手洗い、"親指"と"利き手"に洗い残し多数! 衛生的な手洗い法を解説

帰宅時や料理の前に、石けんを使ってしっかりと手を洗えている自信はありますか。「洗えている! 」と胸を張って言える人は少ないのではないでしょうか。また、洗えていると思う人も洗っているつもりになっているだけかもしれません。手洗いの方法を、いまいちど確認してみましょう。

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目次

手洗いが必要なのはいつ?

細菌やウイルスの感染を防ぐために大切な「手洗い」。今回は、洗浄剤・消毒剤などの製造販売を行っているサラヤ株式会社の食品衛生学術室室長・村松寿代さんに、手を洗うタイミングや正しい方法について詳しく教えてもらいました。

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まず、どのようなタイミングで手を洗うべきなのでしょうか。「最もしっかりと手を洗ってて欲しいのは"トイレの後"です。実は食中毒菌の多くは、人の便の中に存在します。小さな子どもがいる家庭や介護中の人は、特に気をつけて手を洗うように心がけてください。

続いて"調理の前"。食品を扱う前には必ず手洗いを。また、肉や魚などを触った後にも手洗いが必要ですが、どうしても忘れがちです。作業の区切りで必ず手を洗うようにするとよいでしょう。忙しい調理中のために、手軽に手に塗ることができるアルコール除菌スプレーなどをキッチンに常備しておくのもおすすめです」。

調理中はアルコール除菌アイテムも活用しつつ、手を清潔に保ちたいですね。そのほかにも、嘔吐物や排出物処理の後、ゴミなどに触れた後、食事の配膳前、外出先から戻った時などには手洗いをすることを心得たいところです。

三角コーナーやスマホにも注意

そのほかにも、触った後に手洗いが必要になる汚れている場所は多くあるといいます。「水気が多いところは菌が繁殖しやすい場所です。例えば三角コーナーや排水口の水切りカゴ。これらは、キッチンで作業中に触れることがある場所です。こまめに掃除をするなどして、まずは日頃から清潔に保つことが重要です」。

さらに、最近はスマートフォンの扱いによる手の汚れも気になるといいます。「最近は肌身離さずスマートフォンを持ち歩いている人が多いですよね。トイレにまで持ち込んでいる方も多いのではないでしょうか。スマートフォンが汚れていては、どんなにトイレの後にしっかり手を洗っても意味がありません。できる限り、トイレにはスマートフォンを持ち込まない方が良いですね」。

正しい手洗いの方法

洗い残しが多いのはどこ?

ここからは、菌やウイルスをしっかり落とすための手洗いの方法について教えてもらいます。「突然ですが、手洗いが不十分になりやすい場所はどこだと思いますか。ずばりそれは親指です! いつも行っている普段の手洗い法を思い返してみてください。きちんと親指を洗っている意識はあまりないのではないでしょうか」。さらに村松さんによると、左右の手で洗われ方の差も生じがちとのこと。利き手の方が洗い残しが多くなってしまっていることが多く、注意が必要なのだとか。

手洗いの手順

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「石けん液による手洗い手順」画像提供: サラヤ株式会社

上記のイラストがハンドソープを使用して手を洗う際の正しい手順です。ハンドソープでなく石けんでも手順は同じです。全10工程のうち注意したいポイントは、洗い残しが多くなりがちな親指をしっかり洗うこと(6番)。ほかにも、指の間(5番)指先や(7番)も洗い残してしまうことがあるので、意識して洗いたい箇所です。この工程でしっかり手を洗ったのちに、アルコール消毒をプラスするのもおすすめとのことです。

どんな石けんがおすすめ?

手を洗う際に使う石けんは、何でも良いのでしょうか。松村さんにおすすめの石けんを教えてもらいました。「パッケージに医薬部外品や医薬品と書かれた、殺菌効果のある石けんがベターです。化粧品石けんは香りはいいですが、殺菌効果がないものもありますのでご注意を」。いつも使っている石けんに殺菌効果があるかどうかは、パッケージに明記されています。確認してみましょう。

細菌やウイルスの感染を防ぐためにまずできることは手をしっかり洗うことです。普段から手洗いをできている人もそうでない人も、手洗いの方法をチェックして、今日から実践してみてください。

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