湯のみ重すぎない?なんで渋いお茶を出すの?"すし店のお茶にまつわる謎"をすっきり解説♪

回転すしではないカウンターのすし店では、大きな湯飲み茶碗でお茶を出されますよね。家庭で使う湯飲み茶碗より大きく、どっしりとしたものが使われていることが多いのですが、この理由をご存知ですか。食の専門出版社・株式会社旭屋出版に聞いてみました。

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大きな湯飲み茶碗をすし店で使う理由

同社編集部によると、「すしを食べていくと、口の中に魚の味が残っていきます。そこですし店では、次の新しいすしを食べる前にお茶を飲んで舌に残った魚の脂を洗い流してもらうため、大きな湯飲み茶碗に熱いお茶をたっぷりと入れて提供しています」。 

明治・大正時代のすし店は、出前や持ち帰り中心の内店(うちみせ)と屋台の2種類に大別できました。この、大きな湯飲み茶碗でお茶を出す提供方法は、「屋台のすし店から始まったといわれています。屋台では一人で店を切り盛りしないといけないため、たっぷり入る大きな湯飲み茶碗を使って、何度もお茶を出す必要がないよう工夫をしたのでしょう」。 

厚みがあって大きな湯飲み茶碗は、中のお茶が冷めにくいというメリットも。そんなこともあって、今のすし店にも継承されているわけです。

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「粉茶」にも理由が

ちなみに、すし店の多くでは、「粉茶」という粉末状の茶葉に湯を注いで出していますが、なぜ粉茶を使うのでしょうか。 

「粉茶を茶漉しに入れ、ここに熱湯を注いでお茶を入れているのですが、手間と時間がかからないというメリットがあります。加えて重要なのが、すしの味をまずくさせないという点。実は玉露や良質な煎茶になると、テアニンという甘み成分が多く含まれ、これが味覚をマヒさせてすしの味を邪魔してしまうのです。すしを食べるときにピッタリなお茶は、タンニンの渋みだけを含むお茶が向いているということで、粉茶が良く使われます」。 

すしをおいしく食べるためにはいいお茶を求めない、とはちょっと面白いと思いませんか。

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