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【2021年7月】今月安く買える野菜はどれ!?価格見通しからおすすめを解説!
台風や大雪、水不足などによって収穫量が大きく変わる野菜。旬の時季は比較的安価で手に入るイメージがありますが、生育状況によっては意外と高かったりすることも。今回は日々刻々と価格が変動する野菜の価格見通しを農林水産省のデータから解説します。
「そろそろ春キャベツの時季だなあ」なんて思ってスーパーを覗いてみたはずが、なぜか旬ではない野菜が安くなっている……なんてこと、ありますよね。野菜は天候などの影響で育ち方が変わるもの。
収穫量によって常に価格は変動していますが、実は農林水産省が野菜の価格について聞き取り調査をしているのはご存知でしたか?
東京都中央卸売市場に出荷される野菜について、例年と比較した価格の見通しを毎月発表しているんです。
今回は令和3年7月分時点での野菜の価格動向について、発表されている資料からわかりやすく解説します。
6月の野菜生育状況
令和3年度は天候が順調だったため、例年に比べて多くの野菜がよく育っています。今月特にお安くお店に並ぶ見込みなのは「キャベツ、はくさい、レタス」です。
キャベツは7月前半にかけて、はくさいとレタスは7月を通してお得に買えそうです。
特にはくさいは大きく育っており、大玉の傾向があります。
現在ほかの野菜の生育状況はおおむね平年並みです。
だいこんやにんじんといった根菜類、きゅうりやなす、トマトといった果菜類も平年並み。葉茎菜類のうち、はくさいやキャベツ、レタスは特によく育っていますが、ほうれんそうやねぎなどは平年並みです。
多くの野菜が順調に育っているとのこと、今年の夏は野菜がたっぷり食べられそうですね!
今月お買い得な野菜は?
キャベツ
令和3年7月に東京都中央卸売市場で扱うキャベツのうち、約70%が群馬県産、約14%が岩手県産。主産地で4月中の寒さを受け生育が遅れていた品種と、暖かくなってから植えられ順調に育っている品種の出荷が重なるため、7月前半は多くのキャベツが出回る見込みです。価格も安く、手に入りやすくなりそうです。
7月後半にかけては出荷数が落ち着いていくため、価格は平年並みに戻るため、前半にたっぷり食べておきたいですね。
キャベツを使ったおすすめ料理
<キャベツと肉団子のスープ>
暑い夏こそ、熱々のスープで暑気払い!「キャベツと肉団子のスープ」は、食べ応えのある肉団子がごろっと入っていてメインにもできちゃうメニューです。なんだか食欲がわかないときでも、じんわり甘いキャベツをたっぷり食べれば元気が出るかも!
はくさい
令和3年7月に東京都中央卸売市場で扱うはくさいは、約80%が長野県産、次いで約15%が群馬県産。
主産地で適度な雨に恵まれ、お天気が良い日も多かったことから生育は良好。大玉に育っているそうです。
7月中はお得に購入できる見込みです。
はくさいを使ったおすすめ料理
<白菜と豚肉のオイマヨ炒め>
はくさいを豚肉と炒めて、こってり濃厚なオイマヨ風味に。メインの材料ははくさいと豚こま切れ肉だけなので、お買い物に行きたくない日にも嬉しい一品です。これだけでご飯をがっつり食べられる、元気の出るおかずですよ!
レタス
レタスもはくさいと同じく長野県・群馬県で生産されているため、適度な降雨とお天気の影響を受け、すくすく育っています。7月いっぱい、お安く手に入りそうです。
レタスを使ったおすすめ料理
<鶏手羽の生姜鍋>
クーラーで冷えた身体を温めてくれる、スープまでおいしい生姜鍋。こんがり焼いた手羽元と、たっぷりのレタスで元気になれちゃう鍋は夏にもぴったりですよ!
価格が高騰する可能性がある野菜
令和3年7月は、多くの野菜が順調に育っています。高くなる野菜はないとの見込みなので、安心できそうです。
価格は平年並みの野菜
その他、価格が平年並みに落ち着きそうな野菜は次の通りです。
・だいこん
・にんじん
・ほうれんそう
・ねぎ
・きゅうり
・なす
・トマト
・ピーマン
・ばれいしょ
・さといも
・たまねぎ
どんな食材とも合わせやすいキャベツをたっぷり食べよう
よく育った野菜は、お値段も安く栄養もバッチリ!今月は「キャベツ・はくさい・レタス」と、葉物野菜が狙い目です。特に大玉が多い予測のはくさいは、浅漬けにしてもスープにしても、食べ応えがあって嬉しいですよね。鮮度のいいはくさいは、葉っぱの色が濃く重たいもの。ずっしり重い大玉を狙ってみてくださいね!