一年の感謝をお歳暮で!お歳暮のマナーや相手別のおすすめ品も紹介

師走も押し迫り、「お歳暮」を贈る時期が近づいてきました。そこで、贈る時期や気を付けたいマナー、喜ばれる品物などをマナー講師の川道映里さんに教えてもらいます。

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そもそもお歳暮とは?

日本語漢字辞典を引くと、「歳」には“1月1日から12月31日までの1年間”といった意味があり、「暮」は季節や年の終わりを表します。また日本国語大辞典によると「歳暮」は“年末の贈り物、贈り物をもってする年末の挨拶・お礼”と記されています。

つまりお歳暮とは、1年の締めくくりに日頃お世話になっている方に対して、「今年も大変お世話になりました」という相手への感謝の気持ちを込めて贈る品物のこと。お中元を贈った相手にはお歳暮も贈るのが一般的です。 

お歳暮を贈る時期

お歳暮を贈る時期は、地域や相手との関係性によって様々です。目安として、関東では12月上旬から15日、関西では12月10日から20日頃といわれています。とはいえ11月末から贈り始める人も増え、贈る時期は年々早まっている傾向があります。

贈るのを避けたい時期は12月25日以降。年越し準備で忙しくなる時期でもあり、夫婦どちらかのご実家や海外で年越しする人がいらっしゃるかもしれないからです。ただし生鮮食品を贈る場合は、お正月料理に使えるよう12月下旬に贈っても問題ありません。

その場合は前もって、手紙などで先方に贈ることを伝えておくと安心ですね。きちんと届いたかどうか気になる場合は、伝票番号をもとに配送状況を確認できるサービスもあるので利用すると良いでしょう。

贈り方

本来はお贈りする相手宅に直接訪問して、日頃の感謝の言葉を添えて品物をお渡しします。しかし、相手との関係性や状況などから臨機応変に考えて構いません。例えば遠方で伺うのが難しい場合は、宅配便などで届けてもよいでしょう。

宅配便を利用する場合は、できるだけ感謝の気持ちを伝える書状(添え状)を同封します。書状を同封するのが難しければ、品物とは別に郵送し「別便にて心ばかりの品をお贈りしました。お納めいただけると幸いです」と添えるようにしましょう。

のしはどうする?

のし紙は紅白5本の蝶結びを選び、表書きは「お歳暮」として贈ります。

持参する場合

直接持っていく際は、風呂敷に包んでお持ちするのが正式な方法です。のしが見えるよう、包装紙の外側にかける「外のし」にします。

宅配便で送る場合

品物の配達中に汚れるのを防ぐため、包装紙の内側にかける「内のし」にします。

気を付けたいマナー

上司や取引先に贈るとき

近年、企業ではコンプライス(法令順守)上「贈答禁止」とするところが増えています。まずは、上司や社外の取引先に贈っても問題ないかを確認し、勤務先の規定に従いましょう。お歳暮は必ず贈らなければならないものではありませんし、違う形で感謝を伝えることも可能です。

相手が喪中のとき

お歳暮はお祝い事ではないので、喪中の相手にも贈って構いません。贈る時は、のしや水引は用いず、白無地の奉書紙(ほうしょがみ)に「お歳暮」と書いて贈るとあなたの配慮が伝わります。

またベースの包装紙の色が少し派手な場合は、お店の人に「喪中なのですが……」と相談してみてはいかがでしょうか。もちろん必ずそうしなければならない、ということはありません。考え方は人それぞれです。

四十九日を過ぎていない場合や相手が消沈しているとき

相手側に不幸があり、まだ四十九日を過ぎていない場合は、時期をずらして「寒中御見舞」として贈るのが無難でしょう。ただし、このときお祝い事である「お年賀」として贈らないよう注意します。そして、慰めの言葉も添えるのを忘れずに。 

贈る時期を逸したとき

うっかりしていて贈るのを忘れてしまった、ということもあります。年内に届かない場合は、年が明けた後の松の内(関東では1月7日、関西では1月15日まで)に「お年賀」として贈ったり、1月8日以降に「寒中御見舞」として贈ったりする方法があります。

おすすめの品物は?

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大切なことは「贈られた相手が喜ぶものを贈る」ということです。相手の年齢や家族構成なども考慮したうえで、普段の会話から相手の好みや生活スタイルに合わせた品物選びを心がけると良いでしょう。それでは、相手別におすすめの品物をみていきましょう。

友人や知人

どこでも手に入るものではなく、特別感を出すといいですね。例えば、テレビや雑誌などで話題になったお店の品物や「感謝」などのメッセージが入ったお菓子など。さらに、相手の好みや家族構成、年齢に合わせて選ぶこともポイントです。

小さな子どもがいる家庭には、アレルギーに配慮し「原材料に小麦粉と卵が入っています」などと一声かけておくと安心です。また毎日使う「タオル」もおすすめ。最近は、安心感のある肌ざわりで心地良いコットンやガーゼのタオルも人気があります。さらに相手の名前を刺繍してもらえるサービスを利用すると、相手も感激するでしょう。

取引先や会社関係

取引先や会社関係へお歳暮を贈るときは、まずご自身・相手先の会社が「贈答禁止」でないかどうか確認するのを忘れずに。その上で贈るのであれば、お菓子などの消えものがおすすめです。会社で仲間と食べることも想定し、手を汚さずに食べることができる個包装されたものにしましょう。

例えば日持ちするクッキーやマドレーヌなどの焼菓子の詰め合わせ。その他、ジュースもお昼休みに飲むことができますね。野菜ジュースやフルーツジュースであれば、健康志向のビジネスマン・ビジネスウーマンに喜ばれるでしょう。

仲人

仲人の方へのお歳暮は、何年ほど贈るのが良いか悩まれる人も多いかと思います。日ごろからお付き合いがなければ、基本的に結婚後3年くらいをめどに贈ってください。季節の産地直送品や自分で選べる「カタログ」がおすすめです。また、普段行かないような高級レストランの「お食事券」なども喜ばれます。

両親や親戚

コーヒーが好きな両親には高級なコーヒーを贈るなど、相手の好みに合わせるのが一番です。その他、カニが入っている「お鍋セット」で、季節を感じながら体と心をポカポカにするのもいいのではないでしょうか。またお正月料理にも手軽に利用できるハムなどを贈ると、料理の負担を減らすことができるでしょう。

お歳暮は堅苦しいしきたりがなく、必ず贈らなければならないものではありません。相手が喜ぶ顔を想像し、ぜひ楽しみながら品物を選んでみてくださいね。

監修:西出ひろ子

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