パラパラチャーハンを失敗せずに作る3つのコツ--アレンジレシピ3選も紹介

冷蔵庫にあるものでパパッと作ることができるチャーハン。店で食べるチャーハンのようにパラリと仕上がらず、ベチャッとしたできあがりになることも多いのでは? 今回はパラパラに作るコツと、バリエーションをアップさせるレシピを紹介します。

目次

パラパラチャーハンをつくるコツ

以下の3つのコツで、パラパラチャーハンは実現できます。パラパラに仕上げるためのポイントを紹介します。

1. ごはん編: 温かいごはんを使うべし!

フライパンの温度が下がらないようにすることがパラパラチャーハンを作るコツ。そのためにも、ごはんは必ず温かい物を使いましょう。しかし、炊き立てのごはんは水分が多いのでNG。また、炊き上がりから時間がたったごはんは潰れていて食感が悪く、さらに粘りが出きっているため、炒めると米同士がくっついて団子状になってしまいます。パサパサしたり団子状になったりせずにパラパラに仕上げるためには、炊きあがってから15分ほど経ったごはんを使うのがベストです。また、保存しておいたごはんを使う場合には電子レンジで少し温めなおしてから使用するようにしましょう。

2. たまご編: たまごとごはんを混ぜるのはNG

続いてたまごのコツを紹介します。先にごはんに混ぜておくのか、炒りたまごを作っておき最後にごはんと混ぜるのかなど、どのタイミングでたまごを使うのか悩む人も多いのではないでしょうか。おすすめはたまごをフライパンに入れ、半熟状になったところでごはんを入れるという順番。ほどよくたまごがごはんに絡み、水分と油分を吸収してくれます。ポイントは、フライパンがしっかり熱くなってからたまごを入れること。前述した通り、フライパンの温度が下がらないようにすることがパラパラチャーハンを作るコツです。はじめにフライパンの温度をしっかりと上げておきましょう。たまごがフライパンにくっつきにくくなるという利点もありますよ。

ちなみに、ごはんとたまごをあらかじめ混ぜてから炒める方法はあまりおすすめしません。確かにパラパラにはなるものの、一粒ずつにたまごが付着するため、モソモソとした食感になってしまうことが多いからです。

3. 炒め方編: "フライパンを振らずに炒める"がキモ

ごはんを入れたら長時間炒めないようにしましょう。炒めすぎるとパラパラを通り越してパサパサになってしまいます。 なお、家庭用のガスコンロは中華料理店などに比べると火力が弱いので、フライパンを持ち上げると熱が下がってしまいます。フライパンを振らずに、ヘラで切るようにほぐして返すを繰り返すことがポイント。うまく熱を保ちつつ、返す時に水分を飛ばしながら短時間で炒めるようにしましょう。

必要最低限の材料で! パラパラチャーハンの作り方

材料(2人分)

たまご 2個 / ごはん(温かいもの) 400g / サラダ油 大さじ2 / 塩 小さじ2/3 / 胡椒 適量 / 万能ネギ(小口切り) 適宜

作り方

1. たまごは溶きほぐす。

2. フライパンにサラダ油を熱して強火にかけ、しっかり温まってから1のたまごを一気に加える。

3. たまごが半熟状のところへごはんを入れ、ヘラで切るようにほぐしながら炒める。温度を下げないためにフライパンは振らずに、ヘラで切って返すこと。

4. 塩と胡椒を振り入れ、全体に炒め合わせ、皿に盛り付ける。お万能ネギをちらしたら完成。

胡椒はたっぷり振り入れると、メリハリのある味わいに

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バリエーションアップ! アレンジレシピ

基本のパラパラチャーハンをマスターしたら、アレンジレシピにもチャレンジしてみましょう。おすすめのレシピを3つ紹介します。

レシピ1: 「マヨでパラパラに! オイスター海老チャーハン」

オイスターソースを使うだけでも充分旨みのあるチャーハンになりますが、さらに海老のぷりぷり食感、レタスのシャキシャキ感でやみつきになるはずです。マヨネーズを隠し味に使いますが、炒めることでコクだけが残ります。マヨネーズにはたまごとオイルが入っているので、ごはんをしっかりコーティングしてパラパラに仕上げてくれる役割も。旨みとコクがアップしたパラパラチャーハンです。

