大根は葉も皮も丸ごと使える"買い"食材ーー無駄なく使うコツでおトク度倍増!

大根は、冬は煮込んでやわらかく、夏はおろしにしてさっぱり。1年を通して食卓に欠かせない定番野菜ですね。様々な料理に活躍する大根、特に冬場は価格も下がる節約食材です。そして価格だけではない"買い"の理由もたくさん。管理栄養士の尾花友理先生が大根の"買い"ポイントを解説してくれました。

36bae15d1cabc403

大根の栄養基礎知識

3378dba9ed5ebe22

鍋やおでん、味噌汁やサラダと使い勝手のいい大根。大根の旬といえば冬ですが、最近では品種改良によって様々な品種があり、年間を通して店頭に並んでいます。とはいえ、本来の旬である冬場の大根は特に甘みがあってみずみずしいのが特徴。なおかつ価格も安定して低くなるため、冬の節約食材といえます。

大根を店頭で選ぶ際には、白くハリがありずっしりと重みのあるものがおすすめです。その他にもポイントが。白い根の部分をよく見ると穴があいています。その穴が小さく、縦にまっすぐ並んでいるものがおいしい大根の証です。また、葉付きの場合は葉が鮮やかな緑色で、シャキッとしているものが鮮度が良い大根です。

大根はみずみずしさが魅力。購入したら乾燥しないように保管することが重要です。葉付きのものはそのままにしておくと葉から水分が抜けやすいため、葉と根(白い部分)を切り離しておくとベター。葉は濡らしたペーパータオルに包んでラップでさらに包み、根はラップに包んで立てた状態で、それぞれ冷蔵庫に保管しましょう。

大根が"買い"な理由

"買い"ポイント1: 冬に嬉しい栄養がたっぷり

「大根は消化を助ける」という話を耳にしたことがありますか。これは、大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化酵素が含まれているため。アミラーゼはでんぷんを分解する酵素、プロテアーゼはたんぱく質を分解する酵素、リパーゼは脂肪を分解する酵素です。

冬は寒さからどうしても出かけずに家でゴロゴロして過ごすことが多く、家にいるとなんとなく食べ過ぎてしまって胃の調子がイマイチになりがち。そんな時こそ大根の出番! 消化を助けてくれますよ。ただし、消化酵素は熱に弱いため、加熱せずに大根おろしやサラダなどにして食べるようにしましょう。

そして意外にも、大根は根の部分よりも葉の部分に多くの栄養素が含まれています。大根の葉は、β-カロチンが非常に多い緑黄色野菜。β-カロチンは鼻や喉など粘膜を丈夫にしてくれます。

風邪やインフルエンザなどのウィルスは粘膜から体内に侵入するため、粘膜を丈夫に保つことでこれらの感染症にかかりにくくなります。また、不足しがちなカルシウムや鉄などのミネラル類も多く、特にカルシウムの含有量は、野菜の中でもトップクラスです。

"買い"ポイント2: 捨てるところなし! 部位によって使いわけて

17d47bf74172bdf2

さて大根を1本丸ごと買ってきたら、何を作るか悩むところ。実は大根は、ぴったりの調理法が部位によって違います。詳しく見てみましょう。

先述のように栄養価の高い葉の部分は、捨てずに活用しましょう。刻んで汁物の青みとして使うのはもちろん、ちりめんじゃこやツナなどとサッと炒めてごはんのお供としても。

葉に近い太い部位

食感は硬いものの甘みが強い部位。千切りにしてサラダにするのがおすすめ。

中央

みずみずしく、甘みがあって柔らかい部位。大根ステーキや煮物など大根本来のおいしさを味わう調理法で。

細い先端

辛味が強く繊維質なので、すりおろして大根おろしで。

捨ててしまいがちな皮も実は食べられます。よく洗って千切りにしてきんぴらなどにすれば、食感がよくおいしく楽しむことができます。

"買い"ポイント3: 実は冷凍保存も可能

D0ac99b0ab5b2cf1
なにかと役立つ冷凍大根おろしは作り置きを

とはいえ、大きな大根。いつまでも野菜室の場所をとってしまい、困ることもありますよね。そんな人は冷凍保存してみてはいかがでしょう。方法は大きく分けて2つです。

すりおろして冷凍

大根をすりおろして軽く水分を切り、1回に使う量に小分けにしてラップに包んで冷凍庫へ。鍋のつけダレやポン酢に入れる場合は、凍ったままでもOKで便利です。

切って冷凍

生の大根を使いやすいサイズに切り分け、ラップやジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。

使う時は、凍ったまま調理してください。冷凍すると細胞が壊れるため、煮物などにする際には短時間で味のしみ込みがよくなるというメリットも! これは試す価値ありですよ。ただし、1度冷凍すると水分が抜けてシャキっとした食感は失われます。サラダなどにはあまり向きませんのでご注意を。

大根の良さをいかしたレシピを紹介

「大根餃子」

A4152d2dec1273d8

餃子の皮の代わりに大根で挟みます。包まず挟むだけだから簡単。大根の味や食感を楽しめる、ヘルシーな変わり種餃子です。

材料(2人分)

大根 太めのもの長さ4cm分(170g程度) / 長ねぎ 1/2本 / ニラ 1/4束 / 豚挽肉 100g / 塩 少々 / 片栗粉 少々 / ごま油 大さじ1

A(醤油、酒、オイスターソース 各小さじ1 / すりおろしにんにく 1/2片)

※酢醤油(つけだれ用) 適量

作り方

1. 大根は皮をむき、スライサーを使って3mm程度の厚さにスライスしてペーパータオルの上におき、塩を振って10分おく。

2. 長ねぎとニラはみじん切りにする。

3. ボウルに豚挽肉と2、Aを入れてよく練り、1の大根の枚数に合わせて等分にする。

4. 1から出た水分をペーパータオルで拭き取り、片面に片栗粉を茶漉しでふる。

5. 片栗粉をふった面に3をのせて半月状に折りたたむ。

6. フライパンにごま油を中火で熱し、5をのせて両面焦げ色がつくまで焼いたら、蓋をして弱火で3分焼く。

7. 皿に盛り付け、お好みで酢醤油を添えて完成。

葉も皮もまるごと使える大根のおいしさを、余すところなく楽しんでくださいね。

おトク
ランキング

Crown
全体ランキング

Lead banner article 2039
編集部にリクエスト
「あのお店のおすすめ商品を教えてほしい」「便利なアイテムを教えて欲しい」などのリクエストをお送りください
リクエストを送る