羽毛布団の寿命は平均10年~15年?長持ちさせるコツや買替サインを解説します【家事プロ監修】

こんにちは!トクバイニュース編集部です!
寒い季節に特に重宝する「羽毛布団」。オールシーズンで兼用できるタイプもあり、愛用している人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
日々の睡眠の質を向上させるため「良質な寝具」にこだわることは大切です。

しかし、羽毛布団を毎日使っていると、ふとこんな疑問が湧いてきませんか?

「もう〇年も使っているけど、いつまで使えるんだろう?」
「高いしちょっとでも長く使いたい…。けど何をすればいいんだろう?」

羽毛布団は、適切な使用方法やメンテナンスを行うことで、その寿命を最大化させることができるんです!
今回の記事では、家事プロが「羽毛布団の寿命を長持ちさせるコツ」「適切な買い替えのタイミング」などを解説します!

目次

【羽毛布団】平均寿命は15年?一般的な場合とその理由とは

羽毛布団の寿命は、一般的に「10年~15年」と言われています。
もちろんこれは統計上の平均的な数字なので、使用方法などでかなり差が出てくるでしょう。

ではどのようなことが寿命に影響してくるのでしょうか?

理由①羽毛や生地の種類が違う

羽毛布団に使われている羽毛や生地の種類により、耐久性や寿命に違いがあります。
羽毛布団に使われる羽毛には「ダック」「グース」「マザーグース」など様々な種類があり、一般的には

マザーグース>グース>ダック

の順に耐久性が優れており、価格も高価となる傾向にあります。

また、外側に使われる生地も多岐にわたります。
除菌・消臭効果のある生地や、通気性が高く汚れに強い生地などの場合はより長持ちします。
一方で、機能性よりも触り心地や寝心地にこだわった生地もあります。

寝具メーカーのラインナップ等を見ても、羽毛の種類や生地に様々なものがあることが分かるでしょう。

・どんな鳥の、どの部分の羽毛を、どれくらいの割合で使用しているか
・外側の生地は何を使用しているか

といったことによって、羽毛布団の寿命に差が出てくるのです。

理由②湿度や汚れ

湿度や汚れは羽毛布団の寿命に大きな影響を及ぼすので、羽毛布団を使用する人の体質や使用する地域の湿度なども寿命を左右する要因となります。

布団の中の羽毛に湿度や汚れが付着することで、羽毛同士がくっついて離れなくなってしまいます。
そうすると、羽毛布団はどんどん縮んでボリューム感がなくなっていってしまうのです。

そのため、寝ているときに汗をかきやすい体質の方や、湿度の多い地域で使われている場合の羽毛布団は寿命が短くなりやすい傾向にあるのです。

理由③使用方法

適切な使用方法をしなかった場合も、羽毛布団の寿命が短くなってしまいます。

例えば、羽毛布団を干す際に布団たたきで叩くこと。実はこれも劣化の原因なのです。
叩くことで中の羽毛や生地がダメージを受けてしまい、羽毛が縮んだり飛びだしたりし、ボリュームが減ってしまうことも。

前述の通り羽毛布団は湿気に弱いので、干さずに使い続けることも寿命を短くする原因となります。

当記事の後半で解説する「適切な使用方法」を参考にし、正しい使用方法をするようにしましょう。

このサインで「羽毛布団は買い替え!」寿命の見極めポイント4点!

おおよその平均寿命は10年~15年程度ですが、現在使用中のご自身の羽毛布団はどうなのでしょうか。

「じゃあ10年使っているうちの羽毛布団はもう寿命なの?」
「それともまだ使えるの?」

それらを見極めるポイントを解説していきます!

ポイント①ボリュームが減ってきた

基本的に、羽毛布団は湿度を含んで縮んでも、干して乾燥させることで膨らみが元に戻る性質を持っています。

しかし、汗などの汚れを羽毛が吸収してしまうと、乾燥させても再生ができず、ふんわりしていたボリュームが徐々に落ちていきます。

羽毛布団がおおよそ3分の2くらいのボリュームになったと感じたら、そろそろ買い替えを検討した方がいいかもしれません。

ポイント②布団をかけても寒いと感じる

羽毛布団を使っているのに以前よりも寒く感じる場合、寿命が近づいている可能性が高くなります。

ポイント①と同様に、羽毛が減ってしまい小さくなっていくことで空気を含みづらい状態になり、保温力が低下したと考えられるためです。

ポイント③重さを感じる

寝ているときに羽毛布団が重いと感じたら、買い替えのタイミングといえるでしょう。
羽毛に汚れが吸着して、湿気を逃がせなくなっていることが原因で重さが出ている場合があるためです。

