サラダや炒め物に大活躍の野菜、玉ねぎ。
シャキシャキした食感や少し甘みのある味がお料理に欠かせません。
玉ねぎを使用する際に困るのが、口の中に残ってしまう嫌な辛み。特に生の玉ねぎを使用すると辛みが強く、後味も残ってしまいますよね。
水にさらして辛みを抜くという方法が一般的ですが、他にはどんな方法があり、結局どの方法が一番効果的なのでしょう?
「トクバイみんなのカフェ」で話題の玉ねぎの辛み抜き方法をいくつか試してみましたので、効果的なものをご紹介します。
玉ねぎ1玉をスライスして実験しました。
玉ねぎの辛み抜き選手権!
方法① 塩揉み
塩もみですね。
晒(さらし)や手ぬぐいに、玉ねぎに塩をふって包み、よくもみ流水で粘りを洗い流し、しっかり絞ると辛みは抜けます。ートクバイみんなのカフェより
まずは塩揉みからトライ。スライスした玉ねぎに、小さじ半量程度の塩を振り、キッチンペーパーに包みます。
よく揉んでから水で洗い、しっかり水を切ります。
完成
シャキシャキ度 ★★☆
辛くない度 ★★☆
簡単度 ★★☆
感想:
塩揉みするのでどうしても少し塩味になってしまうのですが、生の玉ねぎより辛みは減っていて食べやすいです。
見た目のシャキッと感は無くなったものの、食感は水分が抜けた分パリッとしていて歯ごたえはあります。今回はしませんでしたが、氷水に20分ほどさらすことで見た目のシャキシャキ感はもう少し戻せそう。でも時間がかかるのが難点ですね・・・。
方法② 砂糖揉み
スライスした玉ねぎにちょっと多いかな?というくらいの砂糖をふりかけ、しばらく置きます。しんなりしてくるので、ぎゅっと絞って、ぬめりと水分をだします。
その後、お水にさらすと辛味も抜け、シャキシャキになりますよ。ートクバイみんなのカフェより
「トクバイみんなのカフェ」では、砂糖揉みについてもおすすめする人が多数。方法は、スライスした玉ねぎに砂糖を振り、揉みこんで10分ほどそのまま放置、しんなりしてきたら水分を絞ります。水に5分ほどさらして出来上がりです!
完成
シャキシャキ度 ★★☆
辛くない度 ★★☆
簡単度 ★☆☆
感想:
水分を出す時間や水にさらす時間がかかってしまうのが難点ですが、辛みはマシになりました。
生ほどシャキシャキとはいきませんが、歯ごたえも残っています。
塩と砂糖だと、砂糖の方が少し辛みは和らいだ印象です。
方法③ レンジでチン
玉ねぎの辛み抜きは、レンジで1~2分くらいチンしてから(この時あまり熱を通し過ぎるとシャキシャキ感が無くなるので気を付けて下さい)チンしたものを水でよくすすいでキッチンペーパーなどで水気を吸い取って下さい。
これで使うと辛みがなく大丈夫ですよ!!ートクバイみんなのカフェ
スライスした玉ねぎを耐熱容器に入れ、電子レンジで1分加熱します。
電子レンジでの辛み抜きは時間がポイント。加熱しすぎると玉ねぎが柔らかくなり食感が変わってしまうので注意してください。 加熱したものを水ですすいで、水分をきったら出来上がりです。
完成
シャキシャキ度 ★☆☆
辛くない度 ★★★
簡単度 ★★★
工程が1分で完了し、手も汚れないので簡単なのが魅力的。
ただし、熱をいれてしまうことでどうしても食感は落ちてしまいました。少しシャキッとした食感は残っているものの、柔らかくなっています。
サラダ向きではありませんが、あえ物などにはちょうど良いかも。
辛みはほとんど感じず食べやすいので、お子さんがいる家庭にもおすすめです。
方法④ 酢水にさらす
私もいろいろ試してみましたが、酢水にさらすのがとっても効果的でした!(^O^)
しんなりしちゃわないので、サラダにお勧めです!ートクバイみんなのカフェより
お水にさらすときに、少しお酢を入れるというアイディアも。
ボウルにたっぷり入れたお水に、酢(適量、ここでは大さじ1ほど)を入れ、10分ほどさらします。 完成
シャキシャキ度 ★★★
辛くない度 ★★★
簡単度 ★★☆
感想:
あまり期待してなかったのですが、意外にも辛みが抜けたのがこちらの方法。
水にさらす時間は必要ですが、シャキシャキ感も維持したまま辛みが控えめになりました。
酢水にさらすことでお酢の味が玉ねぎにつき、生で食べるとお酢感が残りますが、サラダなどではドレッシングをかけるのであまり気になりません。
また、どうしても気になる方は酢がきつすぎないお酢を選ぶことをおすすめします。
方法⑤ 熱湯にくぐらせる
玉ねぎの辛みを抜きたいのであれば玉ねぎをスライスして、ざるにいれたそのまま熱湯にくぐらせます。直ぐに氷水にさらして出来上がり。
熱湯に入れたら直ぐに氷水で温度を下げれば柔らかくならず、生のシャリシャリした歯ごたえが残ります。
これで辛味の無いオニオンスライスが出来上がります。ートクバイみんなのカフェ
調味料などは何も加えず、熱湯にくぐらせるという手段も!火を入れすぎると玉ねぎが甘くなってしまったり、食感が変わってしまうのでご注意くださいね。
完成
シャキシャキ度 ★★★
辛くない度 ★★☆
簡単度 ★☆☆
感想:
お湯と氷水を用意する手間さえ惜しまなければ、シャキシャキ感もほとんど残るうえに辛みも和らぐので良いと思います!
調味料を使わなくて済むのも嬉しいですね。
知識として知っておきたい、玉ねぎの辛みは何が原因?
今回挑戦した玉ねぎの辛み抜き。この辛みは何が原因となっているのでしょうか?玉ねぎの辛みは、硫化アリルという成分から来ています。この成分はニンニクやニラなどにも共通して含まれ、ニオイや辛みの原因となる反面、血液をサラサラにしたり消化を助ける役割もある成分です。
玉ねぎは水にさらすことで辛みが抜けますが、これはこの玉ねぎに含まれるこの成分が性質として水溶性のため。実は水にさらしてしまうことでこの成分が抜けていってしまいます。
栄養素をしっかり摂取したい場合は、水にさらす時間を長くしすぎないようにしましょう。
編集部的おすすめは酢水と熱湯!
シャキシャキ感をそのまま残し、ほどよく辛みを抜きたい場合は酢水がおすすめ。水にお酢を入れて10分ほど置いておくだけなので、手も汚れずその時間に他の作業ができるのもポイントです。
ただし、先に書いた通り水にさらす時間が長いとせっかくの栄養素が抜けてしまいます。長くさらしすぎないよう気を付けましょう。
また、熱湯にくぐらせる方法もお湯を沸かす手間はいりますが、シャキシャキ感がほとんど生の状態で維持できるので、お酢がないときはこちらもおすすめ。調味料が何もいらないので手軽ですね。
シャキシャキ感ではなくパリパリ感がお好きな方は、お塩やお砂糖を使うという方法にすると◎その後どんなお料理にするかで、どうやって辛み抜きするのか決めてもいいですね。
辛みが嫌いで玉ねぎを苦手な方も、辛み抜きをするだけでおいしく玉ねぎが味わえるかも!?ぜひお試しください♪