新発売の洗剤「アタック3X」の実力は?同シリーズで検証したら意外な結果に……!

洗濯用洗剤として不動の地位を確立している花王の「アタック」シリーズに、新商品となる「アタック3X」が登場。他のアタックシリーズと比べてどんな特徴があるのでしょう?長所・短所を他のアタックシリーズと比較検証しました!

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目次

新発売の「アタック3X」その特徴は?

2020年9月に人気のアタックシリーズから「アタック3X」という衣類用洗剤が発売されました。

液体洗剤使用者の多くが洗剤と漂白剤を併用するなど「洗浄機能と抗菌機能の洗剤を使い分けている」という洗剤市場の声を受けて開発されたのが、「アタック3X」なのだとか。

新開発の3X(スリーエックス)洗浄処方により、抗菌・消臭・洗浄をこれ1本で解決するというコンセプトの洗剤なのです。

パッケージを見ると「抗菌」という文字が目立つようにデザインされているので、特に抗菌に自信を持っている洗剤なのでしょう。今まで洗浄力と抗菌力で洗剤の使い分けをしていた方が、これ1本にできるなら便利ですよね。

では、本当に洗剤をアタック3Xだけにしても大丈夫なのでしょうか?

もうこれ一本でOK?洗剤選びで意識したいポイントは

抗菌・消臭・洗浄を兼ね備えているなら、メーカーのコンセプトどおりに衣類用洗剤を「アタック3X」の1本だけにしてOKなのか?
ーー実はそういうわけにもいかないんです。

結論からいうと衣類用洗剤を1本だけにしたい方には「アタック3X」は不向きな洗剤です。

では、なぜ不向きなのか?

あなたが衣類用洗剤を選ぶ際に重視するのはどんなことでしょう?

・コストパフォーマンス
・コンパクトさ
・すすぎ回数
・洗浄力
・消臭力
・抗菌(部屋干し)

これらももちろん重要ですが、洗剤を選ときに見ておきたいのが「液性」です。
基本的に衣類用の洗剤は弱アルカリ性と中性に分かれています。

衣類の主な汚れである皮脂や食べこぼしなどの酸性の汚れには、中性の洗剤よりも「アタック3X」のような弱アルカリ性の洗剤のほうが汚れの落ちがいいといえます。

しかし、弱アルカリ性の洗剤には、洗うのに不向きな素材というものがあります。

動物性繊維と色柄物は要注意

ウールやシルクなど動物性の繊維はアルカリ性にとても弱いので、使えません。

また、液性の他に汚れ落ちを重視する洗剤に入っていることが多い「蛍光剤」にも注目!

蛍光剤は、白に見える塗料を衣類に添付することで、衣類をより白く見せるというもの。

これを白色の衣類以外に使うと、色あせて見えてたり、マダラに色が抜けて見える場合があります。

「アタック3X」は蛍光剤が使われているので、ウールなど動物性の繊維には使えず、白物以外にも向きません。

【アタック3Xで洗わないほうがいいもの】

・動物性繊維を使った衣類
・色柄物

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逆に、アタックZEROは多くの衣類に使える中性で、蛍光剤も入っていません。
アタックシリーズの中で、幅広い繊維に使用できる洗剤は現時点でアタックZEROだけということになります。

洗剤の液性による特徴を表にまとめてみました。洗剤を選ぶ時の参考にしてみてください。

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他社製品も含めて概ね上記の特徴があります

アタックシリーズの中性洗剤は今のところ「アタックZERO」のみ。アタックZEROは濃縮タイプの液体洗剤(コンパクト洗剤)ですが、非濃縮の液体洗剤との違いは水分量です。濃縮洗剤は少ない水量でも洗剤が溶けやすいので、すすぎ時の泡切れもよくすすぎ1回でOKです。

ただ、弱アルカリの液体洗剤でも、最近はすすぎ1回のものも出てきているので、裏面の表示を確かめてお使いくださいね。

他の洗剤と比較してみた!

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では、実際に洗ってアタックシリーズの洗浄力を比べてみます。

実験方法は以下の通りです。

液温約18℃の水300mlに規定量の洗剤を入れ、9種類の汚れをつけた布を洗います。

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【汚れの種類】
口紅、卵、醤油、ボールペン、果汁(ブルーベーリー)、ウスターソース、ミートソース、カレー、ごま油

これらの汚れ落ちを5段階評価します。45P(ポイント)満点でポイントが高いほどが汚れ落ちがよいということです。

【洗い方】

  1. 洗剤液に10分浸け込む
  2. 5分振り洗い
  3. すすぎ2回

臭いに関しては「ニオイ見える化チェッカー」を使って数値で見える化していきます。

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ニオイ見える化チェッカー

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参考までに、筆者の夫の加齢臭を実験のために培養しておりまして、洗ってない布の数値は34。「少しニオイが気になります」とのことです。

※実際には鼻を近づけられないほど臭います。

洗った後の布をニオイチェッカーにかけて消臭できているかをチェックします。
では検証結果です。

アタック3X

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検証結果

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汚れ落ちは45P中28P
ニオイの数値は5

アタックZERO レギュラー

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検証結果

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汚れ落ちは45P中28P
ニオイの数値は6

アタック抗菌EXスーパークリアジェル

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検証結果

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汚れ落ちは45P中28P
ニオイの数値は6

検証結果まとめ

臭いと汚れ落ちは正直どれも十分な実力で大きな差はないといえそうです。

気になるのが同じ液性の「アタック3X」と「アタック抗菌EX」なのですが・・・実は、成分は同じなのです。
含まれる成分の量は多少違うと思いますが、際立っての違いは香りくらい。

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成分表の並びは上から含まれる成分の多い順に記載される決まりなのですが、この2つの洗剤は成分の並びも一緒なので、それほど違いはないと思われます。

洗ってみると違いができるかな?と思いましたが、洗い上がりもほとんど違いません。「アタック3X」と「アタック抗菌EX」はほぼ同じ成分だといっていいでしょう。

結論:どれも優秀!ただし筆者のおすすめは「アタックZERO」

正直、どちらを使っても仕上がりに大きな違いはないので、今までクリアジェルを使っていた方も、新しい3Xにチャレンジしてみるのもいいのではないかと思います。

ただ、よほどこだわりがある方以外、アタックシリーズであれば「アタックZERO」が筆者のおすすめ!

本来中性洗剤というのは弱アルカリ性の洗剤に洗浄力では劣るものですが、アタックZEROに関しては中性でありながら弱アルカリ性の粉末洗剤に迫るほどの洗浄力を誇ります。

現在店頭の棚に並んでいるアタックZEROは、発売当初から1度リニューアルしていて、抗菌力が上がっています。

発売当初に使って、部屋干し臭が気になったという方も、新しくなったアタックZERO抗菌プラスを試してみるといいですよ。

ただ、3Xも洗浄力はかなり高く、消臭効果も優秀です。
衣類を洗った後に1時間ほど洗濯槽の中で放置してから部屋干しましたが、部屋干し臭は気になりませんでした。

今まで「アタック抗菌EXスーパー」や「高浸透バイオジェル(3Xの発売にともない廃盤)」のような非濃縮タイプの洗剤を使っていた方は、急にアタックZEROのような濃縮タイプのコンパクト洗剤を使うと、洗剤量に慣れずに使いすぎてしまう恐れがあります。

非濃縮タイプの洗剤になれている方にとってはアタック3Xも優秀な洗剤です。
この機会に試してみてはいかがでしょうか?

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