さといもは冷凍できる?生・茹で・調理後のパターン別に保存の仕方を解説

さといもをたくさん買ってしまった場合、冷凍保存しておくと便利です。今回はさといもを「皮付きのまま」「茹でてから」「調理してから」の3パターンに分けて、冷凍保存する方法をお伝えします。また、冷凍したさといもをおいしく食べられる簡単レシピもご紹介しますので、ぜひ料理の参考にしてみてくださいね。

目次

さといもは冷凍保存してOK!

さといもは冷凍保存ができます。「皮付きのまま(生)」「茹でてから」「調理してから」のどの場合でも冷凍OKです。

さといもは冷凍しても食感が変わりにくいため、たくさんさといもがある場合は冷凍保存を活用するのがおすすめです。

冷凍したさといもの食感を落とさないコツ

一方で、冷凍したさといもを煮物にすると、ぼそぼそとした食感が気になるという方もいることでしょう。そのような場合、さといもの元々の状態が悪かった可能性も考えられますが、以下の対策を行うことでさといもの繊維が壊れにくくなり、食感が変わるのを防いでくれます。

・冷凍するときにさといも同士が重ならないように平らにして、素早く凍らせる
・冷凍したさといもを使うときは、凍ったまま使うか、電子レンジで解凍する

また、さといものひき肉あんかけなどのあんが絡む料理や、さといもを使ったポテトサラダやコロッケなどのさといもを潰して使う料理は、冷凍さといも特有の食感の変化が気になりにくい料理です。冷凍したさといもを料理に使う場合は、これらの料理を中心に作るのもおすすめです。

パターン別!さといもをおいしく冷凍する方法

続いて「皮付きのまま」「茹でてから」「調理してから」のパターンに分けて、さといもの冷凍方法をご紹介します。

皮付きの生のさといもを冷凍する場合

洗っていない皮つきのさといもは、新聞紙に包んで風通しのよい場所に置いておけば1ヵ月はもちます。すでに洗ってしまった場合や、より長く保存したい場合は冷凍するとよいでしょう。

皮付きのまま生で冷凍すれば、解凍後にさまざまな料理に活用できます。どのようなメニューにするか決めていないときや、時間がなく手早く冷凍したいときにおすすめです。

1. さといもはよく洗い、水けをキッチンペーパーなどでふき取って1個ずつラップに包む。

2. 冷凍用保存袋に入れて凍らせる。

解凍方法と保存期間

解凍するときは、ラップに包んだまま電子レンジで加熱します。さといもの大きさにもよりますが、1個であれば電子レンジ600Wで2~3分が目安です。粗熱を取れば手で皮がむけるので楽チンです。

皮付きのまま冷凍した場合、保存期間は1ヵ月程度を目安にしてください。

皮を剥いて茹でたさといもを冷凍する場合

皮を剥いて茹でたさといもを冷凍保存しておくと、解凍したあとすぐに使えて便利です。煮物だけでなく、汁物に入れたいときなど、凍ったまま煮汁の中にポンと入れられます。

1. さといもをよく洗い、皮にぐるりと一周切り込みを入れておく。

2. 皮がついたまま鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて火にかける。沸騰するまでは強火にし、沸騰したら弱めの中火で10~15分茹でる。

竹串がスッと通るまで茹でてください

3. 流水で冷まし、粗熱が取れたら手や包丁を使って皮をむく。

4. さといもが大きい場合は半分に切り、表面の水けをふき取る。冷凍用保存袋に入れて、平らにして凍らせる。

解凍方法と保存期間

解凍するときは、凍ったまま煮物や汁物の煮汁の中に入れましょう。電子レンジで解凍する場合は、解凍モードを使うか、600Wで1~2分を目安に様子を見ながら加熱してください。

皮を剥いて茹でて冷凍した場合も、1ヵ月を目安に使い切るようにしましょう。

煮物など、調理したさといもを冷凍する場合

煮物などで調理したさといもも冷凍保存できます。冷凍したさといもを使って作った煮物でも、多少食感が変わってしまいますが冷凍はできます。解凍して食べるときは、しっかりと加熱をするようにしてください。

冷凍する手順は、まず料理を十分に冷まし、1食分ずつ小分けにしてラップにぴったりと包みます。冷凍用保存袋に平らにして入れ、凍らせれば完了です。

調理後に時間が経ったものを冷凍するのは、雑菌が増える可能性があるため衛生的によくありません。調理後はなるべく早く冷まして冷凍するようにしましょう。

解凍方法と保存期間

解凍は電子レンジで行いましょう。加熱時間は量によってことなりますが、煮物3~4個であれば600Wで3~4分が目安です。調理したものを冷凍した場合、2週間程度を目安に食べきるようにしましょう。

冷凍さといもをおいしく食べられるメニュー2選

冷凍さといもは、どのようなメニューだとおいしく食べられるのでしょうか。冷凍さといもの食感が気になってしまう方にもおすすめできるメニューを2つご紹介します。

ひき肉あんがしっとり絡む♪さといものひき肉あんかけ

下茹でしたさといもに甘辛いひき肉あんを絡めた、ご飯がススムおかずです。

冷凍する前に下茹でしているさといもなら、電子レンジで解凍してひき肉あんをかけるだけでいいので楽チンです。もし皮付きのまま冷凍している場合は、電子レンジで火が通るまで加熱して、皮をむけばOKです。

冷凍さといものぼそぼそとした食感が気になる場合でも、ひき肉あんが絡むことでしっとりとおいしくいただけます。

里芋のひき肉あんかけ

鶏ひき肉、里芋、○しょうがチューブ、○しょうゆ、○酒、○砂糖、○みりん、●片栗粉、●水、サラダ油

調理時間:30分

さといも×マヨの相性は最高!さといもポテトサラダ

つぶしたさといもに、ツナとマヨネーズ、梅を和えたサラダです。さといもは煮物ばかりと思われがちですが、ポテトサラダのようにも使えるんです。

冷凍する前に下茹でしていた場合でも、皮付きのまま冷凍していた場合でも、電子レンジで一度しっかりと加熱をしてください。あとはレシピの作り方通りでOKです。

さといもをつぶしてしまうので、冷凍したものを使っても食感が気にならないのでおすすめです。

里芋ポテトサラダ

里芋、ツナ缶詰(水煮)、○マヨネーズ、○梅干し、○砂糖

調理時間:15分

さといもは冷凍して長くおいしく楽しもう

さといもの冷凍の仕方と、冷凍したさといもをおいしく食べるコツを紹介しました。秋から冬にかけてが旬のさといも。冷凍保存を活用して、ねっとりした濃厚な味わいのさといもをたくさん楽しんでくださいね。

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