かぼちゃにカビが生えたときの対処方法は?日持ちさせる保存方法も解説

栄養価が高く、さまざまな料理に用いられるかぼちゃですが、使いきれないうちにカビが生えてしまったという人も多いのではないでしょうか。この記事では、かぼちゃにカビが生えてしまった場合の対処方法と、日持ちさせる保存方法について解説します。

目次

かぼちゃにカビが生えたときの対処方法は?取り除けば食べても大丈夫?

かぼちゃに白や緑色のカビが生えた場合、食材内に菌が繁殖していたり、刺激臭がしたりするので、基本的に食べないようにしましょう。黒いカビに関しては、腐りかけのサインです。カットして食べられそうな部分があったとしも、ブヨブヨとしていて本体の食感が失われている可能性もあるので、なるべく食べるのを避けたほうが良いでしょう。

【種類別】かぼちゃに生えるカビは3種類!それぞれの特徴は?

カビは水分や糖分をエサにして、20〜30℃の環境で繁殖します。特に湿度が高いとはカビが生えやすくなるので、梅雨から夏場の時季は注意しましょう。ただし、白カビのように見えても実際は結晶化したでんぷんの場合もあり、正しく見分ける必要があります。

白いカビ

白いカビは発がん性があるケースもあるので、生えた際にはすぐに捨ててください。白カビはチーズ、日本酒、しょうゆなど発酵食品に利用されていますが、かぼちゃに生えた白いカビは有害なので注意が必要です。

ただし、かぼちゃを切った断面に白い膜のようなものが張られている場合は、カビではなくデンプンなので食べられます。白カビは綿菓子の糸のようになっているので、状態をよく確認してください。たとえばこの写真の場合、種の部分に生えているふわふわとしたものは白カビで、断面の白くなっている部分はでんぷんです。

▼カビとは限らない!その正体は“でんぷん”
切った際に現れる“白いもの”は、かぼちゃに含まれる“でんぷん”の場合があります。切り口に現れる場合と、皮の下に現れる場合に分けて解説します。

かぼちゃの切り口や皮の下に現れる「白いもの」の正体は?食べても大丈夫?

「冷蔵庫に保管していたカットかぼちゃを使おうと思ったら、切り口が白くなっていた」「かぼちゃを切ってみたら、皮の下に白いかたまりができていた」、こんな経験のある方はいませんか?カビと勘違いされることが多いのですが、ちゃんと食べられるので安心してくださいね。この記事ではかぼちゃにできる“白いもの”の正体と、カビとの見分け方を紹介します。

黒いカビ

黒いカビは湿度が高い所を特に好みます。お風呂場などで発生するカビも黒いカビで、一度生えたらなかなか取れないしつこさがあります。黒いカビは白いカビに比べると有毒性は低く、カットして取り除いたり、加熱する事により殺菌する事が可能です。しかし、加熱しても完全には無毒になるわけではなく、当然鮮度は落ちているので食べるのはおすすめしません。

緑色のカビ

白いカビが繁殖し放置したままでいると緑色のカビになります。かぼちゃの皮も緑色をしているので、皮の色とカビとを間違えてしまわないよう注意しましょう。皮の下に緑カビが生えると判別しにくいので、怪しいなと感じたら実を切って判断してください。緑カビが繁殖している場合、実の部分までカビが広がっていることが多いです。

カビが生えたかぼちゃを食べてしまった際の対処方法

カビを食べて食中毒などの症状がでるのは、食後1〜2時間ほど経ったときです。少量だと症状が出ない場合もありますが、吐き気や下痢の症状が起きたら危険なサインです。このような症状が続いたり、異常を感じたりした場合は病院に行きましょう。

その際、重要なのは下痢止めを飲まないようにすること。下痢症状は毒素を体から排出しようという体の働きなので、薬で止めてしまうのは良くありません。

カビ以外でも気を付けたほうがいいかぼちゃの状態とは?

見た目にカビは見えずとも、かぼちゃからカビっぽい嫌な臭いがする場合があります。これは、乾燥や気温上昇によってデンプンが結晶化するという、かぼちゃ自体の生理現象によって発生します。カビではないため毒性はありませんが、加熱してもカビ臭さや苦味が残るので、食べるのにはおすすめしません。カット時に臭いが気になった場合は、食べるのを控えましょう。

かぼちゃを日持ちさせる保存方法

カビには気をつけながら、正しい方法で保存してかぼちゃを食べきりたいですよね。最後に、かぼちゃの保存方法について解説します。

まるごと保存する場合

かぼちゃを丸ごと1個買った場合、土が付着していたら洗って綺麗に落として、水気は拭き取ってください。夏場は常温より冷蔵保存が良いので新聞紙で全体を包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。約1ヶ月ほどは保存可能です。冷蔵庫に入らない時や冬場は、風通しが良く涼しい場所に保管しておきます。カビの発生を防ぐため、高温多湿の場所に置くのは避けてください。

