株主優待で家計節約も可能! 主婦におすすめ優待株を専門家が解説

生活に使えるお金や貯金を増やすための方法の一つである「株式投資」。「難しそう」「損をするのが怖い」などと、興味はあってもなかなか挑戦できない方も多いのではないでしょうか。今回はお金の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)の武田明日香さんに、株式投資のメリットとデメリットを教えてもらいます。

Cf1ce4ca8d9f094d

株式投資の仕組みとは?

株式投資とは、株式(=株)を専用の枠組みの中で売買することをいいます。そもそも「株式」とは株式会社が発行する証書のようなもの。企業が事業活動を行うためには事務所や工場の開設、資材や商品の仕入れなど、多くの資金が必要です。資金調達にはいくつかの方法がありますが、そのひとつが「株式」を発行し、広く一般の人へ資金を募ること。お金を出してもらったら、その証拠に「株式」を付与します。

この株式にはそれぞれ価格がついており、その価格のことを「株価」といいます。株価は企業の業績や需給バランス、景気など様々な要因によって絶えず変動していて、株価が安いときに購入し、高くなったら売却することで「利益」が発生します。株式投資の基本は「安く買って高く売る」こと。株価が安くなっているタイミングと、今後値上がりするかどうかを見極めることが大切です。

株式投資のメリット・デメリット

デメリット

株式投資をするうえでのデメリットといえば、値下がりリスク。購入時よりも株価が下がれば、元本割れ(投資金額を下回ること)をしてしまいます。「自分のお金が減ってしまう」ということが、株式投資の入門者にとっては一番怖いところだと思います。

しかし「いくらまで下がったら売却する」など、購入時に「自分にとってこれくらいなら損しても大丈夫」だという売却ルールをしっかりと決めておけば、ずるずると売り時を逸してしまうことなく、自分の中での最大の値下がりリスクも把握することができます。

メリット

一方で、株式投資の大きなメリットは、なんといっても値上がり益。500円の株価で買ったものが600円になったら売る(=100円の利益)というように、株価の動きを見ながら自分の判断で収益をあげることができます。たとえば、みなさんに馴染みのある「ユニクロ」を展開する「ファーストリテイリング」という企業は、フリースの大ヒットにより20年間で株価は48倍になりました。もし、100万円投資していたら、4800万円になっているということです。夢が広がりますね。

また、最近では株主優待も人気です。優待内容は企業によってさまざまですが、飲料品や日用品、商品券などをもらうことで家計の節約に役立ちます。これから株式投資をするという人は、「何を買えばよいかわからない」ということも多いでしょう。入門編として、「株主優待が魅力的な会社の株を買う」というのもおすすめです。以降、主婦におすすめの銘柄を紹介します。

主婦が利用したい株主優待3選

※各企業名の後についているのは証券コードです

イオン【8267】

日々の買い物に欠かせない店といえば、スーパーマーケット。大手全国チェーンの「イオン」では、100株以上の所有で年2回キャッシュバックを受けられる「イオンオーナーズカード」をもらえます。キャッシュバック率は持株数に応じ、3・4・5・7%。仮に100株所有している株主が半年間で30万円分買い物するなら、30万円×3%で9,000円のキャッシュバック。こっそりへそくりできるかもしれません。

小林洋行【8742】

小林洋行は金融や不動産に関する事業を展開する企業。こちらの株主優待では、食費を浮かしたい時に助かる「全国共通おこめ券」がもらえます。100株所有でおこめ券2枚、1,000株所有では5枚もらえ、1枚あたり440円分のお米と交換可能。2018年6月7日現在の株価は297円なので、2万9,700円の投資で880円分のお米をゲットできるということになります。

エム・エイチ・グループ【9439】

家計で意外に負担を感じるのが美容院で払うお金。全国に美容室「モッズ・ヘア」を展開するエム・エイチ・グループの株を100株以上所有することで、サロン利用時の割引きまたはヘアケア商品などの優待が受けられます。例えば、割引優待券は、サロンで5,400円(税込)以上のサービス利用で3,240円(税込)の割引き。仮にカットとカラーで合計1万2,000円かかるとしたら実質8,760円となりお得です。また、3年以上保有することで1,000円分のオンラインストアクーポンがもらえます。シャンプーなどの節約に活かせそうです。

入門者が株式投資をする場合には、目の前の株価の動きに一喜一憂するのではなく、こうした株主優待なども楽しみながらトライするのがおすすめです。自分の身近な企業やサービスから、今後成長しそうな企業の株式を選択して長期で保有するというスタイルで、まずは挑戦してみませんか。