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小松菜の冷凍保存の仕方|生のまま冷凍で栄養をキープ!
下茹で不要でさまざまな料理に活用できる、使い勝手のいい小松菜。でも、気づいたら冷蔵庫の中ででしなびていることも多く、保存方法に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回はそんな小松菜を長持ちさせる、正しい冷凍保存の仕方をご紹介します。栄養を失うことなく長期で保存できるので、ぜひ試してみてくださいね。
小松菜の冷凍保存、どうするのが正解?
小松菜のおすすめ保存方法は「生のまま冷凍保存」です。
アクや苦味が強い葉物野菜は、アクを抜くために下茹でをする必要があります。しかし、小松菜は葉物野菜のなかでもアクが少ない野菜のため、生のまま冷凍保存することができるのです。
また、使用用途や保存期間によっては「茹でてから冷凍保存」するほうが良い場合もあるため、状況によって使い分けましょう。
生のまま冷凍する方法(保存期間:2~3週間)
小松菜に含まれるビタミンCは茹でると水に溶けだしてしまうため、生のまま冷凍すると栄養価を保つことができます。また、冷凍すると小松菜の細胞壁が壊れて、茹でたときのように食べやすくなります。スムージーやお浸しなど、生の小松菜を活かせる料理に使うのにおすすめです。
手順
1. 根元をカットして洗う
泥がたまりやすい根元の部分は、切り落としてから水を張ったボウルの中に浸しましょう。指でこするようにして洗うと汚れが取れやすくなります。
2. ペーパータオルなどで水気をふきとる
水気が残っていると小松菜を凍らせたときにくっつきやすくなります。保存する前にしっかりと水気を拭き取りましょう。
3. 食べやすい大きさにカットする
長さ3〜4cm程度にカットすると、さまざまな料理に使いやすいです。
4. 空気を抜くようにしながら、保存袋に入れて冷凍する
解凍方法
冷凍した小松菜は、凍った状態のまま調理に使うことが出来ます。汁物に使うときは煮る段階で、炒め物に使うときはほかの食材に火を通してから仕上げの段階で入れましょう。
お浸しなどに使う場合は冷蔵庫で2〜4時間自然解凍を、時間のないときは500Wの電子レンジで1分ほど加熱しましょう。解凍後は水にさっとさらして水気を絞ってから料理に使います。
茹でてから冷凍する方法(保存期間:3週間~1ヶ月)
より長く保存したいときは、小松菜を茹でてから保存するのがおすすめです。さっと下茹ですることで、小松菜の茎のシャキッとした食感も保ちやすくなります。
茹でてから冷凍した小松菜は、炒め物や煮物などの加熱調理に使うとおいしくいただけます。
手順
1. 小松菜を流水でよく洗う
2. 鍋に湯を沸かし、根元から入れてさっと茹でる
小松菜の根元側を10秒茹で、その後全体を10秒茹でます。緑色が鮮やかになったらザルにあげましょう。
3. 水気を絞る
粗熱がとれたら、水気をしっかりとしぼります。
4. 食べやすい大きさにカットする
根元をカットした後、食べやすい大きさ(3~4㎝程度)に切り分けます。
5. 1食分ずつラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍する
解凍方法
生のまま冷凍した場合と同じように、汁物や炒め物にそのまま加えて使用することができます。
冷凍小松菜を使ったおすすめ料理
冷凍保存した小松菜を使うのにおすすめのレシピを、いくつか紹介します。
卵と小松菜の中華炒め(生のまま冷凍した小松菜がおすすめ)
卵と小松菜を中華風の味付けに。卵と合わせることで、炒めてもボリューム感のある一皿が完成します。生のまま冷凍保存した小松菜を使い、シャキシャキ感を残すのがポイントです。
小松菜とコーンの白和え(生・茹でどちらで冷凍した小松菜でもOK)
小松菜、にんじん、コーンにマヨネーズを少し加えることで、お子さんでも食べやすい味に仕上げた白和えです。電子レンジで簡単に作ることができます。
豚と小松菜の煮込みうどん(茹でて冷凍した小松菜がおすすめ)
凍った小松菜をそのまま鍋にイン!野菜とお肉、両方をたっぷりとることができる満足感のある1杯です。
冷凍を上手に活用して、無駄なく小松菜を楽しもう
使い勝手がよく栄養価も高い小松菜は、冷凍保存しておけば時間がないときのおかず作りに重宝しますよ。一年を通してリーズナブルに手に入る野菜なので、食費節約したいときにもおすすめです。上手に冷凍して、いろんな小松菜料理にチャレンジしてみてくださいね。