食器の収納方法をプロが伝授!100均グッズを上手に活用してスペースを有効活用

重ねて収納したことで使いたいお皿が出せなかったり、スペースが足りなくて食器が溢れてしまったり、食器収納の悩みは尽きないものです。そこで今回は、家事代行サービス「CaSy」の人気キャストが食器の収納術をご紹介!収納グッズには100円ショップのアイテムを活用しているので、誰でも手軽に真似することができますよ。

目次

スペースが足りなくなりがちな食器棚、上手に収納するコツは?

一度購入したら壊れるまで捨て時がない食器類。新しいものを買い足していると、あっという間に収納スペースが足りなくなってしまいます。食器を取り出しやすく、スッキリと収納するには、次に挙げる4つのコツを押さえて整理することが大切です。

1. 全ての食器を取り出して、使っていない食器は処分する

引き出物やプレゼント、ノベルティなど、いつか使うかもと思って溜め込んでいる食器はありませんか?食器収納がうまくできない一番の原因は「不必要な食器を持ち続けていること」です。それらは貴重なキッチン空間を狭くし、家事労働に大きな負担を与えます。

できれば1年以内に使用した食器のみを残し、それ以外は処分を検討しましょう。どうしても取っておきたい食器は、キッチンの中でも出し入れがしにくい場所やキッチン以外の収納に移動させるのがおすすめです。

2. 出し入れがしやすい場所を把握する

キッチンに立った時、物の出し入れがしやすい位置は自分の「目から腰の高さまで」です。よく使う食器類をこの位置にある収納スペースに集約すると、無理に手を伸ばしたり屈んだりする必要がなくなり、身体への負担を減らせます。

また、コーヒーカップはポットの近く、茶碗は炊飯器の近くに収納するなど、同時に使う家電の近くに収納すると、無駄な移動を省くこともできます。同様に来客用食器、離乳食用食器、和食器などもそれぞれ一つのケースにまとめて収納すると、一気に準備や片付けができるので効率的です。

3. 収納する食器に合わせた空間を作る

たとえば高さのあるワイングラスと平皿を並べて置くと、平皿の上に無駄な空間が出来てしまい、収納力が落ちてしまいます。高さの近い食器を一緒に並べたり、コの字ラックなどを利用して高さを合わせたりして、空間の無駄を省きましょう。

奥行きのある収納の場合は、奥の食器を取り出しやすいようカゴを使うなどの工夫も必要です。

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エリア別!プロがおすすめする食器の収納術

処分する食器の仕分けが終わったら、さっそく食器を収納していきましょう。キッチンのエリア別に収納方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

吊戸棚(キッチン上のスペース)

シンク上の吊戸棚は、目線の位置であれば比較的物が取り出しやすい位置です。吊戸棚の下段はラップやアルミホイル、布巾などを置くのに便利ですが、収納しやすい場所なので使用頻度の高いコップなどを置いてもいいでしょう。

一方、吊戸棚の上段は高さがあり取り出しにくい場所なので、使用頻度が低い季節物の食器や来客用食器を収納します。その際、ハンドル付きのボックスで種類別に分けて収納すると取り出しやすくなりますよ。吊戸棚に限らず、食器棚の上段にしまう場合も同じです。

ボックスにはラベルシールを貼っておくと、どこに何が入っているのかわかりやすくなります

引き出し・上段

キッチンの引き出し上段は、毎日使うカトラリー類のほか、菜箸やお玉、ピューラーなど調理に使う道具を入れておくと効率的な家事動線が整います。

お弁当を作る習慣があるご家庭では、おかずピックやカップなどお弁当グッズを入れておくと選びながら作業ができてとても便利です。よく使う細かい物を収納するので、アイテム分けできるトレーや仕切りなどを使うとすっきりキレイに収まります。

引き出し・中段

キッチンの引き出し中段も比較的出し入れがしやすい位置です。使用頻度の高い食器や保存容器を入れておくのもいいですね。

引き出しを引き出す際、中の食器が動いてしまうと音が鳴ったり、乱れてしまったりするので、カゴや仕切りを使って大きく動かないようにしましょう。

引き出し・下段

下段になると腰や膝を曲げる動作が加わるので、使用頻度が低いものや上部に置くには危険な重たい食器を置くようにしましょう。

シンク下

シンク下には、ボウルやザル、やかん、台所用洗剤などシンクで使うものを置きましょう。

スペースに余裕がれば、よく使う食器などを収納してもいいですね。シンク下は腰をかがめる動作が必要な場所ではありますが、ビルトイン食洗器の横であったり、洗って拭いた食器をすぐしまえる場所であったりするので、食器をしまう場所としても適しています。

