大ヒット「おにぎり丸(R)」、誕生の経緯と意外な使われ方について

朝食やランチ、夜食……と様々なシーンで食べるおにぎり。でも、おにぎりだけだと野菜などがとれず、栄養が偏ってしまうのが気がかりですよね。そんな悩みを解決するアイテムとして誕生した,、味の素冷凍食品株式会社の「おにぎり丸(R)」が大人気。まだ使用していない人は要チェックです!

目次

「おにぎり丸(R)」とは

「豚の生姜焼き」味

味の素冷凍食品から2017年の春に発売された冷凍食品の「おにぎり丸(R)」。冷凍したままごはんで包んでおにぎりにすると自然解凍され、おにぎりの具材になるという商品です。発売から2年で累計販売個数約2,000万個というヒット商品で、2019年3月時点では9種類が発売中。「牛すき焼き」「鶏の梅あえ」「豚の生姜焼き」「ねぎ味噌チキン」「照りマヨ」「豚カレー」「牛カルビと3種のナムル」「ちいさな豚角煮」「えびマヨ」といった味があります。これだけ種類があればお気に入りも見つかりますね。

約3年前から開発に着手

商品のアイデア出しが始まったのは発売の3年ほど前から。冷凍食品は「手抜き」などのマイナスなイメージを持たれがちですが、「冷凍食品だからこそできることを実現したい」と考えて取り組みを始めたそうです。

おにぎりに関する商品を作ろうと考えたのは、生活者の声がきっかけ。どのような商品にするかのヒントを得るために生活者にアンケートをとった際、日本の定番食である「おにぎり」に深いニーズがありそうだとわかったのだといいます。

「部活動に励む子どもを持つ保護者の回答に、『部活動の際、お弁当はおにぎりに限る』というような規定があるという内容が多数みられました。でもおにぎりだけだと栄養が偏ってしまいますよね。そこでおにぎり1個でおかずが食べられ、食事が完結するような商品を開発しようと考えました」(味の素冷凍食品 開発マーケティング部 竹岡千賀さん)。

「ちいさな豚角煮」味

こうして誕生したのが「おにぎり丸(R)」。当初は「甘口ポークカレー」「野菜たっぷりビビンバ」「おいしいギョーザ」「ちいさな豚角煮」「甘くち麻婆豆腐」の5種類の発売でした。発売当時から人気の「ちいさな豚角煮」は豚肉とほうれん草を組み合わせたもので、肉と野菜が入り、栄養バランスが考えられた商品です。なお、最近ではえびと枝豆やにんじんを使った「えびマヨ」も登場し、肉だけでなく魚介類と野菜を組み合わせた商品も販売されるようになりました。

開発の際は、具材の染み出しを無くし、口に入れたときの食感の良さなどを追及するのに苦労したそう。発売前は、開発担当者が1日およそ100個のおにぎりを食べる日もあったのだとか。

調理方法

パッケージを開封した「おにぎり丸(R)」。こちらは「えびマヨ」味

「おにぎり丸(R)」の調理方法はとっても簡単。しゃもじ約半分のごはんをまずラップの上に広げ、凍ったままの「おにぎり丸(R)」をのせ、再びしゃもじ約半分のごはんをかぶせます。あとはラップの上から「おにぎり丸(R)」を包むように握るだけ。完成から15分程度たつと具材が解凍され、食べられる状態になります。もしすぐに食べたい場合は握ってから電子レンジ(600W)で約40秒加熱すればOK。忙しい朝にもぴったりの商品ですよね。

なお同商品を使って調理する際に注意したいのがごはんの量。「おにぎり丸(R)」自体のサイズが少し大きめのため、使用するごはんの量は通常のおにぎりを作るときよりも少なめに使うと、適度なサイズのおにぎりになるそうです。いつも通りのごはんの量で「おにぎり丸(R)」を包むと、おにぎりが大きくなりすぎる可能性があるのでご注意ください。なお、おにぎりの形は丸形でも三角形でも問題ありません。

こんな食べ方のアイデアも

味の素冷凍食品では、発売後もスポーツイベントで「おにぎり丸(R)」を使用したおにぎりを配ったり、生活者にミニインタビューをしたりして商品の感想を聞いているそう。その際驚いたのは、おにぎり以外に同商品を使用している人がいたということです。

「うどんの具に使ってもらったり、炊飯器に入れて炊き込みごはんにしたり、野菜炒めの具材や味つけに使っている方もいるそうです。またごはんの上にのせてミニ丼として食べているという方もいました。予想していなかった食べ方ですが、色々な方法で楽しんでいただけてとっても嬉しく思っています」。

さらには、子どもの朝食にも活用されているといいます。冷凍の「おにぎり丸(R)」を使うことで熱々のおにぎりがはやく冷め、小さな子も食べやすくなるのがポイントだそうです。

一番人気のメニューは「牛すき焼き」

前述のとおり、2019年3月現在で9種類のラインナップがある「おにぎり丸(R)」。1番人気は、牛肉と白菜、玉ねぎなどの野菜を甘辛い味で仕上げた「牛すき焼き」だといいます。今後も定期的に新しいフレーバーが登場するらしいので、新商品にも期待しましょう!

子どもを持つ保護者にとって強い味方の「おにぎり丸(R)」。商品の新着情報などは、とってもかわいいブランドサイトおよび公式Instagram「@onigiri.maru」でも発信されています。ぜひチェックして、おいしいおにぎりを握りましょう!

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