鶏むね肉が"買い"な4つの理由--安さ以外にもこんなに買いポイントが!

節約食材というと鶏むね肉やもやしが定番。ここでは、栄養価や味わい、保存性など様々な観点から、"買い"な食材を紹介します。今回は鶏むね肉。管理栄養士の尾花友理先生が"買い"の理由を詳しく解説してくれました。

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鶏むね肉は他の肉と比べて100gあたりの価格がリーズナブルなことが多く、家計に優しい食材として人気ですね。そんな鶏むね肉の魅力は、価格だけにとどまりません。"買い"の理由を紹介します。

鶏むね肉の栄養基礎知識

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鶏むね肉は、鶏肉の胸にあたる部位。鶏が羽を動かす際に胸の部分も連動して動くため、肉質は鶏もも肉と比べて脂肪が少なく、引き締まっていてたんぱく質が多いのが特徴です。淡白な印象の鶏むね肉ですが、うまみ成分であるグルタミン酸やイノシン酸といった成分は多く含まれており、味わい深い部位と言えます。

鶏むね肉が"買い"な理由

さて、ここからは鶏むね肉が本当の意味で買うべき食材である理由を見ていきましょう。

"買い"ポイント1: とにかく低価格

鶏むね肉を語る上で欠かせない1番の魅力はその価格。「トクバイ」に登録されている全国のスーパーマーケットの価格平均によると、100gあたりの鶏むね肉の価格は55円。鶏もも肉が105円なので、その差は約2倍です(2019年1月25日現在)。

1羽の鶏から取れるむね肉ともも肉の量はさほど変わらないにも関わらず、価格にここまでの違いがある理由は、日本人はジューシーな鶏もも肉を好むからだそう。逆にアメリカなどではヘルシー思考の高さから鶏むね肉の方が人気があり、鶏もも肉よりも高値で売られているそうです。

"買い"ポイント2: 低カロリーだけじゃない!鶏むね肉は栄養的にも優秀

人間の皮膚や筋肉、内臓などはたんぱく質でできています。そのたんぱく質はアミノ酸で構成されています。アミノ酸の中には体内で生成することのできない必須アミノ酸が9種類あり、鶏むね肉にはその必須アミノ酸がバランスよく含まれています。その他にも、鶏むね肉には免疫力を高めるビタミンA 、代謝を高めるビタミンB群、骨を丈夫にするビタミンKといったビタミン類が多く含まれている特徴も。そしてアミノ酸は、ビタミンと一緒に摂ることによってその効果がアップします。

以上のことから、鶏むね肉を食べることで、人間の体を形成するために必要なアミノ酸を効率よく摂取することができると言えます。

"買い"ポイント3: 料理の汎用性が高い

淡白なので、鶏むね肉は様々な料理に使い勝手が良い食材。近年、コンビニで販売されてすっかりおなじみになった「サラダチキン」は鶏むね肉が原料となっています。鶏むね肉に下味をつけて、電子レンジで作れるサラダチキンのレシピなども多く見かけます。その他、炒め物、煮物、唐揚げなど和・洋・中と色々な料理に使えるのが嬉しいですね。

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サラダやサンドウィッチの具材としても大活躍

でも、鶏むね肉といえば「加熱するとパサパサしてしまう」という声も多く聞きます。そこで、すぐにマネできる、鶏むね肉をしっとり柔らかく仕上げるコツをいくつか紹介しましょう。

切り方にひと工夫

鶏むね肉は、繊維に垂直になるようにそぎ切りにしましょう。繊維を断ち切ることで食感が柔らかく感じます。そぎ切りにすると加熱時間も短く済むので、その分水分が逃げにくくしっとり仕上がります。

砂糖で下味

加熱時に水分を失うことで硬くなりやすい鶏むね肉。保湿力のある砂糖ひとつまみと酒大さじ1程度を、切った鶏むね肉にまぶしてもんでから加熱すると、水分を失いにくくなります。砂糖ひとつまみ程度なら味に影響はないのでご安心を。

加熱しすぎない

硬くなる1番の原因は加熱のしすぎ。特に電子レンジなどを使う際には、加熱時間を短めに設定し、竹串をさして濁った肉汁が出るようなら、少しずつ時間を長くするようにしてみましょう。透明な肉汁が出れば火がしっかり通っています。

"買い"ポイント4: 冷凍ストックOK! よりおいしく食べるコツ

鶏むね肉は、冷凍保存しても品質が落ちにくいところも"買い”ポイント。特売になっている時にまとめ買いし、冷凍ストックしておけば節約にもつながりますね。冷凍保存後、よりおいしく食べるためのコツは、前述した「そぎ切り」と「砂糖と酒」。鶏むね肉を使いやすいサイズのそぎ切りにして、砂糖と酒を揉み込んでから1回分ずつ冷凍しておけば、使いたい日に解凍してすぐに調理に取り掛かることができ、とても便利ですよ。

専門家直伝のコツをフル活用のレシピを紹介

「鶏むね肉のカレーマヨネーズフライ」

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ここからは、ここまで解説した鶏むね肉をおいしく食べるコツをフル活用したレシピを紹介します。「鶏むね肉のカレーマヨネーズフライ」は、ひとつまみの砂糖で柔らかく、さらにマヨネーズ効果でしっとり。ほんのひと技でおいしさがぐっと引きあがります。パン粉つけも簡単です。

材料(2人分)

鶏むね肉 1枚 / 塩・胡椒 少々 / 砂糖 ひとつまみ / 酒 大さじ1 / マヨネーズ 大さじ2 / カレー粉 小さじ1 / パン粉 適量 / 油 適量

付け合わせ: ミニトマト 適量 / 千切りキャベツ 適量 / パセリ 適量

作り方

1. 鶏むね肉はそぎ切りにし、塩・胡椒をふり、さらに砂糖と酒をもみ込む。

2. マヨネーズとカレー粉を混ぜ合わせ、鶏むね肉の表面に満遍なく塗り、パン粉をつける。

3. フライパンに多めの油を熱し、2を両面こんがりときつね色になるまで揚げ焼きする。

4. 皿に盛り付け、付け合わせの野菜を添えて完成。

低価格で低カロリー、そして色々な料理に使える鶏むね肉。買わない理由が見当たりませんね! 家計管理の強い味方として、ぜひ活用ください。

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