汗じみによる黄ばみには「弱アルカリ性」が効果的! 夏の洗濯術

歩くだけでも、大量の汗をかいてしまう季節。汗じみが原因の黄ばみに悩んでいませんか。お洗濯マニアの筆者が、汗じみによる黄ばみを防ぐ洗濯洗剤の選び方をご紹介します。

目次

    お洗濯マニアのハナです。暑くなると、汗をいっぱいかくので自然と洗濯回数も増えますね。ちゃんと洗濯したはずなのに、気がつくとお気に入りの衣類に目立つ黄ばみ。「夏だから汗もたくさんかくし、黄ばみも仕方がない」と諦めていませんか。

    実はこの黄ばみの正体は、洗濯で落としきれなかった汗や皮脂が時間とともに酸化したもの。そして、洗濯洗剤の選び方で解決できる問題です。 

    汗や皮脂に効く洗濯洗剤

    1. 弱アルカリ性の固形石けん
    2. 弱アルカリ性の粉末洗剤
    3. 弱アルカリ性の液体洗剤
    4. 中性の液体洗剤
    5. 酸性の液体洗剤

    1から順番に汗や皮脂をよく落とす洗濯洗剤のタイプです。

    皮脂よごれの多くを占める「遊離脂肪酸」という成分は、アルカリ性に触れると石けんのような役割に変わり、他の油汚れを抱き込みつつ水に溶けて衣類から剥がれていきます。この特徴から、汗や皮脂汚れをすっきり落とすには、アルカリ系の洗剤が最適です。普段は中性洗剤を使っていて、夏場に汗じみが気になるという方は、洗濯洗剤を弱アルカリ性のものに変えるだけで、汗じみによる黄ばみの悩みは劇的に軽減しますよ。

    また洗うときは、お風呂の残り湯など40度前後のお湯を使ってすすぎを2回行うと、黄ばみにより効果的なのでぜひお試しください。

    洗剤の液性がわからない場合

    固形石けんや粉末洗剤は基本的に、弱アルカリ性なので悩むことはありません。しかし、液体洗剤の場合は酸性から弱アルカリ性までさまざまな液剤が混在しています。

    汗じみによる黄ばみを防ぐには「アルカリ性の洗剤が最適」と前述しましたが、各商品パッケージの裏にある説明書きには必ず「液性」が明記されています。

    写真にあるのは、液性が「弱アルカリ性」と明記されています。繰り返しますが、汗じみによる黄ばみを防ぐには弱アルカリ性の洗濯洗剤を選びましょう。

    しつこい汗じみには固形石けん

    それでもついてしまった汗じみによる黄ばみには、洗濯用の固形石けんが効果的ですよ。

    洗濯用固形石けんの使い方

    ここで洗濯用固形石けんを使った黄ばみの落とし方をご紹介します。

    まず、気になる黄ばみがが付いた衣類を水につけましょう。そして、汚れが気になる部分(今回は襟元)に洗濯用固形石けんをこすりつけるように塗ります。

    このとき、固形石けんを洗顔フォームの泡立てに使うような目の荒いネットに入れて使うのがオススメです。ネットに入れた固形石けんを、気になる黄ばみ汚れに塗り付けるようにすると、ネットがブラシの役割をして汚れが落ちやすくなります。

    なお洗濯用固形石けんは洗浄力が強い分、通常の石けんよりも肌荒れしやすくなります。使用する際には、ゴム手袋を着用するようにしましょう。

    石けんを塗り付けたら、しっかりもみ洗いをしましょう。その後は通常通り、洗濯機に入れてください。気になっていた黄ばみが、きれいに落ちていることに感動すると思いますよ!

    洗濯方法まとめ

    ここで、汗じみによる黄ばみを発生させない洗濯方法をまとめます。

    1. 弱アルカリ性の洗濯洗剤を使う
    2. 可能であればお湯を使う
    3. すすぎは2回
    4. 付いてしまった黄ばみには、洗濯用固形石けんが効果的

    洗濯用固形石けんは黄ばみだけでなく、落としにくい油性のシミにも効果が絶大ですよ。家庭に常備しておくと便利です。

    洗濯洗剤の特性によって、汚れへのアプローチが異なります。汗じみによる黄ばみにはアルカリ性の洗濯洗剤が効果的。ぜひ、夏の洗濯の参考にしてください。

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