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熱中症の危険も?あらためてマスク使用について医師に聞いてみた
新型コロナウイルスの影響で、最近では外出する時はマスクを着用するのが日常になってきました。しかし、暑い日には熱中症などの危険も。また、誤ったマスクの着用方法によってせっかくの対策が裏目に出てしまうことも。こんな時だからこそ、改めてマスクの使い方について感染症専門医に聞いてみました。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が取られるなど、感染状況に応じて私たちの生活も変化しています。
これからは、「withコロナ」「アフターコロナ」といわれるように、新型コロナウィルスの拡大防止や予防を意識した暮らし方がしばらく続くと予想されています。外出時のマスク着用もその1つといえますね。
もはや生活必需品となったマスクですが、とりあえず着けているという方も多いのでは?また日本の夏は高温多湿。マスク着用による熱中症のリスクも気になるところです。あらためてマスクについて、感染症専門医であるグローバルヘルスケアクリニック院長 水野泰孝先生に伺いました。
そもそもマスクはなんのために着用するの?
※咳エチケットとは?
感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。特に電車や職場、学校など人が集まるところで実践することが重要です。(厚生労働省ホームページより)
マスクが欠かせない状況は?
密じゃない場所では外したほうがいい?
マスクの外し方・保管方法は?
過剰に心配せず、基本の衛生管理を大切に
水野先生は、さまざまな情報に一喜一憂して過剰に心配をするよりも、咳エチケットと手洗いの徹底が大切だともおっしゃっていました。
新型コロナウィルス感染予防も大切ですが、熱中症対策も大事なこと。マスクの役割を正しく認識し、臨機応変に対応していくよう心がけたいものです。
教えていただいた人
水野泰孝(みずのやすたか)先生
グローバルヘルスケアクリニック院長
医学博士。東京慈恵会医科大学大学院医学研究科修了、タイ王国マヒドン大学熱帯医学部留学、国立国際医療研究センター、在ベトナム日本大使館医務官、東京医科大学准教授、同大学病院感染制御部長などを歴任し、2019年より現職。日本感染症学会指導医・専門医、日本小児科学会指導医・専門医、米国熱帯医学会認定医(CTropMed®)。最近では新型コロナウイルス関連でテレビ・ラジオ出演、新聞・雑誌掲載記事多数。