2021年は貯まる年に!「節約をがんばらない仕組み」さえ作れば"節約疲れ"とは無縁!

ブログやInstagramで活躍している節約上手さんたちは、みんな「頑張らない節約」を楽しんでいます。その方法を披露してもらう本連載。今回は『1年で150万円貯める家計術』(エクスナレッジ)の著者であるななさんに節約を無理なく続けるための心得を教えていただきます。

【前回の連載】 第3回「【節約成功への道】我慢ばかりは続かない…節約のやる気を取り戻すリセット日も大切!」を読む

目次

「収入が低くても幸せな生活をしよう」をモットーに、節約ブログを運営しているななです。私が節約モチベーションを維持するために普段から気を付けていることやコツを紹介します。


節約を頑張る理由

今は「住宅ローン完済」に向けて節約をし、貯金を増やしています。大きな目標があるので、工夫しながら頑張ることができています。
節約を続けながら、普段の生活で必要な費用をダウンサイジングしておくと、家族の病気などいざという時に少ない収入で暮らすことが可能になるという安心材料も。

でも時には節約に疲れてしまうことも…

頑張った結果が出ない時期

思ったように貯金のペースが上がっていないときに、「あれ? 頑張っている割にあまり増えていない」と思ってしまうことがあり、その瞬間はがっくりとしてしまいます。

食費節約のための毎日の料理

料理の苦手な私にとっては、節約のために休みなく食事を作り続けるというのが大きな負担になります。


私の節約疲れ3つの解消法

解消法1: いったん「節約しない生活」にシフトする

節約に疲れを感じたら、まずは一度節約から離れて、「節約を考えない」をモットーにしています。
一時期、節約を全く意識しないで過ごしてみたことがありますが、多くても月に2万円程度の出費増と、思っていたよりも使わないことがわかりました。固定費は節約を始めたときにすべて見直しているので、増えたのはやりくり費です。「家計を引き締めることを一度習慣にできたら、出費は増えにくい」ということがわかったので、節約を意識しなくても月に2万円出費が増えるだけ、と考えれるとラクになりました。

解消法2: 料理はルーティン化する

前述したように、食事を作り続けることに疲れを感じてしまったため、食事は献立内容や料理の内容をルーティン化しました。
1週間の中で特に料理が面倒だと感じるのが、土曜日の夜です。次の日が休みだし、私もラクをしたいと思ってしまうので、平日に副菜を作り置きしておいて、主菜のみ惣菜を買うというスタイルにしています。これで土曜日の夜の作業は「米を炊いて、味噌汁を作る」のみ。これなら私でも続けられます!

解消法3: お弁当や惣菜を罪悪感なく利用する

外食をしたり、惣菜やお弁当を買ったりするのをOKにしています。
節約を考えると頻繁にはできませんが、1週間21回の食事のうち、1~2回はお弁当などを買ったとしても大きな金額差にはなりません。それよりも「節約を無理なく長く続けられること」の方を優先しています。

節約モチベーション維持のコツ

私の節約モチベーション維持のコツは、「節約を頑張らない仕組み」を作ることです。「頑張る」のではなくて「楽しく続けられるようにするためにはどうするか」という視点で考えています。

コツ1: 小さな目標を叶え続ける

立てた目標をコツコツ達成できると、節約を楽しく続けられます。そのためには、大きな目標を叶えるためのステップとして、小さな目標を細かく設定することが大切です。
今の目標は住宅ローンを100~200万円ずつ繰り上げ返済すること。そして日々の節約の結果として、その目標を叶え続けています。繰り上げ返済をするたびに頑張ってよかったと思え、また気持ち新たに節約生活をリスタートすることができます。

コツ2: 得意なことや好きなことで節約する

節約も、得意な分野を伸ばすほうが絶対にラクです。例えば料理は得意だけど裁縫は苦手だったら、食費は得意な料理で節約し、苦手な裁縫は思い切って外注するなど。ここで「業者に頼んだら1,500円もかかってしまった」と後悔するのではなく、「この分食費で頑張ればよし」と思えば気持ちが違います。
苦手なことは時間もかかりますし、何よりもモチベーション低下になつながりやすいので、私はこの考え方でやっています。

コツ3: 固定費はしっかり節約する

やはり節約のモチベーションを維持するためには、貯金としての成果が出ることが大事だと思っています。とはいえ、例えば家族が風邪をひいたり急病があったりすると、食費や電気代などの変動費はどうしてもかさんでしまいます。せっかく今までコツコツと節約を積み重ねてきたのに、「貯金する予定だった額を使ってしまった」となると、やる気の低下につながってしまうのはよくあること。

変動費にはアクシデントで多少の変動はつきものです。そんなときでも固定費は影響を受けにくいもの。保険料や通信費、住居費といった固定費の節約をしっかりしておくことで、日々の変動費のやりくりに大きなストレスがかからないようになります。

節約というと「我慢しながら頑張る」というイメージが強いかもしれませんが、それだとやはり続きません。
細かな費目ごとの節約に躍起になるのではなく、トータルで節約の効果が出ていればOKと考えるようになったら、「頑張らない節約」ができるようになりました。そうやって日々楽しく続けられる節約を、工夫しながらこれからも続けていこうと思っています。


※内容は執筆当時のものです。

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