白菜は洗うべき?正しい洗い方と洗う際のポイントを管理栄養士が解説

寒い時季に大活躍の白菜ですが、白菜は洗った方がいいのでしょうか?中の方であれば、洗わなくても大丈夫なのでは……と思うこともあるかもしれません。今回は白菜を洗うべきなのかどうかを、土・虫・農薬の観点から管理栄養士が解説します。また白菜の正しい洗い方も解説しますので、洗う際の参考にしてくださいね。

目次

白菜は洗うべき?

結論からいうと、白菜は洗うべきです。衛生面の配慮から、生鮮野菜は洗って食べることがすすめられています。

加熱すれば大丈夫では?と思うかもしれませんが、見た目はきれいでも、土の菌や虫の卵、農薬が付着している可能性も。加熱する場合でも生で食べる場合でも、どちらでも流水でしっかりと洗いましょう。

白菜を洗った方がいい3つの理由

白菜を洗った方がいい理由について、土、虫、農薬の観点から詳しく解説します。

1. 土汚れや細菌がついている恐れがある

白菜の根元付近に土がついていることがあるため、しっかり洗い流しましょう。

また白菜などの畑で作られる野菜には、土や堆肥に含まれる細菌がついている恐れがあります。食中毒の原因になる菌がついている可能性もあり、食中毒菌の中には加熱しても死滅しにくいものもあります。流水で丁寧に洗い流しましょう。

2. 虫が付着している場合がある

白菜などの葉物野菜は、虫がつきやすい野菜です。とくに葉が重なっている白菜は虫が潜みやすく、内側の方にもぐり込んでいる可能性もあります。また虫だけでなく、小さな卵や虫のフンがついていることも。虫や卵、フンを落とすために、やはり洗うことが大切です。

3. 農薬が残っている

白菜の病気や、白菜につく虫を防ぐため、栽培時にはさまざまな農薬が使われています。もちろん農薬には、口に入っても健康を害することがないように残留農薬の基準が設けられており、国や自治体が検査を行っているので心配は不要です。

とはいえ、口に入る農薬は少しでも減らしたいもの。流水で洗い、残った農薬を洗い流しましょう。

白菜の正しい洗い方

白菜の洗い方は、1枚ずつ洗う方法と、切ったものをまとめて洗う方法と2通りあります。

1枚ずつ洗う場合、白菜の葉を1枚ずつはがし、流水で両面をきれいに洗いながします。

切ったものをまとめて洗う場合は、ざく切りなどにした白菜をザルに入れ、ボウルを重ねて流水で洗います。何度か水を変えましょう。

50度のお湯で洗うとシャキシャキに復活

時間が経って元気がなくなった白菜は、50度ほどのお湯で洗うと、シャキッと元気に復活してくれます。お湯につけることで、白菜が水分をとり込みやすくなり、みずみずしさが戻るのだそうです。

給湯器を50度に設定するか、沸騰したお湯に同量の水を足すことで50度ほどの温度になります。

完全に干からびてしまった白菜は傷んでいる可能性があるため処分することをおすすめしますが、ちょっと元気がないかな?というくらいのときはぜひ試してみてくださいね。

白菜はきちんと洗って安全に食べよう

白菜はきれいなように見えても、土や細菌、虫や農薬のことを考えると、しっかり洗った方が安心です。とくに抵抗力の低い小さなお子さんや妊婦さん、高齢の方がご家族にいる場合は、しっかり気をつけたいところです。きちんと洗って、白菜を安全においしく食べてくださいね。

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