目次
はちみつ大根のおいしい作り方!喉の痛みへの効果や食べ方も管理栄養士が解説します!
喉の痛みに効果があるといわれる「はちみつ大根」。
簡単に作れるため、おいしいはちみつ大根の作り方を知っておきましょう!
今回の記事では「はちみつ大根の作り方」と、喉への効果や食べ方、注意点を管理栄養士が解説します。

はちみつ大根の喉への効果とは?
はちみつ大根は、はちみつの強い殺菌作用と、大根のイソチオシアネートという成分に炎症を抑える作用が期待されていることから、喉の炎症を抑えて痛みをやわらげてくれると考えられています。
また子ども(※必ず1歳以上)では、はちみつに夜間の咳を減らすのに役立つ可能性があったという研究報告もあります。
はちみつは食べ物であるため薬のような効果を期待するのはNGですが、子ども(※1歳以上)や妊娠中の方でも安心して使えるのはうれしいポイントです。
喉の痛みが気になるとき、咳が気になるとき、また風邪の引きはじめの栄養補給として取り入れてもよいでしょう。
※:はちみつは乳児ボツリヌス症の恐れがあるため、1歳未満の子どもには絶対に与えてはいけません。理由は後述します。
おいしいはちみつ大根の作り方

それでは早速、おいしいはちみつ大根の作り方を紹介します。
<材料(作りやすい分量)>
はちみつ…100g
大根…100g
<作り方>
1.大根は皮を剥き、1cm大の角切りにする。

角切りにすることで、大根にはちみつが行きわたりやすくなります。
2.清潔な容器に大根を入れ、はちみつを注ぐ。

大根がしっかりと浸かるまではちみつを入れましょう。
3.蓋をして冷蔵庫に入れ、半日経ったら完成。

はちみつを入れた直後です。
すぐに飲みたい場合は、1時間程度でもOKです。大根から水分が出てきて、はちみつがサラッとしてきたら飲みごろです。

1日置いたものです。大根から水分が出ています。
はちみつ大根の保存方法と日持ち
はちみつ大根を作って保存する容器は、瓶、ガラス容器、プラスチック容器など、何でもOKです。
よく洗って乾かして、清潔な状態で使用しましょう。
保存方法は冷蔵庫で、日持ちの目安は3~4日ほどです。
手作りのはちみつ大根は、大根から水分が出てきて傷みやすいため、あまり日持ちしません。
食べ切れる分だけ作るようにしてくださいね。
はちみつ大根のおいしい食べ方(飲み方)
できあがったはちみつ大根は、シーンにあわせておいしくいただきましょう!
喉の痛みが気になるときはそのまま飲む

喉の痛みが気になるときは、はちみつ大根をそのまま飲んでもOKです。喉が痛いときでも、適度なとろみがあって飲み込みやすいですよ。
飲む量は決まった目安があるわけではありませんが、甘さも強いためティースプーン2~3杯程度がよいでしょう。
口をつけたスプーンを容器の中に入れないように注意してくださいね。
温まりたいときはお湯で割る

寒気があるときや温まりたいときは、お湯で割って飲むとよいでしょう。
はちみつ大根を大さじ2杯に対し、お湯90~120mlの割合で割るのが目安です。
さらに温まりたいときは、すりおろししょうがを少々加えるのもおすすめです。
体の内側からポカポカと温めてくれますよ。
余った大根は漬物やきんぴらにする

はちみつ大根で使った大根の使い道は、漬物やきんぴらにするなどの方法があります。
筆者がよくするのは、ポン酢漬けです。
冷凍用保存袋などに取り出した大根を入れ、ポン酢大さじ1~2(大根がつかるくらい)、刻みゆずと赤唐辛子を少々入れてつけこみ、1時間ほどで完成します。
また、ごま油で炒めてしょうゆで味付けをするときんぴらになります。
少し甘めになりますが、ちょっとしたご飯のお供やお酒のおつまみにぴったりな1品になりますよ。
はちみつ大根を取り入れる際の注意点
先ほど伝えたとおり、はちみつ大根に薬のような効果が期待できるわけではないので、症状が重いと感じる場合や長引く場合は、医療機関の受診を検討しましょう。
また、はちみつは1歳未満の子どもに与えてはいけません。
乳児ボツリヌス症にかかる恐れがあり、便秘、ほ乳力の低下、首のすわりが悪くなるなどの症状を引き起こすことがあります。
原因となるボツリヌス菌は加熱しても死なないため、加熱の有無に関わらず、絶対にあげないようにしましょう。
また1歳をすぎた小さな子どもに与えるときは、そのままだと甘さが強いため、お湯や水で薄めてあげるようにしてくださいね。
喉が痛いときは、はちみつ大根を試してみよう!
今回の記事では「はちみつ大根の作り方」について、管理栄養士が解説しました。
はちみつ大根は、はちみつと大根の効果から、喉の痛みによいといわれています。
やさしい甘みで適度なとろみもあり、喉が痛いときでも飲みやすいのがうれしいですね。簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね!