が剥けたら、続いて平らな部分を剥く。

6. 最後にふっくらとしている部分を剥く。

7.アクを抑えるために水につける。下処理としてはここまで。

なお、渋皮に含まれるタンニンという成分は強い抗酸化作用を持ち、老化や生活習慣病の一因である活性酸素を除去する働きがあります。なので、渋皮をつけたままの料理もおすすめです。栗ご飯などを作る際には渋皮をすべて剥いてしまうのでは無く、少し残しておけば、栄養価も味わいや風味もアップしますよ。

包丁を使った栗の皮剥きが億劫……という方は、専用のピーラーも販売されているので、使ってみるのもおすすめです。編集部おすすめの貝印製品の使用記事はこちらをご覧ください。→【試してみた】渋皮煮も怖くない! 栗の皮が簡単にむける貝印の「カンタン皮むき 」を使ってみた

下処理が完了した栗は、米と一緒に炊いて栗ご飯にする他、ペースト状にしてスイーツにしたり、砂糖と茹でてそのまま食べたりしても。旬の味を楽しんでくださいね。

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