羽田空港アクセス、電車・バス料金比較--地方空港限定マイルが貯まるきっぷも

今年のゴールデンウィークは旅行を予定している人も多いのでは? JTBの発表によると、今年のGWには国内・海外合わせた総旅行人数は2,467万人にのぼり、前年比101.2%なのだとか。ここでは、飛行機を使った旅行を予定している人向けに、都心と羽田空港間をおトクに移動する方法を紹介します。

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目次

※成田空港編はこちら→「バスと電車、成田空港までの料金・時間比較! 機内で買えるおトクきっぷも

都心~羽田空港は京急と東京モノレール、バス

羽田空港は京急空港線と東京モノレールが乗り入れて運賃やサービスを競争しています。どちらも他の空港と連携したおトクなきっぷを用意しています。

羽田空港のアクセス路線は京急電鉄と東京モノレール、そしてバスの路線網です。都心に近いこともあり、有料特急列車はありません。定価をおさらいすると、京急電鉄の品川~羽田空港国内線ターミナル間は410円、東京モノレールの浜松町~羽田空港第2ビル間は490円、リムジンバスの東京駅八重洲北口~羽田空港間は930円です。それぞれ起点が異なるので単純な比較は難しいですね。

東京駅起点なら最安は500円

ちなみに東京駅起点で比較すると、浜松町乗り換えのモノレール経由は650円、品川駅乗り換えの京急電鉄経由は580円です。ただし、もっと安いルートは、京浜東北線で大森駅または蒲田駅へ行き、それから京急バスで羽田空港へ向かう方法で、これなら500円です。

しかしこのバスは普通の路線バスで、途中の停留所も多く、商店街など混雑したところを走ります。急ぐ人には向きません。筆者は大森~羽田空港間の路線バスの沿線に住んでいたことがあり、自宅前に停留所があったので、行きは京急の電車で急ぎ、帰りは京急バスで楽に、という使い方でした。

京急の場合

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京急は品川と横浜から羽田空港に直行する「エアポート急行」を運行

それでは、路線ごとにおトクな方法を紹介します。なお、京急電鉄は10月に空港線の値下げを実施します。品川~羽田空港国内線ターミナル間は290円になる予定です。ただし、消費税が10%になった場合は、値下げと増税の相殺で、290円よりは高くなります。

「羽田空港往復きっぷ」に注目

京急電鉄は、都営地下鉄各駅と羽田空港の往復割引きっぷ「羽田空港往復きっぷ」を販売しています。料金は一律1,020円のため遠方ほどおトクです。たとえば大手町~羽田空港間は通常は片道610円、往復で1,220円ですから200円引き、光が丘~羽田空港間の往復は通常1,520円なので、500円もおトクです。都営地下鉄沿線に住む人は使わない手はありません。有効期間は発売日から9日間と使い勝手もよさそうです。販売場所は都営地下鉄各駅(ただし押上、目黒、白金台、白金高輪、新宿線新宿を除く)と京急線羽田空港国内線ターミナル駅です。

「羽田京急きっぷ」なら現地でも活用できる!

国内旅行なら「羽田京急きっぷ」を検討しましょう。羽田空港までの運賃2回分と、国内空港と都市部までのアクセス交通の運賃2回分をセットしたきっぷです。品川駅と横浜駅で販売しています。

例えば新千歳空港へ行く場合、品川~羽田空港の京急の往復運賃、新千歳空港~札幌間のバスの往復運賃は通常は合計2,880円ですが、「羽田京急きっぷ」は2,520円です。360円のおトクな価格です。横浜発の場合は通常が3,020円のところ、「羽田京急きっぷ」は品川発と同額の2,520円になるため、500円もおトクです。

「羽田京急きっぷ」の対象となる空港は、新千歳空港のほか、とかち帯広空港、秋田空港、富山空港、小松空港、伊丹空港、広島空港、福岡空港、長崎空港、大分空港、阿蘇くまもと空港、鹿児島空港です。有効期間は10日間です。2回分のセットということで、1人で往復、2人で片道という使い方ができます。販売場所は京急線品川駅と横浜駅、連携先の空港アクセス交通機関の窓口です。

東京旅行なら「京急羽田・ちか鉄共通パス」が便利

羽田空港に到着する人に向けて「京急羽田・ちか鉄共通パス」があります。京急電鉄の泉岳寺駅までの乗車券と、都営地下鉄と東京メトロの1日乗車券がセットで1,310円です。

