肉の「こま切れ」と「切り落とし」の違いって知ってる?スーパーのお肉を最高においしく食べる方法

毎日の献立を美味しくするには、スーパーで普通に買えるお肉を上手に使うのが近道です。
肉料理の決め手は「肉の値段」にあらず!料理研究家・長田絢(おさだ あや)さんの著書「スーパーで買える『肉』を 最高においしく食べる100の方法」から、おいしいお肉を買う&使いこなす方法を紹介します。

目次

スーパーで肉を買っている人なら、絶対読んでおきたい一冊!

肉偏愛料理家、長田絢(おさだ あや)さん。不規則な食生活、ダイエットなどで体クタクタ、肌ボロボロの時代を経て、「食べることは生きること!」と食の大切さに気づき、そこから肉の生産者巡りをスタート。肉の特長に合わせた料理を研究し、日本全国のこだわりの肉をレストランやホテルなどに販売する「ひとり肉卸業」をはじめます。

そんな長田さんが独学で学び続けた肉料理のテクニックとレシピが「スーパーで買える『肉』を 最高においしく食べる100の方法」(ダイヤモンド社)という一冊にまとまりました。その中から、いますぐ知っておきたいアイデアを特別にご紹介。今回は「豚肉」です。

こま切れ肉と切り落とし肉、その違いわかりますか?

さて読者のみなさんの多くはスーパーでお肉をかっているのではないでしょうか。そんなよく買うお肉のなかで「こま切れ肉」と「切り落とし肉」の違い、意識して買っているでしょうか?

実はこの2つ、大きさと部位が違うんです!!

こま切れ肉とは

こま切れ肉とは、そのお店で取り扱う肉の部位がランダムに入っているもの。牛肉、豚肉ともにモモ、カタ、バラ、ウデなどが多く、切り落としにならない部分のスライスのため、とてもお得なんです。また、一切れが小さいため細かく切る必要がないのが特徴です。

▼豚のこま切れ肉が”買い”の理由
豚こま肉は、冷凍庫に常備しておくと、なにかと使い勝手のいい食材です。豚こま肉の栄養基礎知識や豚こま肉が"買い"な理由を管理栄養士が詳しく解説します。

豚こま肉はあえて"買い"な超便利食材ーー切り落としとの違いや柔らかく調理するコツ

他の部位に比べるとお買い得な価格である豚こま切れ肉。その理由をちゃんと知っていますか。価格が低いからと言って、品質やおいしさが劣るわけではないんです。むしろそれ以上に魅力たっぷり。その理由を管理栄養士の尾花友理先生が解説してくれました。切り落とし肉との違いも紹介します。

切り落とし肉とは

同じ部位から取ったお肉(*)で、一切れのサイズがこま切れ肉よりも大きいため、こま切れ肉よりは値段は高め(「薄切り肉」と表記されているものよりは小さめで安め)。

野菜などといっしょにいろいろと炒めるときはこま切れ肉を、お肉の食感をより感じたいような生姜焼きや肉じゃが、ビーフストロガノフなどのときは切り落とし肉をというような形で使い分けると、よりおいしく食べられます

*お店によって異なる場合があります

豚肩、豚肩ロース、豚ロースの違いわかりますか?

さてお肉の中でも、厚さ・大きさなどがさまざまでさまざまな料理に変化させやすいのが豚肉です。価格もリーズナブル、かつビタミンB1の含有量は食品の中でもトップクラスと栄養価が高い点も見逃せません。

店頭でもさまざまな部位のものが売られていますが、その違いわかっていますか?

  • 【豚肩】

濃い目の肉色、赤身が多く、キメの粗い部位。脂がほどよくのっていて味わ深い。濃い味付けの料理や煮込み向き。

  • 【豚肩ロース】

肩から背にかけての部分。キメが細かく、網状に入っている脂が美しい万能部位。

  • 【豚ロース】

肩ロースから続く背の部分。肩ロースとは脂肪の肉質が異なる。厚切り薄切りと汎用性が高い部位

  • 【豚ヒレ】

きめ細かく、やわらかく、低脂肪でヘルシーな赤身の部位

  • 【豚バラ】

脂肪が多いので、煮込み料理に使用するとだしがよく出てやわらかい。薄切りの場合はカリっと香ばしく焼き色をつけるとおいしい。

  • 【豚モモ】

やわらかくてきめ細かく赤身中心の部位。脂肪が少ないので様々な料理に合わせやすくハムづくりにも適している。

▼ちなみに牛は?部位別の美味しい焼き方
スーパーの牛肉コーナーには様々な部位のお肉が並んでいます。中にはあまり聞いたことのない部位のお肉も売られていますが、それぞれの特徴に合った焼き方ができれば失敗なし!牛肉を美味しく食べられるレシピを紹介します。

【トモサンカク】って牛肉のどの部位?味とおすすめの焼き方を解説!

【ミスジ】って牛肉のどの部位?味とおすすめの焼き方を解説!


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豚肉はニンニク、ニラ、玉ネギと組み合わせて!

先述のとおりビタミンB1の含有量の多い豚肉。ビタミンB1は糖質の代謝や神経の働きに関わる栄養素のため、疲労効果があるといわれています。またニンニク、ニラ、タマネギなどと組み合わせると、これらの食品に含まれるアリシンによって、ビタミンB1の吸収が高まります。

生姜焼きにはタマネギ、豚ひき肉の餃子ににんにくやニラ…は理にかなっているというわけですね。

肉のごちそうおかず。厚みのある「豚肩ロース肉」なら家族大喜び!

どうしても価格が安く、火の通りやすい薄切り肉やこまぎれなどを買うことが多い豚肉。でも食べ盛りの子どもや、肉好きの夫(もちろん妻も)の満足度をぐーんと上げたい人に、牛肉などに比べて非常に安価な豚肩ロース肉の厚切り、いわゆるとんかつ用がおすすめなんです。

そんな豚肩ロース厚切り肉で肉ラヴァ―にはたまらない長田さんのレシピをご紹介します。

ご飯が止まらなくなるから要注意!「危険なトンテキ」

撮影:スタジオプルミエ

材料(2人分)と作り方

  • 豚肩ロース肉(厚切り)2枚(1枚約150g)
  • 塩、コショウ 各少々
  • 薄力粉 大1
  • ごま油 大1
  • にんにく(薄切り) 1片分
  • キャベツ(ざく切りにして塩ゆでにする) 適量
  • ソース(しょうゆ大2、みりん大2、ウスターソース大2、はちみつ大1/2、オイスターソース大1、ハチミツ大1/2、酢小1 を混ぜ合わせておく)


1.
下ごしらえをする
豚肉は筋切りをして包丁の背で軽く全体をたたき、上面をグローブ形になるよう切込みを入れる。塩、こしょうをふり、茶こしで薄力粉をまぶす

2.フライパンでにんにくを焼く
フライパンにごま油を熱し、にんにくを入れてこんがりとした色になるまで弱火で焼いたら、取り出しておく

3.肉を焼く、調味する
2のフライパンに肉をいれて中火で両面をこんがり焼く。焼き色がついたら火を弱め、ソースを入れて、からめながら煮詰める。さらにキャベツ、肉を盛り、にんにくを添える。

***

いかがでしたか?こちらの本にはおいしく食べる100のテクニックと48のレシピが掲載され、読めば今まで何気に買っていたスーパーのお肉を見る目ががらりと変わります。ぜひチェックしてみてくださいね。

タイトル:スーパーで買える「肉」を最高においしく食べる100の方法
著者:長田絢
発行:ダイヤモンド社
価格:1500円(税別)

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