つけ置きがポイント!血液汚れをシミにせず、すっきり落とす洗い方4ステップ

擦りむいた傷口から出血してしまったり、鼻血が突然出てしまったり。血液が衣類や下着に付いて、慌てたことはありませんか。血液汚れの適切な落とし方について、ライオン株式会社のお洗濯マイスター大貫和泉さんに話を伺いました。

目次

血液が衣類に付着してしまったら、乾いてしまう前にできるだけ早く洗いましょう。血液が乾いてしまうと、血液中のたんぱく質が固まって落ちにくくなり、シミになってしまう可能性があります。ここで、血液汚れを落とす手順と注意点について紹介します。ここでは衣料用液体酸素系漂白剤「ブライトSTRONG」を使って紹介します。

衣料用液体酸素系漂白剤「ブライトSTRONG」

1.すぐに水洗い

ポイントは40℃以下のぬるま湯

血液のついた部分は水道水でよく洗い流しましょう。ポイントは「水か40度以下のぬるま湯を使う」こと。湯など水温が高いと、血液中のたんぱく質が固まってしまい、落ちにくくなってしまいます。

2.漂白剤を使う

血液をすすいでから液体酸素系漂白剤を塗布

液体酸素系漂白剤を血液汚れに直接付けてください。しかし、血液汚れに直接漂白剤を塗布すると、血液のシミが変質して落ちにくくなってしまいます。必ず水でシミの部分をよくすすいでから、漂白剤をつけてください。漂白剤を使用するときは、ゴム手袋をはめることを忘れずに。

3."濃い目の洗剤液"につけ置く

濃い色の衣類は色落ちに注意!

普段、洗濯機で洗濯する際に入れている量の洗剤を、3~5リットル程度の水に溶かして"濃い目の洗剤液"を作ります。その中に衣類を入れ、30分~2時間程度つけ置きします。ここで気を付けたいのが衣類の色。濃い色をした衣類は色落ちしてしまうこともあるので、目立たない部分で色落ちしないか確認してください。

デリケートな素材はダメ

ウールや絹などのデリケートな素材は、生地が傷んだり、縮んだりすることがあるのでつけ置きはおすすめできません。

漂白剤を塗布した衣類を洗剤液につけ置きする

4.ほかの衣類と一緒に洗濯する

つけ置きした衣類と洗剤液を洗濯機に入れ、ほかの衣類と一緒に洗濯してください。

血液が衣類に付いてしまっても、慌てず早めの対処がベスト。シミ落としの注意点に気を付けながら、落ちにくくなってしまう前に洗濯しましょう。

写真提供: ライオン株式会社

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