りんごの変色防止に「塩水」はもう古い!?●●できれいなりんごをキープ

りんごを切ったあと、変色を防ぐための方法として一般的なのは「塩水につける」というもの。でも実は「はちみつ」につける方が、塩水より効果的といわれているのをご存じでしょうか?今回ははちみつとほかの方法を比較して、どの程度変色を防げるのか検証してみました!

目次

そもそもりんごの変色はなぜ起こる?

りんごは切ってしばらくそのままにすると、茶色く変色してしまいますよね。これは、りんごに含まれるポリフェノールが空気に触れて酸化してしまうことが原因です。

りんごが変色することで栄養や味が著しく落ちることはありませんが、できればきれいな状態で食べたいもの。

きれいな見た目をキープするために、塩水などに浸けることで酸化を防ぎ、りんごの変色を防ぎます。

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りんごの変色を防ぐには「はちみつ」が最も効果的!?

実はりんごの変色を防ぐ方法には、塩水に浸けるほかにも砂糖水やレモン汁を溶かした水、はちみつを溶かした水に浸けるなどのものも。

いずれもポリフェノールの酸化を防ぐのに効果的ですが、中でもはちみつ水にはほかの方法よりも高い効果があると注目されています。

りんごの変色対策4種類を比較してみた!

では、はちみつ水に浸ける方法は、ほかとどの程度効果に違いがあるのでしょうか?

塩、砂糖、レモン汁、はちみつの4つの場合を比較してみます。

方法

水100mlに対し、塩(ひとつまみ)、砂糖(大さじ1/2)、レモン汁(小さじ1)、はちみつ(大さじ1)をそれぞれ入れたものを用意します。

切ったりんごを3分ずつ浸して取り出し、2時間後に観察しました。

結果

2時間経った後のりんごを観察してみます。

何にも浸けていなかったりんごは、このように全体的に茶色く変色してしまっています。では塩、砂糖、レモン汁、はちみつの場合を見ていきましょう。

塩水

まずは塩水です。塩水はやはり効果があり、全体的に元の色に近くきれいです。ただ表面はうっすらと茶色っぽくなっていました。

砂糖水

次は砂糖水。砂糖水もおおむねきれいな状態をキープできました。塩水に比べるとやや茶色っぽい感じは目立ちますが、気にならない程度です。

レモン水

3つ目はレモン水です。見てわかるように、全体的に茶色くなってしまっています。レモン汁はあまり効果が得られないのでしょうか……。何も浸けていなかったりんごと同じくらい茶色くなってしまいました。

はちみつ水

最後ははちみつ水です。ほとんど変色しておらず、白さをキープできています!塩水よりもきれいな状態を保つことができました。

何にも浸けずに同じく2時間放置したりんごと比べてみると、白さが際立っているのがわかりますね。

またはちみつは変色を防ぐだけではなく、ほんのりと甘みを足してくれるのもいいところ。
塩水だとりんごがしょっぱくなってしまって嫌だ、という方にもおすすめできます。

りんごは「はちみつ水」に浸けて、おいしくきれいをキープ!

りんごの変色防止方法はいろいろありますが、家庭にはちみつがあれば、ぜひ利用してみてください。はちみつできれいをキープしながら、おいしくりんごをいただきましょう。

※【ご注意】
はちみつは乳児ボツリヌス症の恐れがあり、1歳未満のお子さんに与えてはいけません。1歳未満のお子さんにりんごを与える場合は、はちみつを使わないようご注意ください。

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