いまどきの節約はSNSを味方につける!節約インスタグラマーの成功&失敗エピソード

節約上手さんから失敗例と成功例を学び、日々の生活に役立てていこうという本企画。今回は、節約系インスタグラマーとして人気の、la_kurashiさんから学びます。

【前回の連載】 第2回「ワーママに学ぶ!節約疲れの解消法&モチベーション維持の秘訣」を読む

目次

こんにちは。インスタグラマーのla_kurashiと申します。夫と4歳、1歳の息子とマイホームで暮らす節約大好き主婦です。
本来の手取り額より月の予算を低く設定し、「手取り月収20万円ボーナスなしのつもり」で暮らすという節約スタイルを確立。今ではしっかり貯金ができるようになりました。しかし、このスタイルになるまではたくさんの失敗を繰り返し、紆余曲折がありました。今回は、そんな私の節約失敗談についてお話しします。

※la_kurashiさんの節約方法について詳しく書いた記事はこちら→「年間100万貯金する家計節約法『家族4人手取り20万円のつもり暮らし』」

節約を始めた理由

我が家は、結婚1年目で結婚式・新婚旅行・出産・マイホーム購入と、人生の一大イベントが一気にやってきました。そして、結婚2年目には、私の車の買い替えがあり、これまでコツコツ貯めてきた貯金が、あっという間になくなりました。
この時は夫と長男の3人家族でしたが、「子どもは2人欲しい! 2人とも大学まで行かせたい! 」という思いがありました。希望を叶えるためには、貯金は必要不可欠。こうして本気の節約を始めることになりました。

「苦手にチャレンジしても続かない」いったんは節約をやめることに…

もともと貯金をすることは好きで、実家暮らしだった独身時代から月収の半分とボーナスは貯めてはいました。しかし、いざ家計のすべてを任されてみると、何をどうしていいのかさっぱりわかりませんでした。もちろん節約も、どこから手を付けていいのか戸惑いました。

ひとまず、「節約=食費を削る」というイメージがあったため、食事の量を減らすという、家族の健康を損なってしまうような節約をしていました。おまけに料理も苦手なので、夕食が焼きそばにトマトという日や、とにかく好きなもの(高カロリー食)を作って夫を太らせ、健康診断であまりよくない結果が出てしまったこともありました。

また「節約=家計簿をつける」ということも思いつき、支出をノートに書き出してみましたが、計算間違いを何度もしてすぐに嫌になりました。それならばと、自動計算ができるエクセルを使ってみましたが、そもそもパソコンを立ちあげるのが面倒になり、やめてしまいました。
次に使用したのは家計簿アプリ。しかしこれも、お財布からの支出を記録しているだけで、月にいくらあれば暮らせるのかを把握しておらず、何のための家計簿なのかわかりませんでした。

こんな状態に自分も苦しくなり、夫に相談したところ「我が家は共働きで、私(la_kurasi)の収入は使わず貯金をしているから、家計簿なんていらないよ」と言われ、節約をやめるという、失敗以前の状態となってしまいます。

生活をしていくうちに、なんとなくスーパーの特売日を知ったり、2人目の出産に向けての知識をつけることで必要なお金を知ったりと、主婦としての経験値はあがっていったような気がしますが、私の収入以外での貯金は増えませんでした。

節約インスタグラムが励みに!

節約を意識しない日々が続きましたが、再び節約に目覚めたのは、ミーハーな気持ちがきっかけでした。
巷でインスタ映えという言葉が流行り、「私もインスタグラムをやってみたい」「フォロワーさんが増えたらいいなぁ」と単純に思い、節約インスタグラムを始めました。インスタグラムを節約のテーマに絞ったのは、やっぱり節約・貯金自体は好きだったからです。

日々、節約について投稿することで、自分なりの節約が可視化され、過去の失敗についても向き合えるようになりました。フォロワーさんからコメントをもらうことも、節約の励みになりました。

食費はできる範囲で"体にいいもの"を優先

ここからは、具体的に成功した節約方法についても紹介します。
まず、食費の節約については、金額はあまり意識せず体にいいもの(和食)を多めに作ることにしました。子どもにアトピー性皮膚炎があり、食事療法が改善の鍵と知ったので、食材は高くてもなるべく良いものを選んでいます。そのおかげか、病院にかかる回数が減りました(あくまでも個人の体験談です)。健康でなければ医療費もかかるし、節約をしようと思ってもやる気がおきないので、体をつくる「食」は大事にしたいです。それでも自由にお金を使えるわけではないので、激安スーパーや特売日、クレジットカードの特典をフル活用して買い物をしています。

家計の洗い出しをして支出を把握

次に家計簿ですが、この改善が一番効果的でした。
「お金の流れはきちんと把握すべき」と思い立ち、我が家にかかるお金について、時間をかけて全て洗い出しました。そして、年払いの支出を月割りし、月のやりくりに組み込んだことで、我が家の毎月の固定費と変動費が明確になり、やりくりしやすくなりました。またそこから削減すべき無駄な支出がわかり、格安スマホやネット保険などを利用し、固定費を抑えることに成功。貯金と毎月やりくりできる変動費を増やすことができました。

家計の全てを洗い出すのはとても時間がかかり大変でしたが、今となっては支出をすべて把握することは、家計管理の第一歩であり、最も大事なことなのではと思っています。ちなみに、家計簿は忙しい毎日でも続けられる家計簿アプリを利用しています。

節約の格言、モットー

楽な節約はなかなかありません。どんなに小さいことでも、節約をしている方は何かしら頑張っているはずです。頑張ると少し疲れてしまうこともありますが、節約をして貯金ができるようになると、心に余裕が持て、節約も楽しくなってきます。たまに無駄遣いしても、動じなくなります。

私の節約のモットーは、「忙しくても家計簿をつけ、家計について把握する! 」です。
いくら使ったかを把握することで、使うところは使い、抑えるところは抑えることができました。こうやって貯められた貯金の額については、夫も驚いていました。もしなかなか節約に向き合えない方は、私のようにSNSで発信してみると、意外と継続のきっかけになるかもしれませんね。

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