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【食材使いこなし術】「豚こま」をまとめ買いしたら…冷蔵、冷凍、使い回しレシピを大公開!
なかなか落ち着く様子を見せない新型コロナウイルス感染症の拡大にあたって、できるだけ買い物頻度も下げたいもの。「豚こま切れ肉」をまとめ買いしたら、徹底的に使い回しましょう。まとめ食材の使いこなしのくふうを一挙に公開します!
買い物頻度を減らすためのポイントは①よく使う食材を②まとめ買いして③徹底的に使いこなすこと。今回はそんなまとめ食材としてぴったり&リーズナブル&形を変化させやすいと便利な「豚こまぎれ肉」の使いこなしを、管理栄養士の尾花友理さんが徹底的におしえてくれました。
豚こまをまとめ買いしたとき、保存はどうしたらいい?
お手頃な価格で手に入る豚こま肉。まとめ買いをすることも多いですよね。まとめ買いした豚こま肉は上手に保存しておいしく使い切りたいですよね。
豚こま肉の冷蔵保存方法
パックに入って販売されていることが多い豚こま肉。すぐに使い切る分はパックのまま冷蔵庫保存でも問題ありません。もし当日使う予定がなければ、パックから取り出し、ラップに包んでフリーザー(もしくは冷蔵庫)で保存しましょう。空気に触れると酸化して味が落ちる原因にもなるため、空気が入らないようにぴっちりラップに包み、と2日程度であれば冷蔵庫保存で大丈夫です。
豚こま肉の冷凍保存方法
すぐに使う予定がなければ、なるべく早いうちに使いやすい分量(2人家族なら200g程度目安)に小分けにしてラップに包んで冷凍保存しましょう。なるべく短時間で冷凍できるように、ラップの上に肉を薄く広げ、金属製のトレイにのせて冷凍庫へ。冷蔵保存と同様にぴっちりと包むことで、酸化だけでなく、においうつりや霜、乾燥などを防ぎおいしさをキープできます。冷凍した日付を買いて、1ヶ月を目処に使い切るようにしましょう。
▼おすすめの解凍方法はどれ?
流水やお湯、電子レンジなどお肉を解凍する方法はさまざま。冷凍肉の解凍方法7つを「解凍時間」「ドリップ量「解凍ムラ」の3つの項目で評価します。
まとめ買いの豚こま肉1kgを徹底的に使いこなすレシピ5選
豚こま肉とは豚肉をカットする際に出る「切れはし肉」のこと。形や厚みはふぞろいでも色んな部位が混ざっている分、さまざまな部位のうまみや食感楽しむことができます。そのまま炒めたり、ひき肉のように団子状にしたり変化をつけて飽きずにおいしく食べきりましょう。レシピは2人分なので、3人家族の場合は1.5倍に、4人家族の場合は2倍にしてくださいね。
包丁いらずでパパッとできる「豚こま豆苗炒め」
【200g使用】豚こま肉は包丁いらずも魅力のひとつ。合わせる食材もキッチンバサミで切れる食材を選べば超楽チン。ラクしても味の妥協はしたくないから、オイスターソースでコクのある仕上がりに。
シャキシャキ食感がアクセント「豚こまれんこんバーグ」
【200g使用】豚こま肉をひき肉の代わりに使ってハンバーグにすれば肉の食感があって食べごたえもバッチリ。白だしを使ったあんかけにしましたが、手軽におろしポン酢などでもおいしく食べられます。
ご飯のおかわり必至「豚こまの味噌漬け」
【200g使用】味噌に漬けて時間を置くだけで、驚くほどやわらかくしっかり味が染み込んでおいしく仕上がります。豚肉を買ってきた日に下味につけて冷凍または冷蔵庫保存をしても。あとは焼くだけなので、いそがしい日の夕飯や、お弁当にもおすすめです。
栄養バランスも◎「豚こまとピーマンの甘酢炒め」
【200g使用】肉と一緒に野菜も炒めてしまえば、1品で栄養バランスもバッチリのメインに。ピーマンのほかにも玉ねぎ、きのこ、(レンジ加熱した)かぼちゃ、さつまいもなどでもアレンジ可能。豚肉に下味をつけるひと手間でしっかり味が染み込んで食感も柔らかい仕上がりに。
子どもウケバツグン!「豚こま南蛮」
【200g使用】「チキン南蛮」を豚こま肉で代用したレシピ。豚こま肉を団子状にすることで食べごたえがアップします。タルタルソースをたっぷりかければ、子どもも大喜びすること間違いなし。
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何かと使い勝手の良い豚こま肉。買い物にいったらまとめ買いしても後悔しないはず!上手に使いまわしてみてくださいね。
▼こま切れ肉と切り落とし肉の違いってなに?
スーパーのお肉コーナーに並んでいる「こま切れ肉」と「切り落とし肉」。実は、2つのお肉には違いがあるのをご存知でしょうか?料理研究家・長田絢さんの著書「スーパーで買える『肉』を 最高においしく食べる100の方法」から、おいしいお肉を買う&使いこなす方法を紹介します。