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しいたけの切り方と飾り切りの仕方!軸を上手に活用するコツも
しいたけは切り方によって、香りの感じ方や味の染み込み方が変わる食材です。この記事では、しいたけの基本の切り方をはじめ、一見難しそうな飾り切りの仕方もわかりやすくご紹介。どんな料理に合うのかも併せて解説しますので、調理の際に参考にしてくださいね。
しいたけを調理する上で知っておきたい2つのポイント
まずは、しいたけを料理に使う際のポイント2つをご紹介します。
1. 石づきは食べられないが、軸は食べられる
しいたけの傘だけ残して、軸を捨てていませんか?軸の先には石づきというかたい部分があるので、その部分だけ取り除けばおいしく食べることができますよ。軸は歯ごたえがよく、うまみもあるのでスープやひき肉料理に加えるのがおすすめです。
2. 気になる汚れがある場合は、キッチンペーパーでふき取る
しいたけの汚れを取るために、水洗いをするのはあまりおすすめできません。汚れが気になるときは、キッチンペーパーや清潔な布巾などでふき取るようにしましょう。
水洗いをおすすめしない理由は以下の記事で詳しく紹介していますので、併せてチェックしてみてください。
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傘・軸・石づきの切り分け方
それでは、しいたけの傘・軸・石づきの切り分け方から紹介していきます。まず、汚れがある場合はキッチンペーパーで拭き取り、傘と軸を切り分けます。
続いて、軸の先端部分にある石づきを切り落とせば完了です。
しいたけの軸の部分は、薄切りにしてスープの具材にしたり、みじん切りにしてひき肉料理に混ぜたりして活用するとおいしいですよ。
傘の基本的な切り方3パターン
続いて、しいたけの傘部分の切り方(薄切り、そぎ切り、みじん切り)とそれぞれに合う料理をご紹介します。
薄切り
ひだを下にして置き、3~5mm程度の厚さに切ります。
しいたけは柔らかいので、強く押すように切ると傘が潰れてしまいます。刃を軽く当てて引くように切ると綺麗に仕上がります。
薄切りにしたしいたけは香りが引き立つので、炒め物やスープに使用するのがおすすめです。
【おすすめレシピ】大根おろしスープ
そぎ切り
ひだを下にして置きます。包丁の刃を斜めに寝かせて当て、左側からそぐように手前に引いて切りましょう。
そぎ切りしたしいたけは、切り口が広いため味がしみこみやすく、火も均等に入りやすくなります。煮物などの煮込み料理に使うのがおすすめです。
【おすすめレシピ】厚揚げとしいたけの炒め煮
みじん切り
薄切りにしたしいたけを重ねて細切りにし、横向きに置いて細かく刻みます。
みじん切りのしいたけは、ひき肉料理と一緒に混ぜると独特の味や食感を感じにくくなり、しいたけが苦手な人でも食べやすくなります。しいたけの香りが苦手な方は、ひき肉料理の中でもにんにくや生姜を使用するレシピに加えるといいですよ。
傘の飾り切り3選
お正月などのお祝い事でよく見かける飾り切り。切り込みを入れることで味がしみこみやすくなるため、煮物や鍋料理に適した切り方です。一見難しく思えますがコツを押えれば簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。
花切り
傘の部分に、包丁で斜め45度の切り込みを入れます。しいたけの向きを変え、逆方向からも同様に切り込みを入れましょう。
「*」の形になるように、1の工程を繰り返せば完成です。
松切り
花切りにしたしいたけを、松の形になるように半分に切ります。
亀甲
ひだを下にして、両端を平行に切ります。
続いて、上下をハの字になるように切りましょう。
最後に、甲羅をイメージして格子状に切り込みを入れれば完成です。
花切りや亀甲の飾り切りで余った部分は、細かく刻むなどして他の料理に活用してくださいね。
シーンに合わせた切り方で、しいたけをおいしく食べよう!
しいたけは切り方によって、見た目はもちろん、風味や食感、味のしみこみ方も変わります。料理に合わせた切り方で、しいたけをおいしく楽しんでくださいね。お祝い事などで華やかに見せたい時は、飾り切りにもぜひチャレンジしてみてください。
▼しいたけが長持ちする保存方法
しいたけは冷凍保存がおすすめです。冷凍することで長期保存が可能になる上、生しいたけよりも冷凍しいたけを加熱調理した場合の方が、うまみ成分が増加したという研究結果もありますよ。