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SNSで話題沸騰!「あの洗剤」の実力を徹底的に検証したら驚愕の結果に!
韓国発!世界中で3,500万本以上も売れている万能洗剤「あの洗剤」をご存知でしょうか?インパクトのある名前ですが、その実力は名前のインパクト以上に話題になっているようです。今回はまだ使ったことのない方に向けて「あの洗剤」の使用レビューをお届けします。
「あの洗剤」が名前!一体どんな洗剤なの?
インスタグラムなどのSNSで「あの洗剤の洗浄力がすごい!」と話題になっているのをご存知でしょうか?
あの洗剤、なんてもったいぶって「その洗剤タイトルは?」って思うかもしれませんが、思わせぶりな「あの洗剤」というのが洗剤名なのです。
ネタのようなネーミングですが、インスタグラムで「#あの洗剤」と検索をかけると1,200件以上もの書き込みがヒットするほどの人気商品なのです。
実は世界で人気の万能洗剤
「あの洗剤」は、世界で約3,500万本の販売実績がある、韓国発祥の万能洗剤。
本場韓国では「韓国消費者 信頼の代表ブランド大賞」を6年連続受賞するなど、消費者からの信用度が高い洗剤です。
人気の理由は洗浄力の高さもさることながら、洗濯だけでなくキッチンやバスルームなど、洗剤1つであらゆるシーンに使えるという便利さ。

早速購入してみました
パッケージの目立つ場所に「無添加」と大きく印字されていので、きっと安全な洗剤なんだろうという印象を持ちますが、実際にどうなのか成分から見ていきましょう。
どんな成分が入っている?
「あの洗剤」に含まれている成分
界面活性剤8%(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ラウリル硫酸ナトリウム)、炭酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、アルカリ剤、ph調整剤、香料、酸素
無添加と聞くと化学物質が使われておらず、自然のものしか使っていない安全な洗剤、というイメージを持ってしまうかもしれませんが、化学物質はしっかり入ってます。
特にラウリル硫酸ナトリウムは油汚れをよく落としますが、それゆえに賛否も分かれる物質です。肌に必要な皮脂を落としてしまい乾燥肌だったり弱い方が使うと痒みや肌荒れの原因になる可能性があるとして、現在ではあまり使われなくなりました。
ただ、絶対に使ってはダメだというものではありません。粒子が細かいため、繊維の内部までしっかり浸透して洗浄力に関しては非常に優秀です。
しっかり洗い流して繊維に洗剤残りがなければ問題ありません。
「あの洗剤」の説明に手袋不要と書かれている場合がありますが、肌の弱い方は手袋はしたほうがいいでしょう。

無添加と記載はありますが、だからといって安全な材料ばかりを使ってるわけではありません。掃除には便利ですが、食器など口から入る可能性のあるものに使うのは、個人的には抵抗があります。
肌に直接触れる衣類の洗濯に使う際も、すすぎはしっかり2回行いましょう。
では、何が無添加なのかというと「蛍光剤」「着色料」「リン酸塩」の3つが入っていないことを指しています。
ただ、これはそれほど珍しくはないのです。
粉末洗剤で「着色料」が使われているのは酵素に赤や青の色がついているくらいで、健康を害するほど使われることはまずありません。
「リン酸塩」も入っている洗剤のほうが珍しいといえるでしょう。
「蛍光剤」は衣類に白い塗料をのせて、白さを強調するために使われます。衣類に成分を残すことが前提の成分なので、肌の弱い方には不向きです。
ただ、中性の洗剤には入っていない成分ですし、最近は安価な弱アルカリ性の洗剤にも入っていないものが増えているので、無添加だからといって特に珍しくはありません。
どんな汚れに向いている?
成分を見る限り、安全を前面に押し出すには抵抗がある洗剤ですが、洗浄力の高い洗剤を探している方には確かにおすすめできます。
「あの洗剤」の魅力はアルカリ剤と酵素の多様にあります。
炭酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、炭酸水素ナトリウム(重曹)、アルカリ剤と、これでもかというほどアルカリ性の成分が使われている洗剤なので、油汚れなどがつきやすいキッチンの汚れ落としとして優秀といえるでしょう。
皮脂や食べ残しなどの汚れは酸性のものが多く、アルカリ系の洗剤が汚れをよく落とします。
また酵素の入った洗剤は一般的に高価なのですが、4種類も入っているのは嬉しいポイント。
<あの洗剤にはいっている酵素>
1.リパーゼ(脂肪分解酵素)
2.プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)
3.アミラーゼ(デンプン分解酵素)
4.セルラーゼ(繊維分解酵素)
実は酵素は目に見えます、触ってみてもわかりますよ。
拡大してみました。このように少し荒いのが酵素です。
肉眼で見るかぎり、酵素の量は多く感じます。価格が少し高めに設定されているのは酵素がたくさん入っているからでしょう。
成分を見ただけで、汚れ落ちに重きを置いている洗剤なんだろうなというのは想像が付きました。
では実際に使ってみて洗浄力を確かめましょう。
実際に使ってみた!
オキシクリーンを使ったつけおきは「オキシ漬け」と呼ばれていますが、あの洗剤を使ったつけおきを「あの漬け」というそうです。
実際に洗い比べてみました。
50℃のお湯に規定量の洗剤を入れ、汚れをつけた布を1時間つけ込みました。

