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洗濯マニア伝授! 白物衣類を真っ白に洗い上げる洗濯術
明るくさわやかな印象にしてくれる白物衣類。何度も着ていると白さが「くすんできた」と感じることはありませんか。 お洗濯マニアの著者が、白シャツなどの白物衣類の白さをキープし、快適に着られる洗濯術を紹介します。
お洗濯マニアのハナです。暑い時期になると、特に清潔感があふれて涼しげに見えるシャツやTシャツなど白物衣類の着用が増えますね。着続けていく中でくすんだり黄ばんだりしてしまい、買った時の白さを保つのは案外難しいもの。白物衣類の白さをキープする洗濯術やコツは以下を押さえてください。
蛍光増白剤を賢く使おう
ワイシャツやTシャツといった白物衣類の「白さ」は、綿など素材の色そのものだと思いがち。しかし多くの白物衣料は「蛍光増白剤」(通称「蛍光剤」)という染料で処理をされているので、白さがさらに増して見えています。
蛍光剤は洗うたびに少しずつ落ちていくので、気がついたら白物衣類が "くすむ" 状態に。 蛍光剤は洗濯を繰り返していくと落ちてしまうことから、白物衣料の白さを保ちたい場合は、蛍光剤入りの洗剤で洗うと白さをキープできますよ。
ただ、この蛍光剤は黄色味を打ち消してしまう効果があるので、きなりなどの衣類に使ってしまうと、ところどころ白っぽく色が抜けたように見えてしまいます。また、黒や茶など色の濃い衣類に使ってしまうと、全体的に色褪せて薄くなったように見えてしまう場合も。白物衣類を洗うには蛍光剤はとても便利なものなので、洗濯用洗剤を使う時は蛍光剤入りかそうでないかを確認してみましょう。
▼衣類の色落ちを防ぎたいときは蛍光増白剤フリーの洗剤がおすすめ
綿、麻、レーヨン、リヨセルなどの素材でできた衣類は、蛍光増白剤が付着することで白っぽく変色してしまう可能性があります。「蛍光増白剤フリー」の洗剤を選ぶメリットなどを、洗濯用洗剤でおなじみの花王株式会社に詳しく聞きました。
白く洗うには漂白剤&蛍光増白剤入り洗剤がおススメ!
白物衣類に効果を発揮する蛍光剤ですが、製品によっては粉末洗剤や液体洗剤にも配合されています。粉末タイプの洗剤は液体の洗剤に比べて洗浄力が強いので、白物を洗うときは粉末洗剤がおススメですよ。
白い衣類をいつまでも白く着たいなら「蛍光剤入りの粉末洗剤」を使う、というのがさまざまな洗濯を実践してきた中で得た知識。白いものを白いままキレイに仕上げる近道でもあります。
より白く洗うには温水で!
ところで洗濯のたびに毎回使う洗濯用洗剤は、何度の水温で洗うと効果を最大限に発揮するかをご存知ですか?
私がこれまで"お洗濯マニア"として洗濯の際に水温も調べたところ、衣類に優しくかつ洗剤の能力が最大限に発揮されるのは40〜60度前後だと分かりました。
実際クリーニング店では60度のお湯を使ってワイシャツを洗うそうです。しかし、家庭で毎回お湯を沸かすなどして洗濯するのは難しいこと。温水が出る洗濯機もありますが、まだまだ高価で簡単には買えません。
残り湯活用!
そこでちょうど良いのが、お風呂の残り湯を活用することです。お風呂の残り湯はだいたい40度前後なので、ギリギリ洗濯用洗剤の能力を引き出せる温度。
白物衣料を洗いたいときは、残り湯がまだ温かいうちに使いましょう。汚れ落ちがよくなりますよ。
ついてしまった襟もとの黒ずみにはウタマロ石けんが効果的!
ドラッグストアなどで100円前後で販売されている「ウタマロ石けん」は、油汚れと相性がよい弱アルカリ性で蛍光剤入りです。頑固な汚れをよく落とし、白を鮮やかに仕上げます。少し面倒ですが襟もとの黒ずみが気になりだしたら、洗濯機に入れる前にぜひウタマロ石けんで予洗いをしてみてください。驚くほど簡単に黒ずみが取れて、真っ白に仕上がりますよ。
裏技! 仕上げに「ベビーパウダー」
ここで、白物衣類にだけ使える裏技をご紹介します。
ワイシャツやTシャツなど白い衣類を洗った後、襟もとや袖口など汚れやすい場所に「ベビーパウダー」をはたいておくと、襟袖が汚れてしまっても皮脂汚れが洗濯で落ちやすくなります。着用前の裏技をぜひ、試してみてくださいね。
白物衣類を白く着続けるには、衣類や洗濯洗剤の特徴を知っておくと効果があります。清潔感のある真っ白な衣類で、暑い夏をさわやかに乗り切りましょう。
▼色移りを落とすときはアルカリ性洗剤がおすすめ
衣類に使われている染料は酸性が多いので、色移りはオキシクリーンのようなアルカリ性の洗剤で洗うと落ちやすくなります。洗濯物の色移りトラブルの対処方法を知りたい方はこちらをチェックしてみてください。