これを放っておくと、睡眠の質の低下にもつながり、「寝ても疲れがとれない…。」なんてことにもなりかねません。

ポイント④羽毛が飛び出してくる

羽毛が頻繁に布団から飛び出してくるようなら、外の生地が劣化していることが考えられます。

羽毛布団の生地には「ダウンプルーフ加工」という、羽毛が生地の目から出てこないようにする加工がされている場合が多いのです。

しかし、長年の使用により、劣化した部分から羽毛が飛び出してきてしまうようになります。

その場合、中の羽毛も同時に劣化していることが考えられるので、寿命を見極めるポイントの一つです。

寿命を長持ちさせるコツは?羽毛布団”正しい”メンテナンス方法

決して安くはない羽毛布団、少しでも長く使うためにはどうしたらいいのでしょうか?

適切なメンテナンス方法について解説します。

メンテナンス方法①丁寧に取り扱う

叩いたりこすったり引っ張ったり、布団にダメージを与えることをなるべく避けましょう。

前述の通り、布団たたきなどで強く叩くことはご法度です。

小さなことでも、長い年月を積み重ねていけば大きな差になっていくので、長く使いたいならば丁寧な取り扱いを心がけましょう。

メンテナンス方法②布団カバーをかけて使う

羽毛布団に布団カバーをかけて使うことで、大敵である汗や皮脂などから守ることができます。

羽毛布団の肌触りのよさが好きな方も多いかもしれませんが、布団カバーをかけて使用することをおすすめします。

自宅で丸洗い可能な布団カバーを使うことで、こまめに洗濯ができ、雑菌などの繁殖も防げるので清潔にも保てるでしょう。

メンテナンス方法③こまめに干す

羽毛布団の大敵である湿気対策に、こまめな天日干しをおすすめします。
季節にもよりますが、月に2回程度は天日干しができるといいですね。

紫外線も羽毛布団にダメージを与えてしまうので、直接日に当てるのは片面一時間ずつを目安にして、そのあとは風通しのいい陰干しに切り替えるのがベストです。

また、天日干しの時には布団カバーを付けたまま干すことで紫外線からのダメージを防げておすすめです。

普段から敷きっぱなしにはせず、使わないときは風通しのいい場所に干しておくとよいでしょう。
湿気を逃がせるので、羽毛の劣化を防ぐことができます。

メンテナンス方法④保管の時にも湿度に気を付ける

使っている布団のシーズンが終わって、押し入れに片づけるときにも要注意です。

押し入れなどは湿気がこもりやすく、ダニなど雑菌が繁殖しやすい環境になり、羽毛の劣化も進んでしまう傾向にあります。

除湿剤や防虫剤を使用したり、すのこを置いた上に羽毛布団を保管するなど、長期間の保管時にも湿度には注意しましょう。

メンテナンス方法⑤たまにクリーニングに出す

羽毛布団は自宅で丸洗いが難しいですよね。
汚れやにおいが気になった時は、布団の丸洗い業者やクリーニング屋にクリーニングに出しましょう。

クリーニングは汚れを落とすことはできますが、やりすぎると生地や羽毛へはダメージもあると言われています。
そのため、頻度は5年~7年に一回、汚れが特に気になる場合は2年~3年に一回と、なるべく頻度を少なくするのが理想です。

クリーニングになるべく出さなくてもいいように、自宅でできるこまめな手入れを心がけましょう!

平均寿命は15年!羽毛布団は正しいメンテナンスで長持ちさせよう

今回の記事では、家事プロが「羽毛布団の寿命を長持ちさせるコツ」「適切な買い替えのタイミング」などを解説しました!

高品質な羽毛布団は、上手に長く使えば30年以上使用できるものもあるほど耐久性が優れています。
日々の自宅でのメンテナンスや、丁寧な取り扱いを心がけて、羽毛布団をもっと長持ちさせましょう!

また、羽毛布団の買い替えを考えている人は、羽毛布団のリフォームも選択肢として考えてみてもいいかもしれません。

リフォームは、布団メーカーなどに依頼して、生地を新品に交換し、羽毛を洗浄して状態のいいものだけを残し、足りない分だけを補充することで羽毛布団を新品同様に蘇らせることです。

現在お使いの羽毛布団の状態によっては、リフォームの方がコスパが良い可能性もあるので、興味のある方は調べてみてくださいね。

【この記事の監修者】

■株式会社CaSy(サービスサイト:https://casy.co.jp/)

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