汚れの種類は口紅、卵、醤油、ボールペン、果汁、ウスターソース、ミートソース、カレー、ごま油の9種類。
汚れ落ちの結果は?
汚れ落ち度を5ポイントが満点とすると

・あの洗剤41P
・オキシクリーン39P
これまで様々な洗剤の検証を行ってきましたが、これはちょっと感動の汚れ落ちです。
私が以前行った洗浄力実験では、ドラッグストアで買える市販の粉末洗剤の洗浄力の平均が35.1Pでした。それらに比べて「オキシクリーン」「あの洗剤」は両者ともに洗浄力がとても高く、さらに漂白剤である「オキシクリーン」よりも「あの洗剤」のほうが汚れ落ちが良いという結果になりました。
あの洗剤を使って洗った衣類を、濡れた状態で30分放置して部屋干ししましたが、乾いた洗濯ものから部屋干し臭は感じられませんでした。
コスパはいい?

・オキシクリーン 1500g ¥980(アマゾン) 洗濯(洗濯量3kgの場合)1回あたり19円
・あの洗剤 700g ¥1,730(アマゾン)洗濯(洗濯量3kgの場合)1回あたり24円
コスパはオキシクリーンの勝ちです。
結論:洗浄力は「あの洗剤」、安全性は「オキシクリーン」
洗浄力では「あの洗剤」に軍配が上がりましたが、オキシクリーン(日本版)の成分は過酸化ナトリウム(酸素系漂白剤)、炭酸ナトリウムだけというシンプルで余計なものが入っていません。
肌の弱い方、食器などの漂白にはオキシクリーンをオススメします。
おすすめの使い方
洗濯用洗剤代わりにすればつけおきも不要!
「あの洗剤」はつけおきだけではなく、洗濯機でも使えます。
つけおきしなくても汚れ落ちはいいので、その日汚した食べこぼしのシミくらいなら洗濯機でも充分落とせます。
シミを見つけて予備洗いする手間がいらず、時短が叶いますよ!忙しい主婦の味方です。
スプレーボトルに入れてキッチンで使う
オキシクリーンほどではありませんが、「あの洗剤」もいろんな用途で使えます。
1Lの水に「あの洗剤」を3gとかして、スプレーボトルに入れて使うとキッチンの油をよく落とします。
さすがアルカリ!面白いように油汚れが落ちていくので感動しました。
お風呂の掃除は手間入らず
入浴後、まだ温かいお湯に「あの洗剤」を入れておけば、お風呂掃除が簡単にできます。
ついでにシミのついた衣類などを一緒につけおきして翌朝洗濯機で洗えば、お風呂がキレイになるばかりか、洗濯物のシミ抜きもできて便利です。
試してわかった!「あの洗剤」の長所と短所
【あの洗剤の長所】
・洗浄力がとても高い
・シミ抜きの必要がない
・掃除にも多用途に使えて便利
【あの洗剤の短所】
・弱アルカリ性なので動物性繊維には使えない(ウールやシルクなど)
・コスパはよくない
・粒子が細かく吸い込みに注意
洗濯物だけでなく、キッチンの油汚れが楽に落とすことができ、ただただ洗浄力に驚きます。筆者は掃除があまり好きではないのですが、あまりにも簡単なので毎日の掃除がちょっと楽しくなったほど。
一方で、洗浄力の強さゆえに、実は使えない場所もたくさんあります。とくに床や棚など、ニスやコーティング剤を使っているのものはアルカリ性と相性が良くなく、表面のコーティングを溶かしてしまう恐れがあります。
使用する場所には注意が必要です。
洗浄力はトップクラス!ただし、肌が弱い方は手袋必須
「あの洗剤」の洗浄力はおどろくほど高くて、食べ残しのシミくらいなら予備洗いなしできれいに落とします。
筆者は年間50〜70種類くらいの衣類用洗剤を試しますが、その中でも洗浄力ではトップクラスです。普通の洗剤としてはコスパは悪いですが、シミ抜きなどに費やす時間を考えたらお値段は全く高くないと思います。
洗浄力重視の方には、文句なくおすすめできます。
ただ、「エコな洗剤」「安全な洗剤」を求めている方には残念ながらおすすめはできません。お肌の弱い方が使用する際はゴム手袋必須です。
筆者はそれほど肌は弱くはないですが、実際に素手で触っていてかさつきを感じてハンドクリームを塗りました。
また洗濯に使う場合、すすぎはしっかり2回おこないましょう。
「あの洗剤」は、正しく使えば洗浄力がとても高くて優秀な洗剤ですよ。