シンク下の収納に高さや奥行がある場合は、ファイルボックスなどを利用して平皿を立てて収納をすると、スペースの無駄がなくなる上に取り出しやすくなります。

また、シンク下収納のさらに下に浅い引き出しがある場合がありますが、こちらは重い食器や使用頻度の低い食器をいれる場所として最適です。

コンロ下

コンロ下のスペースはフライパンや調理器具、調味料などを収納するのに適した場所です。調理中の出し入れが多く汚れやすい場所なので、食器の収納には向いていません。どうしてもコンロ下に食器を収納したい場合は、あまり使わない食器を蓋つきのケースに入れて収納することをおすすめします。

収納グッズは100円ショップで揃えられます♪

スペースを効率的に活用するための収納グッズは、100円ショップで揃えることができますよ。今回使用したものを含めて、いくつかご紹介します。

食器棚や吊戸棚の上段収納に!「ハンドル付きボックス」

高さのある収納場所には、ハンドル付きのボックスに入れて閉まっておくと、取り出しやすく見た目も綺麗に収納できます。筆者は今後使う予定の離乳食調理セットや哺乳瓶、来客用の食器などを用途別に分けて収納しています。

ボックスに何が入っているのかわかるよう、ラベルシールやマスキングテープに中身を記載して貼っておくと、より使いやすくなりますよ。

 <商品情報>
商品名:アレンジスタッキングボックスW
価格:110円(税込)
サイズ:約W165×D315×H152mm
購入場所:セリア

食器が取り出しやすくなる「コの字ラック」

重ねて収納したお皿は、下の方にあるものを取り出すのが億劫になりがちですが、こういった収納棚を使うとそのストレスから解放されます。

また、グラスとお皿など、高さが違う食器を並べるときもスペースを無駄にしません。

このような「コの字ラック」はさまざまな種類が販売されていますが、おすすめは前方に脚がないタイプ。脚があると、下段の食器を取り出す際に邪魔になったり、脚の幅以上の大きさのお皿が置けなかったりします。

 <商品情報>
商品名:収納棚(四角)
価格:110円(税込)
サイズ:約W200×D200×H90mm
購入場所:ダイソー

食器を立てて収納するのに便利 !「ファイルボックス」「ブックスタンド」

シンク下などにお皿を収納する際は、立てて収納するとスペースを無駄にせず、かつ取り出しやすくなります。全ての食器を見渡すことができるので、使いたい食器をすぐに見つけることができますよ。

 <商品情報>
(写真左)
商品名:ザ・BOX3
価格:110円(税込)
サイズ:約W92×D328×H223mm
購入場所:ダイソー

(写真右)
商品名:ブックスタンド
価格:330円(税込)
サイズ:約W210×D260×H180mm
購入場所:ダイソー

パン皿や平皿の収納には「お皿スタンド」も活躍

引き出しの中やキッチンカウンターの上には、お皿専用のスタンドを使って立てて収納するのもおすすめ。こちらの商品は水切りにもなる優れものです。お皿は1枚ずつ独立して置くことができます。

13~23cmの丸皿を最大13枚収納できます。収納スペースがコンパクトなご家庭はぜひ取り入れてみてください。

<商品情報>
商品名:置く水切り&お皿スタンド
価格:110円(税込)
サイズ:13~23cmのお皿用
購入場所:ダイソー

細々した小物類は「トレー」を使って整理

引き出しの上段に収納するカトラリー類や小物類は、トレーで整理しましょう。

あらかじめさまざまな形に仕切られたトレーも販売されていますが、それではサイズが合わなかったり、不要な部分に仕切りがあったりと、上手く使いこなせないことがあります。

おすすめは入れる物に合わせて、いくつかのトレーを組み合わせて使うことです。その方が無駄なスペースができませんし、入れるものが変わっても対応しやすいです。100円ショップには幅広い形状やサイズのトレーが揃っているので、ぜひ手にとってぴったりのものを見つけてみてくださいね。

 <商品情報>
商品名:カトラリー整理トレー
価格:各110円(税込)
購入場所:ダイソー

不要なものは思い切って処分!使い勝手のいい収納環境を整備しよう

食器を収納する際、一番大切なのは最初にしっかりと仕分けすることです。頻繁に使う食器は意外と多くなく、棚にしまいっぱなしになっているものは思い切って処分しましょう。捨てる判断にはパワーが必要ですが、一度やってしまえば後が本当に楽になります。毎日使う食器をスムーズに取り出せる環境を作り、ストレスを感じにくい生活を手に入れましょう。

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