材料(2人分)

レタス(外葉) 1枚 / 長ネギ 1/2本 /たまご 2個 / ごはん(温かいもの) 400g / むき海老 140g

マヨネーズ 大さじ2 / サラダ油 大さじ1 / おろしニンニク 小さじ1 / オイスターソース 大さじ2 / 塩・胡椒 各少々

作り方

1. レタスは手でちぎる。長ネギはみじん切りにする。たまごは溶きほぐし、ごはんはボウルに入れてマヨネーズを混ぜておく。

ごはんにマヨネーズを混ぜておく

2. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、1の長ネギとむき海老を炒める。おろしニンニクも入れて炒め合わせ、端に寄せて強火にしたら溶きたまごを加える。たまごが半熟状になったところへ1のごはんを入れ、切るようにほぐし炒める。

3. 2にオイスターソースを回し入れ炒め合わせる。塩・胡椒で味を整え、火を止める。1のレタスを加えてサッと混ぜ合わせ、器に盛ったら完成。

レシピ2: 「甘辛きんぴらチャーハン」

常備菜の定番、きんぴらごぼうをチャーハンに混ぜ込むアレンジレシピです。ちくわもプラスして食べ応えアップ。子どもも食べやすいチャーハンに仕上がります。

材料(2人分)

きんぴらごぼう 60g / ちくわ 1本 / 万能ネギ 適量 / たまご 2個 / ごはん(温かいもの) 400g

ごま油 大さじ2 / 醤油 大さじ1 / かつおダシ(顆粒) 小さじ1 / 胡椒 少々

作り方

1. きんぴらごぼうは細かく刻む。ちくわは1cm角程度に切る。万能ネギは小口切りにし、たまごは溶きほぐしておく。

2. フライパンにごま油を入れて中火で熱し、1のきんぴらとちくわを炒める。端に寄せ、強火にして溶きたまごを入れる。半熟状になったらごはんを入れ、切るようにほぐしながら炒める。

3. 2の鍋肌に醤油を回し入れ、かつおダシと胡椒を振り入れて炒め合わせる。最後に万能ネギを加え、さっと混ぜて器に盛る。

レシピ3: 「じゃことネギの白いあんかけチャーハン」

ごま油にじゃことネギの香りを移し、旨みのあるチャーハンに仕上げます。卵白だけを使用した真っ白でふわとろな餡は鶏ガラベース。少しの砂糖を加えることで塩味の角を取ります。料理やお菓子作りであまりがちな卵白を冷凍保存し、活用するとよいでしょう。なお、冷凍卵白はでできる限り早めに使い切りましょう。

材料(2人分)

長ネギ 1/2本 / 万能ネギ 適量 / たまご 2個 / ちりめんじゃこ 20g / ごはん(温かいもの) 400g / / 卵白 2個分 / ごま油 大さじ2

A(鶏ガラスープ(顆粒) 小さじ1 / 醤油 大さじ1/2 / 胡椒 少々)

B(水 2カップ / 鶏ガラスープ(顆粒) 小さじ1.5 / 砂糖 小さじ1 / 生姜のすりおろし 小さじ1/2 / 胡椒 少々)

C(片栗粉 大さじ1 / 水 大さじ2)

作り方

1. 長ネギはみじん切りにする。万能ネギは小口切りにし、たまごは溶きほぐす。

2. フライパンにごま油を入れて中火で熱し、長ネギとちりめんじゃこを炒める。端に寄せて強火にし、溶きたまごを加える。半熟状になったらごはんを入れ、切るようにほぐしながら炒める。

3. 2の鍋肌にAを回し入れ、炒め合わせる。お椀などに一度入れてから器に返して盛る。

4. 小鍋にBを入れて火にかけ、沸騰したらいったん火を止める。

5. 4にCの水溶き片栗粉を加えながら混ぜ、再び火にかけ沸騰させる。そこに、よく混ぜてこしを切った卵白を回し入れ、大きくかき混ぜる。卵白がふわふわと浮いてきたら火を止め、3にまわしかけて万能ネギを散らして完成。

ちょっとしたコツでパラパラチャーハンを家庭で作ることができます。また、いつもと違うアレンジレシピを作れば家族もきっと喜んでくれるはず。早速挑戦してみてくださいね。

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