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耐冷・耐熱仕様の「アイラップ」で作る時短料理テク総まとめ!その実力は本物!?
ポリ袋とラップのいいとこどりといっても過言ではない「アイラップ」を知っていますか?岩谷マテリアル株式会社から発売されているアイラップは電子レンジも熱湯も冷凍もOK!あらゆる料理の時短を叶える魔法の袋なのです。今回はその特徴と実力を徹底検証します!
アイラップってなに?
アイラップは、岩谷マテリアル株式会社から発売されている耐熱・耐冷のマチ付きポリ袋のこと。アイラップ に食材を入れたままレンジでチンしたり、そのまま湯煎、冷凍したりできることからその用途の万能さで話題になっている商品です。まさにラップとポリ袋のいいとこどりですね。
原料にはポリエチレンが使われており、耐熱温度は約120度、耐冷温度は−30度。大きさは横21cm×縦35cm、さらにマチが4cmもついています。
どんなラインナップがある?
アイラップはエンボスタイプやミニも販売されています。
エンボスタイプ
エンボスタイプのアイラップは、100枚入りで袋の表面にエンボス加工がされているので取り出しやすさ、持ちやすさ、開きやすさが通常のものよりアップしています。
ミニタイプ
横11cm(+マチ4cm)×縦25cmで通常より小さめ。ミニタイプの内容量は30枚入りです。
どこで売っているの?
アイラップの価格は、お店にもよりますが100円から200円代で販売されています。
昔から売り上げのシェアのほとんどを北陸、東北地方で占めていましたが、最近では他県でもスーパーやドラッグストアなどで購入することができます。もし見つからないときはネットでも購入することができますよ。
アイラップを使う上での注意点
油ものの加熱はNG
アイラップの耐熱温度は約120度。水であれば沸騰しても100度ですが、油の場合は加熱することで120度を超えてしまいます。油が多いもの、脂身の多いお肉などを入れてレンジで加熱すると120度を超えて破れることがあるので避けるようにしましょう。また、レンジ加熱の際は、密閉すると膨張して破裂する場合があります。袋は閉じずに加熱してください。
耐熱皿なしでの湯煎はNG
湯煎時には、袋が鍋底につくと高温のため破れる可能性があります。必ず耐熱皿の上にのせて湯煎するようにしましょう。
アイラップの可能性を最大限活用!時短料理テク9選
アイラップは冷蔵庫・冷凍庫での食品の保存で使うのはもちろん、湯煎や電子レンジ、炊飯器での調理にも使うことができます。
ラップとポリ袋が合わさった特徴を活かし、いろんな時短料理に挑戦してみました!
ポリ袋として具材の混ぜ合わせに
さまざまな用途があるアイラップですが、通常のポリ袋として食材の混ぜ合わせに使うこともできます。マチがあるので食材が混ぜやすいですよ。
今回は餃子の具の混ぜ合わせに使ってみました。
肉と調味料をアイラップに入れ、よく揉みこんだあとにさらに刻んだ野菜を入れます。しっかり混ぜ、袋の端を切り具を絞りだして作りました。
普通に作るより洗い物の手間がかからず、手が汚れることも少なかったのでラクに作れます。
アイラップ×湯煎で時短調理
アイラップに食材を入れて湯煎することで鍋が汚れず洗い物もラクに。複数の具材を一緒に湯煎すれば時短にもつながります。一般的なポリ袋では耐熱温度が低くてできないのでアイラップならではの調理ですね。
ただし、鍋底は高温になるため袋が破れる可能性があります。沸騰させたあとに耐熱皿を入れてから湯煎することで鍋底に袋がつくのを防ぐことができます。
アイラップ で作るサラダチキン
皮をはいだ鶏むね肉にフォークでプスプスと穴を開け、塩小さじ1弱をよく揉み込み30分ほど常温でなじませます。
アイラップに入れ空気をしっかりと抜き、沸騰させたお湯の中に入れ蓋をせず弱火で3分。
その後蓋をして1時間放置で完成。
手間をかけることなく簡単に柔らかくてしっとりとしたサラダチキンができました!アイラップに入れて少し加熱するだけでできるので調理の合間にも作りやすいですよね。
複数素材を同時に湯煎
今回は、温野菜と小松菜の煮物を同時に湯煎してみました!