通常は羽田空港~泉岳寺まで450円、都営地下鉄・東京メトロ1日乗車券が900円で、1人あたり1,350円ですから、おトク度は40円と小さめです。しかし、このきっぷは羽田空港国内線ターミナル駅・羽田空港国際線ターミナル駅のほか、全国15空港に設置された京急線券売機で購入できます。出発する空港で購入しておくと、羽田空港できっぷを買う手間が不要です。

「東京トラベル1DAY & 2DAYパス」も東京観光に便利

羽田空港到着時に便利なきっぷはもう1つ。「東京トラベル1DAY & 2DAYパス」です。こちらは京急電鉄の羽田空港~品川間の片道乗車券と、品川~泉岳寺間の京急線および都営地下鉄の1日または2日分のフリー乗車券のセットです。1日用が800円、2日用が1,200円です。こちらも羽田空港国内線ターミナル駅・羽田空港国際線ターミナル駅のほか、全国15空港に設置された京急線券売機で購入できます。

全国の空港で買える京急きっぷ、マイルが貯まるものも

京急のきっぷ券売機は、新千歳・函館・小松・伊丹・岡山・広島・徳島・高松・福岡・北九州・熊本・長崎・宮崎・鹿児島・那覇の各空港の搭乗待合室にあります。この券売機では「京急ANAのマイルきっぷ」「羽得2枚きっぷ」というおトクなきっぷも買えます。

「京急ANAのマイルきっぷ」は、泉岳寺行き、品川行きの片道、往復きっぷです。運賃の割引はありません。しかし、ANAのマイルが加算されます。片道きっぷは30マイル、往復きっぷは70マイルです。

「羽得2枚きっぷ」は京急線内各駅で下車できるきっぷで、片道同一行程の2枚分で620円均一です。1人あたり310円で、羽田空港国内線ターミナル~京急蒲田間の通常運賃は340円ですから、空港線より遠い京急線の駅へ行くなら遠いほどおトクです。

東京モノレールの場合

地方空港で販売する「モノレール羽割往復きっぷ」

東京モノレールも羽田空港到着客向けに往復割引きっぷ「モノレール羽割往復きっぷ」を販売しています。羽田空港国際線ビル駅・羽田空港第1ビル駅・羽田空港第2ビル駅と浜松町駅の往復きっぷで、料金は800円です。片道運賃の2倍は980円ですから、180円のおトクです。ただし、東京モノレール各駅では販売しません。販売場所は新千歳・函館・富山・小松・伊丹・関西・岡山・広島・山口宇部・高松・福岡・大分・熊本・宮崎・長崎・鹿児島・那覇の各空港に設置された、東京モノレールのきっぷ販売機です。ジャルパック・ANAセールス旅行商品を扱う旅行会社では、浜松町出発の「モノレール羽割往復きっぷ」を販売します。ただし旅行商品とのセット販売です。

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東京モノレールは運河沿いの眺めが楽しい

「モノレール&山手線内割引きっぷ」は東京で購入可能

東京モノレールのきっぷ販売機は「モノレール&山手線内割引きっぷ」も販売しています。羽田空港から浜松町駅までの片道きっぷと、浜松町からJR山手線内各駅までの片道きっぷのセットです。料金は500円です。浜松町駅の隣の田町や新橋まで通常料金は630円ですから、山手線内の駅ならどこでもおトクです。

旅行じゃないけど…土日祝限定「全線1日乗車券」は空港見学に便利

なお、東京モノレールは土日祝日限定で、全線1日乗車券を700円で販売しています。浜松町~羽田空港は片道490円、往復980円ですから、往復するだけでモトが取れます。飛行機で日帰り旅行という機会は少ないと思いますが、送迎や多彩なショップが集まる羽田空港へ遊びに行く場合に便利です。

リムジンバス(東京空港交通)の場合

リムジンバスの東京空港交通は、東京メトロと都営地下鉄の全線フリーきっぷをセットした「リムジン & サブウェイパス」を販売しています。リムジンバス片道1枚とTokyo Subway 24-hour Ticketのセットが1,800円、リムジンバス片道2枚とTokyo Subway 48-hour Ticketのセットが3,200円、リムジンバス片道2枚とTokyo Subway 72-hour Ticketのセットが3,500円です。

都心~羽田空港の交通手段別料金・時間比較

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羽田空港も成田空港も、空港到着客向けのおトクなきっぷが多く、首都圏在住者向けのおトクなきっぷは少ないようです。しかし、到着客向けのおトクなきっぷは、首都圏在住の帰宅時に使えます。地方空港で京急電鉄や東京モノレールのきっぷ販売機を見かけたら、このコラムを思い出してくださいね。

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