▼かぼちゃを“冷凍保存”する方法
一度で使い切れなかったかぼちゃは、冷凍保存しておくのが正解。生のまま冷凍する場合と、加熱してから冷凍する場合のコツを解説します。

【管理栄養士解説】かぼちゃの冷凍保存は種とワタを取ってから!おいしさをキープするポイントを解説

料理の時に余ってしまった食材は、冷凍しておくと長く保存ができて便利ですよね。冷凍には向く食材と向かない食材がありますが、かぼちゃは冷凍してもOKなのでしょうか?かぼちゃをおいしく味わうための冷凍・解凍のポイントを解説します。

カットしたかぼちゃを保存する場合

カットしたかぼちゃは、丸ごと保存する場合よりも傷みやすいことを理解しておきましょう。保存するときは、特にカビの生えやすい種とワタの部分を最初に取り除きます。その後、かぼちゃの断面から水分が抜け出てしまわないよう、ラップできっちり全体を包んでください。その後、保存用袋に入れて密閉し、冷蔵庫の野菜室に保存します。保存期間は3~4日です。

冷凍保存する場合は、600Wの電子レンジで2~3分加熱してから水気と粗熱をとり、フリーザーバッグに入れて保存しましょう。1か月ほど保存が可能です。

▼かぼちゃを切るのが怖い…を克服!正しい切り方
丸ごとかぼちゃの簡単な切り方と、料理別の切り方をご紹介します。なるべく安全に切れる方法を紹介していますが、それでもかぼちゃは他の野菜と比べると硬いので、十分に注意してください。

かぼちゃの切り方と料理別の正しいカット方法【簡単&安全】

この記事では、できるだけ簡単・安全にかぼちゃ丸ごと1個をカットする方法をはじめ、切りやすくするために電子レンジで加熱するのはありかなしか、料理別(煮物、天ぷら、コロッケ・スープ・サラダ)に正しいかぼちゃの切り方を解説します。

調理後のかぼちゃを保存する場合

調理したかぼちゃは料理によって保存方法が異なります。煮物の場合は煮汁を切るか、水気を飛ばしてから密閉できる保存容器に入れて保存しましょう。冷蔵の場合は当日~翌日を目安に食べ切り、冷凍なら冷凍用保存袋に入れて保存すれば2週間程度は日持ちします。

スープの場合は容器に入れて粗熱をとってから保存してください。冷蔵なら、1~2日で食べ切りましょう。冷凍する場合は冷凍用保存袋に入れて空気をしっかり抜いてから保存すると、2週間程度持ちます。

かぼちゃには3種類のカビが生えることを紹介しましたが、適切に保存してカビを生やすことなく食べきりたいですよね。紹介した保存方法も参考にしながら、ぜひご家庭でかぼちゃ料理を楽しんでくださいね。

▼かぼちゃはレンジ調理で時短!
レンジ加熱で失敗する原因や成功させるポイントを知り、手軽においしくかぼちゃを調理しましょう!

かぼちゃをレンジ調理する方法!よりおいしく食べる裏ワザや”良いかぼちゃ”の選び方まで解説します

ホクホクと甘いかぼちゃ。レンジで下ごしらえや調理ができると便利ですよね。 でも、加熱の仕方を間違えるとパサパサになって台無し……なんてことも。 レンジ加熱で失敗する原因や成功させるポイントを知り、おいしくかぼちゃを調理しましょう! 今回の記事では、「かぼちゃを電子レンジで調理する方法」を管理栄養士が解説します。

▼かぼちゃを甘く茹でるコツ
かぼちゃはゆっくりと加熱することで甘みが引き立ちます。基本の茹で方をマスターして甘くほくほくとしたかぼちゃを味わいましょう。

かぼちゃの基本の茹で方|甘く&ほくほくに仕上げるコツをわかりやすく解説

かぼちゃ本来の甘みと、ほくほくとした食感を引き出す基本の茹で方を解説します。ヘルシーな茹でかぼちゃをさらに美味しくする簡単アレンジレシピも紹介しているので、ぜひ試してみてくださいね。

▼かぼちゃはダイエットにもおすすめ?
カロリーが気になる方はかぼちゃを避けたほうが良いのでは…と考える方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。工夫次第でかぼちゃは低カロリーで楽しむことができます。

かぼちゃのカロリーや糖質量はどのくらい?ヘルシーに楽しめる料理も紹介

かぼちゃは幅広い料理だけでなく、スイーツの材料としても広く活用される野菜です。ついおいしくて食べ過ぎてしまう……といった方が気になるのは、カロリーや糖質ですよね。この記事ではかぼちゃのカロリーや糖質量に加え、かぼちゃを低カロリー・低糖質で楽しむ料理をご紹介します。

食の衛生
ランキング

おすすめ記事

全体ランキング