目次
10月からはじめるコツコツ大掃除~洗面所・お風呂編~おすすめアイテム紹介
大掃除は年末にするのが定番ですが、いっきに多くの場所を掃除するのは大変ですよね。「大掃除は12月にするもの!」という思い込みを捨て、10月からコツコツとプチ大掃除をしておけば、年末の負担はかなり減ります。今回はお風呂と洗面所の掃除術や、ナチュラルクリーニングを中心におすすめ掃除アイテムを紹介します。
お風呂
鏡・蛇口(使うもの:クエン酸)
「鏡が白く曇って見えにくい」「水垢がうろこ状に残って、こすってもとれない」そんな頑固な汚れの原因は水道水に含まれるミネラルやカルシウムです。これらはアルカリ性のため、反対の性質を持つ酸性のアイテムで掃除をするのが効果的。そこでおすすめなのが、クエン酸をペースト状にしたクエン酸ペーストです。
クエン酸ペーストの作り方
洗面器またはバケツに、クエン酸とぬるま湯を同量ずつ溶かし、ペースト状にすれば完成。なおクエン酸はドラッグストアなどで購入できます。
使い方も簡単。鏡をきれいにしたいときは、硬めのスポンジにクエン酸ペーストをつけ、鏡をこすります。その上からラップを張り付けてクエン酸ペーストパックをしましょう。30分~1時間たったらこすり洗いをして完了です。蛇口を掃除したいときは、傷つきやすいので柔らかなスポンジを使いましょう。鏡同様、クエン酸ペーストをスポンジにつけて磨けばOKです。
天井(使うもの:塩素系クリーナー、柄の長いワイパー)
天井にポツポツとある黒い汚れ。それ、黒カビです。カビには塩素系クリーナー(市販の商品だと「カビキラー」や「カビハイター」など)が効果的ですが、天井に使う場合はご注意を。目線より高い場所に直接吹きかけると、液剤がたれて自分にかかってしまう危険があります。天井を掃除する際は、長い柄のついたワイパーに塩素系クリーナーを吹きかけて掃除をしましょう。カビが取れたら最後にシャワーで流します。この時も流した水が自分にかからないよう注意してくださいね。
排水口(使うもの:塩素系クリーナー、ゴム手袋、ブラシ)
お風呂の掃除場所の中でも放置してしまいがちなのが排水口。「汚れを見るのが怖くて蓋を開けたくない」なんて方もいらっしゃるかもしれません。汚れをそのまま放置すると、つまりの原因となるため、大掃除までしなくとも排水口はこまめに掃除をしておきたいところです。
普段の掃除では髪の毛などを取った後に軽く磨けばOKですが、しっかり掃除をしたいときは塩素系クリーナーの利用がおすすめ。排水口に泡を直接吹きかけて30分ほど放置し、時間を置いたらブラシでこすって水で流しましょう。なお掃除をする際はしっかりと換気し、ゴム手袋を必ず着用してください。古くなった歯ブラシを使えば、使い捨てできるので楽ですよ。
壁(使うもの:重曹、スポンジ、ブラシ)
お風呂の壁をよく見ると、ピンク色の汚れがありませんか?これはカビではなく、「ロドトルラ」という酵母菌の一種。このピンク汚れは石鹸カスを好みます。そのまま放置してしまうと黒カビが生えやすくなってしまうため、ピンク汚れのうちに退治しておきましょう。
掃除をする際は重曹ペーストを使うのがおすすめ。ドラッグストアなどで販売されている重曹を使って作ります。重曹2の分量に対してぬるま湯1を基本として混ぜ合わせ、あとは重曹の量を調整しながら自分好みの硬さのペーストを作りましょう。
重曹ペーストができたら、スポンジやブラシにたくさんつけてピンク汚れをこすってください。重曹には研磨作用があるので、簡単にピンク汚れを落とすことができますよ。
床(使うもの:マルチクリーナー、クエン酸、ブラシ)
お風呂の床にはいろいろな種類・材質がありますが、基本的にはマルチクリーナーやクエン酸ペーストを使用して掃除すればOK。ブラシにたくさんつけてこすりましょう。
浴槽(使うもの:塩素系クリーナー、クエン酸、重曹、スポンジ)
浴槽の中の黒ずみ、ザラザラ汚れもクエン酸ペーストをスポンジにつけてこすればOK。浴槽外側の下部はかなり汚れが溜まっているので、塩素系クリーナーを吹きかけて掃除をするのもおすすめです。30分ほど時間をおき、さらに上から重曹の粉をかけ、重曹の研磨作用を利用しながらこすります。
※塩素系クリーナーとクエン酸は同時に使用しないようにご注意ください。各アイテムを使用する際は、使用上の注意をよく確かめてからご利用ください。
シャンプーボトル・洗面器・椅子(使うもの:重曹、クエン酸、ブラシ)
シャンプーボトルや洗顔フォームなどの底面にも、ぬるぬるとした汚れがついています。放置しすぎると容器に石けんカスなどがつき白くなってしまうので、汚れが少ないうちに重曹水(重曹の粉小さじ3とぬるま湯300mlをスプレーボトルに入れてよく振れば完成)とブラシを使ってきれいにしておきましょう。
洗面器やお風呂の椅子も同様に、重曹水を吹きかけてブラシで溝をこすると汚れが簡単に落ちてくれますよ。
また、汚れを放置し白くなってしまったら、クエン酸ペーストを使うのがおすすめ。特に椅子の裏は汚れが溜まりやすく放置されがち。強力な汚れはクエン酸ペーストを使って落としましょう。
洗面所編
洗面所の鏡についた歯磨き粉や歯ブラシスタンド、うがい用コップの汚れ。洗面所は家族全員が使う場所なので、すぐに汚れてしまいます。しっかり掃除をして、気持ちいいピカピカの空間を心がけたいですね。
鏡(使うもの:重曹)
歯磨き粉の飛び散りには、重曹水が効果てきめん。やわらかな布に重曹水を吹きかけて、鏡を優しく拭きましょう。その後、ペーパータオルで水気を拭き取ると拭き跡がなくなります。
蛇口(使うもの:クエン酸)
水道の蛇口は水垢がつきがち。お風呂同様、クエン酸を使ってきれいにすることが可能です。とはいえ、お風呂ほど水垢汚れはひどくないケースが多いので、ひどい汚れ用のクエン酸ペーストではなく、軽い汚れが落とせるクエン酸水を使えばOK。水200mlに対してクエン酸を小さじ1混ぜてクエン酸水を作ったら、吹きかけて磨けばあっという間にピカピカになりますよ。
洗面台(使うもの:重曹、マルチクリーナー)
汚れが飛び散った洗面台は重曹ペーストでこすり洗いをするか、マルチクリーナーを使えば簡単にきれいになります。
歯ブラシスタンド(使うもの:重曹)
歯ブラシスタンドについた歯磨き粉などの汚れには、重曹水が便利です。
水回りをきれいにして、家族が気持ちよく使える空間へ。10月から少しずつ始めてみましょう。