コートやジャケットのきれいを長持ち!自宅でできる10分お手入れ方法

寒さから守ってくれるコートやジャケットは冬の必需品。シーズン中、頻繁に洗うことはできませんが、きれいをキープするために、自宅でできるお手入れはしておきたいですね。今回はたった10分できれいが続く、冬のアウターのお手入れ方法を紹介します。お手入れを覚えるとクリーニングに出す頻度も減らせて、節約になるかもしれません!

目次

レザー(革)

昔のレザーコートは革のなめし技術が未熟だったので、毎日着用後に保湿クリームを塗るなどのお手入れが必要でした。しかし、最近のレザーは技術が向上したため毎日のお手入れは必要ありません。

お手入れの際は、水に濡らして硬く絞ったタオルで表面全体を軽く拭きます。陰干しでよく乾かし、しっかり乾いたらレザー用の栄養クリームを塗りましょう。

栄養クリームを塗るときは、布(ストッキングなどがおすすめ)に少量をとり、薄く伸ばします。黒ずみや汚れが気になる場合は、栄養クリームの前に消しゴムなどで汚れをこすると黒ずみが目立たなくなりますよ。

初めて着る際やお手入れが終わった後は、汚れ防止のためにフッ素系の防水スプレー(シリコン系の防水スプレーは革には使えないので注意)をしておくのもおすすめです。なお、お手入れは1シーズンに1〜3回で充分です。

ウール

ウールコートのお手入れで重要なのはブラッシング。正しいブラッシングをすれば、それだけでずいぶん綺麗になります。

まずは繊維に逆らい、埃をかきだすようなイメージで手早くブラッシングをします。その後、繊維に沿って上から下へブラッシング。そのときは、軽く優しくブラシをかけてください。

ブラシの毛はナイロンなどの化学繊維だと静電気の原因になってしまうため、獣毛100%のものを選びましょう(静電気除去機能のあるブラシでもOKです)。このお手入れにより、ブラッシングのたびにコートに艶が出てきれいになります。

また、毎日同じコートを着るのではなく、1日おきなど他のコートとローテーションさせるとさらに長持ちします。着終わったコートは風通しの良いところにつるし、湿気を追い払うことも忘れずに。

ツイード

ツイードはウールを織り重ねたものなので、お手入れは基本ウールと同じです。ただ、ツイードは生地が立体的になっているので、日々のお手入れを怠ると汚れが繊維の奥に入ってしまい、取れにくくなります。

ブラッシングをするときは、全体を軽く叩いてホコリを浮き上がらせてからすると、手早くゴミやホコリを落とすことができます。ブラッシング方法はウールのコートと同じです。

ツイードは毛玉ができやすい素材。もし毛玉ができてしまった時はハサミや毛玉取り器で切り取っておきましょう。引っ張って取り除くと、引っ張ったところが毛羽立ちになり、新たな毛玉ができやすくなるので要注意です。

ポリエステル

ポリエステルは繊維の中でも耐久性のある繊維で、速乾性にも優れています。「汚れたな」と思ったら、中性洗剤を薄めた液にタオルを浸して固く絞り、コートの表面を拭きあげるだけできれいが続きます。

ただしポリエステルはニオイがつきやすい素材で、ついてしまうと取れにくいのが難点。他の素材に比べて、こまめにクリーニングしておきましょう。家で洗濯できるものも多いので、まずは洗濯表示マークをチェックしてみてください。

また静電気がおきやすいのもポリエステルの特徴。静電気防止のスプレーをしておくと、パチッとする嫌な静電気を防げます。

コーデュロイ

コーデュロイの素材はウールかコットンがほとんどで、タオルなどと同じく、パイル状の輪になった繊維を切りそろえて作られます。布地の品質は目が詰まっているほど高い証です。

毛が密集しているほど暖かく手触りが良いのですが、毛同士が擦れると繊維がねてしまい白っぽく見えたり、摩擦で繊維が切れるとハゲたようになったりするので要注意です。

保管をするときは洋服カバーをつけると、他の洋服と擦れずにきれいをキープできますよ。

もし毛がねてしまい本来の手触りが失われた時は、スチームアイロンを布から1cmほど浮かせてあて、蒸気をかけてみてください。そのあと洋服ブラシでブラッシングすると、毛並みが整って艶が出ます。

なかなかクリーニングできないコートやジャケットもひと手間のお手入れで良い状態が長く続きます。10分もあればお手入れは完了するので、ぜひ試してみてください。

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