JR指定券の発売開始は1カ月前--争奪戦に勝ちたいなら寂しい駅に行こう

10連休のGWを控え、新幹線や特急列車の指定席券の手配を考えている人も多いのでは? 長期の休暇の場合、数か月前から計画を立てることも多いですが、鉄道の新幹線や特急列車などの指定席は1カ月前の発売。正確には発車日の1カ月前の10時発売。

17361cf158c844d1

航空券は360日前から購入できるというのに……

一方、日本航空は4月から国際線の予約開始日を330日前から360日前に変更します。日本航空の報道資料によると、360日前は世界標準レベルだそうです。そんなに早くから旅の計画を立てられる。確かに、海外のパッケージツアーを検索すると、半年以上も先の日程で募集するツアーが見つかります。

それに引き換え、鉄道の指定席は1カ月前の発売。GWの旅行と一緒に夏休みの旅行も手配しようと思っても、JRのきっぷは買えません。先にホテルを予約しておいて、列車は出発日の1カ月前まで待たなくてはいけません。不便ですが、そういう仕組みです。

JR指定席券を9か月前から予約できる方法が

しかし、JRの指定席券でも一定の条件を満たすと9カ月前から予約できます。一定の条件とは「8人以上が同一行程で乗車する」です。団体割引乗車券の手続きをすれば、9カ月前から14日前まで予約できます。実は11月に紹介した記事「8人以上で団体割引! JRのおトクきっぷは旅行に帰省にレジャーに大活躍」でも少し触れていました。割引される金額については前出の記事をごらんください。

団体割引扱いで9カ月前から指定席を予約できるため、旅行会社は早めに旅館を確保し、列車の指定席を確保してパッケージツアーを組み立てられるわけです。ダイヤ改正などで引退する列車の「サヨナラツアー」などはこの方法で募集されます。もっとも、団体予約が入ると、一般の鉄道ファンが買いづらくなるので、ときどき批判の対象になったりします。

Dc168f04d15e8f31
特にSL列車など普通車指定席は10時打ちで。低料金でキャンセルしても手数料を引いた戻り金額が少なく、キャンセルをしない人がおり、キャンセル待ちがしにくいため

このように、旅行会社が団体扱いで早めに予約しても、意図通りに集客できない場合もあります。宿泊施設の手配の都合などで旅行自体が成立しない場合もあります。そうなると、旅行会社は予約した団体枠をキャンセルします。12月に紹介した記事「年末年始の帰省きっぷ、満席でも指定席が取れるかも! きっぷの裏技解説」でもキャンセル待ちの解説をしました。キャンセルの発生には団体枠の動きという事情もあるわけです。

団体割引扱いというルールを知っていれば、自分たちで8人以上のメンバーを集めなくても、乗りたい列車を組み込んだツアーを探せば良いわけです。旅行会社のサイトを検索して、フリープランで列車と宿の組み合わせ、という旅を探してみましょう。

みどりの窓口は「10時打ち×寂しい駅」

通常の1カ月前の発売で購入する場合に覚えておきたいテクニックは、「10時打ち」と「寂しい駅」です。人気のある列車はすぐに売り切れます。そこで、みどりの窓口に早めに並び、10時直後のタイミングで依頼します。これを鉄道ファンは「10時打ち」と呼びます。

JRの指定席を管理するオンライン端末は、10時少し前の数分間でデータ更新を行います。そのタイミングで、1カ月後の座席が反映されます。つまり、10時ピッタリに手続きすれば、入荷したばかりの指定席を獲得する可能性が高まるというわけです。

ところが、ターミナル駅など大きな駅では、みどりの窓口のカウンターが多くても、並んでいる人のほうが多くなります。そうなると10時打ちの依頼は難しいですね。そこでオススメの方法として、あえて大きな駅を避けて、小さな駅のみどりの窓口を狙います。オンライン端末ですから、実はどの駅からも、ほぼ同じタイミングで処理しています。

なので、10時頃にお客さんが訪れないような寂しい駅のみどりの窓口が狙い目というわけです。10時少し前にカウンターに立ち、「10時ジャストで手続きしてください」とお願いしましょう。大きな駅で並ぶよりも10時打ちに近づきます。

駅や旅行会社で、1カ月より前に予約を受け付ける場合があります。これは人気列車になるほど意味がありません。予約は受け付けるけれども、実際の手続きは1カ月前の10時にならないとできないからです。係員さんが1カ月前の10時ジャストに手続きを開始します。このとき、事前予約の人数が多ければ、そこには「見えない行列」があります。あなたの要望だけを10時に実行することはありません。

確実な方法は、「寂しい駅」の「誰も並ばないみどりの窓口」で「10時打ち」です。人気列車の場合、それでもコンマ何秒かで売り切れてしまう場合があります。この場合は、希望列車よりも早い時間の列車や、前日、前々日の列車について空席情報を調べてもらいましょう。

週末の人気列車はなかなか指定席を取れません。もし、どうしても乗りたい列車があったら、特定の日にこだわらず、希望日前後の列車の空席を調べてもらいましょう。空きのある列車を見つけたら購入します。そして、列車の指定席を確保したら、その日に休暇を取りましょう。自分の都合では指定席を確保できないなら、空いている列車に休日を合わせる。逆転の発想です。

旅行・レジャー
ランキング

Crown
全体ランキング

Lead banner article 2039
編集部にリクエスト
「あのお店のおすすめ商品を教えてほしい」「便利なアイテムを教えて欲しい」などのリクエストをお送りください
リクエストを送る