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SNSで話題!刺身が劇的においしくなる「塩マグロ」のベストな作り方を検証してみた
サクの状態で販売されているマグロのお刺身、買って薄切りにしたらそのまま食べていませんか?実は最近SNSなどで話題になっているお刺身の食べ方が「塩マグロ」。なんてことないお刺身がもちもち食感の絶品になるのだとか。実際どうなんでしょう?試してみました!

塩マグロとは?
最近twitterを中心としたSNSで話題となっているマグロの調理法です。スーパーで売られている冷凍マグロのお刺身に塩をまぶすことで「安い冷凍マグロと思えないほどおいしい」「人生変わるレベル」と言われるほど美味しくなるのだとか。
作り方は以下の通り。
材料(2人分)
- 刺身用マグロサク 1切れ
- 塩 適量
- わさび 適量
作り方
1. マグロのサク全体に塩をまぶす。

2. そのまま常温で15分放置。浸透圧でお刺身から水分が抜けてくるので、皿を斜めにしておく。

魚の水分が抜け出ているのがわかる
3. 水で表面の塩を洗い流す。

4. キッチンペーパーなどでつつみ、表面の水気を取る。

4. 切り分けて完成

気になる味は?普通のマグロの刺身と比較してみた

1つのサクを2つに切り分け、食感や味を比べてみました。画像左が何もしていないマグロのお刺身で、右が塩マグロです。
写真だと少し分かりづらいですが、塩なしのマグロは水分がお皿に出てしまっており、食感もすこしベチャっとしています。
一方、塩マグロは水分が出ておらず、身がきゅっと引き締まっています。食感はねっとりとして、お店で出てくるような熟成されたマグロのよう。味についても独特の鉄臭さがほとんどなくなっており、塩味がついているので、わさびだけでとても美味しくいただけました。
もっと美味しくなるのでは?切った時の厚みや塩漬け時間を比較!
塩漬けする時間は何分がベスト?

塩漬けする時間を変えるとどうでしょう?10分と15分で比較してみました。
どちらも塩なしに比べると非常に美味しかったのですが、15分おいた方が水分が抜け、味もしっかり付いています。
15分だと生ハムのような食感で、10分だとより生の刺身に近いので、お好みで漬け時間を調整するのも楽しそうですね!
どのくらいの厚みで切るのがおすすめ?

では、厚さによって味わいは変わるのか?ということで、15分漬けた塩マグロを、2cm程度に切ったものと5cm程度に切ったもので比べてみました。
5cm程度に切ったものだと、塩マグロのしっかりとした食感と味を堪能できましたが、薄く切ったものも生ハムのようでこちらも美味しいです。
SNS上では「分厚く切るのがおすすめ」という意見が多く見られましたが、お好みの厚さを探してみるのがよさそうです。
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他の刺身サクでも作れる?
マグロ以外のお刺身でも美味しくなるのでしょうか?サーモンで試してみました。

左が何もしていないサーモン、右が塩サーモンです。塩サーモンは水分が抜けて色味が濃くなっているのがわかります。

切り分けた「塩サーモン」。水分が抜けることでムチムチっとした食感になり、塩味が効いていてスモークサーモンのような味わいでした。
おうち時間をぜいたくに
スーパーで買える安いお刺身をたった15分でおいしくしてしまう塩マグロ。マグロ以外のお魚でも、買い物中にサクを見かけたときなどにぜひ試してみてくださいね。
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