大根の旬はいつ?旬の大根の特徴とおいしい大根の選び方

大根は1年中スーパーで買うことができますが、一番おいしく食べられる季節はいつなのでしょうか?また、旬の大根とそうでない大根の味や食感に違いはあるのでしょうか。この記事では大根の旬がいつなのかを解説し、おいしい大根の選び方と、旬の大根を使ったおすすめレシピをご紹介します。

目次

大根の旬は冬

大根の代表的な品種である、青首大根(あおくびだいこん)の旬は12~2月頃の冬です。青首大根は国内で流通している大根の約9割を占めるといわれるため、「大根の旬は冬」と言ってよいでしょう。

旬の大根は甘みがあってみずみずしく、やわらかいのが特徴です。大根は先端部分の方が辛みが強くなりますが、旬の大根は大根おろしにしても辛くなりすぎることもなく、おいしく食べられます。

1年中スーパーで手に入るのは、産地や品種を変えて生産しているから

大根は年間を通して産地を変え、また季節により品種を変えて生産することで、1年中スーパーで手に入れることができます。

季節ごとの都道府県別の出荷量をみると、秋冬は千葉県、神奈川県、鹿児島県などが多く、夏は青森県や北海道などの涼しい場所で生産されています(※)。

※参照:農林水産省 「令和元年産野菜生産出荷統計」

旬じゃない大根はおいしくない?

冬の大根は寒さに耐えるために甘みが増しますが、春から夏にかけての大根は辛みが強くなります。また硬さがあり、スジっぽさが気になる大根にあたりやすいのも春から夏です。そのため、旬でない大根をおいしくない……と感じる方も多いでしょう。

旬でない季節の大根は、辛みが少ない上部を使うようにするか、大根がメインとなる煮物などは避け、汁物や炒め物などに活用するようにしましょう。

おいしい大根の選び方

おいしい大根には、以下の特徴があります(※)。

  • 表面にハリとツヤがあるもの
  • 持ったときにずっしりと重さを感じるもの
  • ひげ根が少ないもの
  • 葉がみずみずしく、色が鮮やかなもの

スーパーなどで大根を選ぶときは、これらに当てはまる大根を選ぶとよいでしょう。

表面や切り口が乾いているものは乾燥が進んでおり、日にちが経ってしまっています。また、ひび割れがあるものやひげ根が多いものは、硬く、筋張っている可能性がありますので、注意してみてくださいね。

※参照:JAグループ「 秋・冬の旬野菜 ダイコン」

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旬の大根を使ったおすすめレシピ

旬の甘くやわらかい大根は、煮物はもちろん、生のままサラダで食べるとシャキシャキとみずみずしい食感が楽しめます。また、たくさん大根があるときは、大根おろしで作る大根もちもおすすめです。

・大根サラダ

大根サラダ

大根、油揚げ、○めんつゆ(3倍濃縮)、○酢、○オリーブオイル、かつおぶし

調理時間:10分

・大根もち

大根もち

大根、ベーコン、小ねぎ(あれば)、○片栗粉、○鶏ガラスープの素(顆粒)、ごま油、ポン酢

調理時間:10分

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