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小松菜は生でも食べられる!生食する際の選び方と洗い方、保存の仕方について
汁物の具やおひたしなど、加熱して食べるのがポピュラーな小松菜。「スムージーを作るときは生のままだけど、食べても本当に大丈夫?」など、疑問に思ったことはありませんか?結論からいうと、小松菜は生で食べることができる野菜です。今回は小松菜が生で食べられる理由と生食用の小松菜の選び方、正しい洗い方や保存方法についても解説します。
小松菜は生で食べてOK!その理由は?
小松菜が生食できる理由は「シュウ酸」という成分の含有量が少ないことにあります。
シュウ酸はえぐみが強いアクの成分で、結石の原因にもなるため摂りすぎない方がよいとされています。たとえば小松菜と見た目が似ているほうれん草にはシュウ酸が多く含まれ、生だとえぐみや苦みが強いため、アク抜きしてから食べるのが一般的です。
一方で小松菜にはシュウ酸がほとんど含まれていないため、アク抜きなしで生のまま食べられます。生の小松菜はシャキシャキとしており、味にクセが少ないため、意外にもおいしく食べることができますよ。
▼ほうれん草も真っ青!?小松菜の栄養
小松菜は見た目が似ているほうれん草に比べて、カルシウムは約3.5倍、鉄は1.4倍、ビタミンⅭは約1.1倍の栄養が含まれています。小松菜を食べることで期待できる健康効果はこちらをチェック!
生食用の小松菜を選ぶ際のポイント
生食用の小松菜には、食あたりを防止するためにも新鮮なものを選ぶことが大切です。小松菜を選ぶ際は以下のポイントをチェックしてみましょう。
1. 葉が肉厚で、緑色が鮮やか
葉が厚く、鮮やかな緑色をしているものを選びましょう。黄色っぽく変色しているものは傷んでいるサインです。
2. 茎が太く、葉先までハリがある
茎が太くしっかりとしていているものを選ぶと、シャキシャキとした食感が楽しめます。葉先までピンとまっすぐなものがおすすめです。
3. 根元がしっかりとしている
栄養が十分に行き届いている小松菜は根元がしっかりとしており、大ぶりです。
4. 全体的にみずみずしい
みずみずしい小松菜は新鮮な証拠です。乾燥していないこと、しなびていないことを確認しましょう。
小松菜の洗い方
小松菜を生のまま食べるときは、とりわけ丁寧に洗うことが大切です。ここでは、汚れを綺麗に落とす洗い方を紹介します。
手順
1. 根元に十字の切り込みを入れる
小松菜は根元が洗いにくいので、最初に切り込みを入れることで汚れが落としやすくなります。
2. ボウルに水を張り、根元と茎を洗う
手でこすりながら、茎の間までしっかりと洗いましょう。
3. 水を張り替え、葉を洗う
▼小松菜をおいしく茹でる3つのコツ
小松菜はすぐに火が通るので、茹で時間は30秒でOK!茹ですぎないことでシャキシャキとした食感が残り、おいしく仕上げることができますよ。
小松菜の鮮度を保つ保存方法
生の小松菜を食べるには、新鮮なものを使うのがベスト。購入したら早めに食べるのが理想的です。すぐに食べられないときは正しく保存して鮮度を長持ちさせましょう。
冷蔵保存(保存期間:1週間程度)
キッチンペーパーで小松菜全体を包みます。ポリ袋に入れ、できるだけ立てた状態で野菜室に入れましょう。
冷凍保存(保存期間:1ヶ月程度)
洗った小松菜は、冷凍中にくっつかないように水気をよく拭き取ります。使いやすい長さに切ったら冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。
解凍方法
生で食べたい場合は、冷蔵庫に移して解凍してから使いましょう。解凍すると水分が出てくるため、サラダで食べるのには向きません。水気をしっかりと絞り、調味料と和えておひたしやナムルにしたりするとおいしくいただけますよ。また、凍ったままスムージーにするのもおすすめです。
加熱して食べたいときには凍ったまま調理に使用してください。
▼小松菜の保存方法と解凍後のおすすめレシピ
冷凍保存した小松菜は、下処理が済んだ状態で使えるので調理の時短にも大活躍!冷凍の小松菜を使ったおすすめレシピを紹介します。
生の小松菜を使って、いつもの料理に変化を
ほうれん草と違い小松菜にはシュウ酸がとても少ないため、生でもおいしく食べられます。加熱の手間が省けるので「ちょっと野菜が足りない」というときにも、パパッとサラダやスムージーにして献立に取り入れることもできますよ。生の小松菜を食べたことがない方も、ぜひ一度お楽しみください。
▼小松菜を買うべき3つの理由
小松菜は栄養が豊富で下準備もカンタン!小松菜が"買い"な理由を管理栄養士の尾花友理先生に教えてもらいました。