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なすは冷凍してもおいしく食べられる?簡単な冷凍方法&おすすめの調理法を紹介
夏から秋が旬のなすは、いろいろな料理に大活躍してくれますよね。冷凍保存できると長持ちして便利なのですが、なすは冷凍してもおいしく食べられるのでしょうか?今回は、なすを簡単に冷凍する方法と、冷凍したなすのおすすめ調理法を紹介します。
なすは生のまま冷凍OK
なすは生のまま冷凍ができます。丸ごとでも切ってからでも、どちらでもOKです。保存期間は1ヶ月ほどを目安にしましょう。
ただし、なすは野菜の中でも水分が多いため、冷凍すると水けが出たりぐにゃっとしたりして食感が変わりやすくなり、皮の部分は反対にコリコリとした食感になります。
食感が変わるため「冷凍はNG」と思われがちですが、調理法や冷凍する方法を工夫することで、おいしく食べられます。
冷凍したなすは水分が出るので炒め物には向きませんが、冷凍後のやわらかな食感を活かして、蒸しなすや煮びたし、煮物などに活用するのがおすすめです。冷凍することでなすの細胞が壊れるため、調味料がしみ込みやすく、おいしく仕上がりますよ。
なすの冷凍保存方法
なすの冷凍保存方法について、丸ごと、切ってから、調理してからの場合に分けて、写真付きで詳しく解説します。
【丸ごと冷凍】蒸しなすや煮びたしに
丸ごと冷凍した場合は、蒸しなすや煮びたしに使うのがおすすめです。
保存の仕方は、なすをよく洗い、水けをふき取ってからラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍するだけ。ヘタは解凍後に取ればよいので、そのままでOKです。
解凍はラップに包んだまま電子レンジで加熱すると、解凍と同時に火が通ります。加熱時間はなす1本あたり、600Wで2分30秒~3分ほどが目安です。加熱しすぎると皮の色が抜けすぎてしまうので、様子を見ながら加熱しましょう。
蒸しなすにする場合は、なすを手で裂きます。粗熱がとれてから裂いても、水につけて冷ましながら裂いてもどちらでもOKです。
煮びたしにする場合は、食べやすい大きさに切ってから調味液に10分ほど漬け込みましょう。冷凍したなすは味がしみ込みやすいので、漬け込みは短時間で大丈夫です。
皮がコリコリとした硬い食感になるので、気になる方や噛む力の弱い小さいお子さんが食べる場合は、皮の表面に斜めに切り込みを入れましょう。切り込みを入れるのは、冷凍する前、解凍した後どちらでも大丈夫です。
▼なすの保存方法【常温・冷蔵もOK】
常温・冷蔵・冷凍の場合に分けて、なすの保存方法を詳しく解説します。目的にあわせて保存方法を選び、上手に保存しましょう。
おすすめレシピ
丸ごと冷凍したなすは、次のようなレシピに活用するのもおすすめです。
豚しゃぶとなすのそうめん
なすとみょうがのおひたし
【切ってから冷凍】煮込み料理や麻婆茄子に
切ってから冷凍した場合は、ラタトゥイユやカレー、トマト煮などの煮込み料理や、麻婆茄子に活用しましょう。
大きく乱切りにするよりも輪切りや棒状などの方が素早く凍るので、食感の変化が気になりにくくなります。切ったなすを一度水にさらしてアクを抜き、水けをよくふき取ってから冷凍用保存袋に入れて凍らせます。
解凍するときは、凍ったまま鍋やフライパンに入れて、普段通り調理しましょう。
おすすめレシピ
切って冷凍したなすを使うのにおすすめのレシピはこちらです。
なすとひき肉のピリ辛丼
【調理して冷凍】焼きなすや揚げなすは食感が変わりにくい
焼きなすや揚げなす(素揚げ)にすると、なすの水分が抜けるため凍らせても食感の変化が気になりにくくおいしく食べられます。保存期間の目安は2~3週間ほどです。
焼きなすの場合は、皮がついたまま魚焼きグリルやトースターで10~15分ほど焼き、粗熱が取れたら皮をむきます。揚げなすは、乱切りなど食べやすい大きさに切ったなすを油で素揚げしましょう。
どちらも調理したものを冷まし、冷凍用保存袋に入れて冷凍してください。
焼きなすは電子レンジで解凍し、そのまま食べられます。揚げなすは、電子レンジで解凍して揚げびたしにしたり、凍ったまま調理して麻婆茄子にしたりとアレンジが可能です。
なすを冷凍して無駄なくおいしく使い切ろう!
なすは冷凍しても、調理法を工夫すればおいしく食べられます。余りそうなときは早めに冷凍して、無駄なく最後まで楽しんでくださいね。
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