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【食材使いこなし術】卵(たまご)をまとめ買いしたら…冷蔵、冷凍、使い回しレシピを大公開!
なかなか落ち着く様子を見せない新型コロナウイルス感染症の拡大にあたって、できるだけ買い物頻度も下げたいもの。卵をまとめ買いしたら、徹底的に使い回しましょう。まとめ食材の使いこなしのくふうを一挙に公開します!
買い物頻度を減らすためのポイントは①よく使う食材を②まとめ買いして③徹底的に使いこなすこと。今回はそんな食材としてぴったり&リーズナブル&変幻自在に形を変える「卵」2パックの使いこなしを、管理栄養士の尾花友理さんが徹底的におしえてくれました。
卵2パックを買ったら、保存はどうしたらいい?
価格も安定しており、卵料理だけでなく、つなぎや衣に使ったり、お菓子作りに使ったりと様々な用途で使われる卵。栄養面でみてもビタミンCをのぞすべての栄養素を含むことから「完全栄養食品」とよばれるほどの優等生食材。安い日にまとめ買いするという人も多いですよね。そんなたまごの保存方法は意外にポイントがあるんです!
卵の冷蔵保存方法
スーパーによっては常温コーナーで販売されているところもありますが、買ってきた卵は冷蔵庫で保存することをおすすめします。その理由は「サルモネラ菌」による食中毒を予防するため。サルモネラ菌は通常は殻に付着していることが多い細菌なので、出荷前に殻の洗浄がなされていれば殻についたサルモネラ菌からの食中毒はまず心配ないのですが、まれに殻の中にサルモネラ菌が入っている場合も。そのため菌の増殖を防ぐうえでも10℃以下の冷凍庫で保存するようにしましょう。
卵に書いてある賞味期限は「安心して生で食べられる期限」のことなので、生で食べる場合は賞味期限内にしましょう。賞味期限を過ぎてしまった場合は半熟ではなくしっかり加熱をして早めに食べ切るようにしましょう。
卵の冷凍保存方法
水分の多い卵は冷凍保存は向かない食材。冷凍後どうしても食感が悪くなってしまうためです。ですから、卵を冷凍保存する場合には炒りたまごにする、薄焼きたまごにする、錦糸たまごにするなど調理をしてからがおすすめです。炒り卵などはまとめてしておくと、おにぎりに、そぼろ丼にと便利です。
卵を徹底的に使いこなすレシピ7選
もやしのシャキシャキ食感がくせになる「豚なしとん平焼き」
【卵3個分使用】豚肉がなくてもソースとマヨネーズで味付けすれば、なんちゃってとん平焼き風が完成。お財布がピンチの日にもぴったり!豚肉を入れるときはもやしの前にしっかり色が変わるまで炒めてくださいね。
しみじゅわっほっこり「たまご巾着煮」
【卵4個分を使用】生卵を油揚げの中にポトンと割り入れ、楊枝でとめて甘辛味に煮付けました。一緒にほうれんそうや小松菜などの青菜、下茹でした大根など煮てもおいしくボリュームアップできます。今回は甘辛味に煮付けましたが、おでんの具材のひとつにくわえても◎
とろとろ半熟がたまらない「なめこの卵とじ」
【卵2個分を使用】汁物の具材のイメージのなめこも、卵とじにするとご飯がすすむおかずに。そのままご飯にのせて丼にするのもおすすめ。これからの季節はしめじのように株の状態の旬のなめこが出てくるので、ぜひ生のなめこでおためしください。
シンプルだけど最高の組み合わせ「ハムと卵のホットサンド」
ハムとチーズと卵の組み合わせは誰が何といおうと鉄板の組み合わせ!ホットサンドメーカーがなくても重しをのせればフライパンでも簡単にホットサンドが作れちゃいます。朝ごはんや昼ごはんに大活躍の美味しさです。
体も温まる栄養満点メニュー「ほうれん草とふわふわ卵のスープ」
形を自由自在に変えられる卵は、もちろん汁物でも大活躍。緑黄色野菜のほうれん草と合わせれば栄養満点のメニューに早変わり!この中にご飯を入れて雑炊風にしても、おもちをいれてお雑煮風にしても。風邪かな?と思ったときにもおすすめです。
覚えておくと何かと役立つ!「レンジで2色そぼろ丼」
実は炒り卵はレンジで簡単に作れるんです!大量に作って冷凍しておき、お弁当やおにぎり、サラダなどに使っても超便利。
超安上がり!なのに絶品「卵と小松菜の中華炒め」
卵を炒め物にするのは中華の定番。ふわっとやわらかく、シンプルな味付けで仕上げれば、シャキシャキの小松菜とも相性よし!冷蔵庫になんにもなーいなんて日のお助けレシピです。
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お手軽価格で栄養満点な卵。冷蔵庫に常備しておけば買物にいけない日の強い味方になってくれます。ぜひ上手に活用してくださいね。