ブロッコリーとにんじんは切ったものをそのままアイラップに入れただけ。
小松菜の煮物は小松菜と油揚げを食べやすく切り、めんつゆを規定量通りに入れました。
温野菜はなかなか柔らかくならず、合計で30分ほど湯煎調理をしました。
煮物は10分ほどで完成し、普通に作る煮物と変わりない味でした。
今回は袋に空気が残っていたので、コロコロと袋を回転して火を通してしまいました。水圧でしっかり抜いて調理することをおすすめします!
災害時でも湯煎でお米が炊ける!
洗った米1合、水180mlをアイラップに入れ空気を抜き上の方で縛り、沸騰させたお湯の中に入れます。弱火で30分加熱しお湯から出したあと5分ほど蒸らせばご飯を炊くこともできます。
お皿に出してすぐはご飯が塊になっていましたが、すぐにほぐれました。
左が炊飯器で炊いたご飯、右がアイラップで炊いたご飯
最新の炊飯器で炊いたご飯と比べると、お米の香りはやや弱く食感は少し硬めです。見た目も艶は少なめですが、専用の機器がなくても炊けるのは知っておくだけでも便利。停電時でも使えるアイデアですね。
難しいオムレツもラクチン!
アイラップの中に玉子3個、牛乳大さじ3を入れよく揉み、オムレツ型に形を整えお湯の中に入れる。
中火で12分、ひっくり返して3分ほど加熱し火が通っていれば完成。
ほとんどほったらかしでふんわりとしたオムレツができるので、調理もラクチンです。
アイラップ×炊飯器で楽チン調理
ポリ袋では耐熱温度が低くてできない調理も、アイラップならできます。ボタン1つで離乳食が作れたり、手の込んだ料理も作れるので嬉しいですね。
離乳食
アイラップの中に野菜を入れ空気を抜いて縛ったものをお米と一緒に炊くだけで、野菜が柔らかくなるので離乳食作りに重宝します。
大人のご飯と一緒に離乳食ができるので時短になりますよ。
炊飯器で作るローストポーク
室温に戻した豚肉に塩こしょうで下味をつけ、全面に焼き色を付け粗熱が取れたらアイラップに入れ炊飯器の中に入れます。
沸騰させたお湯をお肉が浸かるくらいまで注ぎ、1時間保温モードで放置して完成。
難しそうなローストポークも炊飯器に入れておくだけでできるので、作るハードルがグッと下がりますね。
アイラップ×レンジでそのまま調理も
アイラップを使えば余計な洗い物を出さずに調理することも可能です!
袋に食材を入れてそのままレンジで温められたり、加熱した後に袋のまま混ぜることができるので洗い物を減らすことができます。
アイラップに食材を入れ加熱をするときは、袋の口は閉じずお皿の上に置いてから加熱してください。
ポテトサラダ
皮をむいてカットしたじゃがいもをアイラップに入れ柔らかくなるまでレンジで加熱し、熱いうちに潰す。
加熱後はとても熱いので、ミトンなどをして潰してください。
粗熱が取れたら、きゅうりやハム、マヨネーズ、塩こしょうを入れよく揉みこんで完成。
温野菜
ラップの代わりにアイラップを使うこともできます。
アイラップの中にさつまいもを入れ、柔らかくなるまで加熱するだけでホクホクのさつまいもに。
子どものおやつにも簡単でいいですね。
冷凍保存もアイラップ で!
アイラップは冷凍保存もできます。ネギの小口切りを入れて冷凍庫に入れてみました。
ネギの小口切り
刻んだネギをアイラップに入れ結び冷凍庫で保存するだけ。
左が一般的なポリ袋、右がアイラップで冷凍保存したもの
一般的なポリ袋は冷凍こそできましたが、袋の耐久性が低く結び目を解く際に破れてしまいました。
アイラップは破れることがなかったので、全部を使わないときにもまた冷凍保存ができるのが嬉しいですね。
また、アイラップの方がネギのにおいが外に漏れていないように感じました。
番外編:調理以外でも使える!?アイラップの活用例
オムツ入れとして
アイラップ関連のツイッターを見ていると、なんとオムツ入れとして使用すると臭いが漏れにくいとの情報が。試しに生後2か月の赤ちゃんのオムツを入れてみましたが、1日経ってもほとんど臭いが漏れてきませんでした!オムツ用の消臭袋を使うよりコスパがいいかもしれません。
※公式にオムツ入れとして使って臭いが漏れないことを保証しているわけではありません
一家に一箱はストックしておきたい万能ポリ袋
使い道が何通りもあるアイラップ。うまく使い分けると料理の時短や節約に繋がりそうですね!是非ご家庭でも使ってみてください!