重曹ひと手間でコバエを防ぐ! 発生原因や夏の簡単キッチン掃除術をご紹介

気温が高くなってくると、突然キッチンまわりで飛び始めるコバエ。気を付けて掃除しているつもりでも、実は汚れが残っているのかもしれません。お掃除のプロによるコバエ撃退掃除術を紹介します。

目次

北海道札幌市で家事代行サービスを営むyurikaです。夏になると突如としてキッチンに出現するコバエに驚いたり、悩んだりしていませんか。今回はキッチンにコバエを発生させないお掃除術を紹介します。

キッチンに出現するコバエの種類

体長が数ミリ(2~3ミリ)サイズの小さなハエのことを「コバエ」と呼んでいますが、実際にはコバエという名前のハエは存在しません。キッチンによく出現するコバエと呼ばれているものには種類があり「ショウジョウバエ」「ノミバエ」「チョウバエ」などが含まれています。種類によって、キッチンや浴室、観葉植物など発生する場所が異なります。

コバエの大好物は?

ショウジョウバエ、ノミバエは生ごみや腐ったものを好むので、キッチンまわりに多く発生します。夏になると、気がついたらキッチンのゴミ箱がコバエだらけになっていた、という経験がありませんか? スイカの皮やメロンの皮などにコバエがたかっているのを見かけたら、それはショウジョウバエかノミバエです。チョウバエは浴室や排水口など、汚れやすい水回りに現れます。キッチンや浴室の排水口のお掃除を放っておくと、あっという間にチョウバエが発生してしまうので、ここも気を付けたい場所です。

コバエ対策のための生活雑貨などたくさんの商品が販売されていますが、発生させないための最善策は「コバエを寄せ付けない掃除習慣」をつくること。清潔と健康を守るためにも、ちょっとした意識を持ってキッチン掃除をしてみませんか。

簡単! 清潔を保つお掃除術

生ごみ袋を使おう

まずは、コバエが発生しやすい時期だけでも、キッチンのシンクに生ごみ入れを

設置しないことです。調理のたびに出てしまった生ごみは、新聞紙やいらない紙などに包んで袋に入れ、蓋つきのゴミ箱に捨ててしまいます。または、生ごみを入れる専用の袋や紙袋に入れてから捨てましょう。コバエにとって生ごみは"エサ"になるということを忘れずに、常にキッチンをきれいな状態に保つ習慣を持ちましょう。

食材はすぐに冷蔵庫へ

次に、食材はすぐに冷蔵庫へ入れて保管しましょう。買ってきたじゃがいもなどをそのままテーブルに置いたままにするのは危険です。ノミバエなどは、食品などに潜り込んで産卵することがありますよ。夏場はできるだけ、買ってきた食材をすぐに冷蔵庫や涼しい場所で保管するようにしましょう。

食器はすぐ洗おう

食器についた食べカスにもすぐに寄ってきます。食後はできるだけ早く食器を洗って片付けるなどして、キッチンシンク内を清潔に保ちましょう。

ぬめりに気を付けて

また、排水口の中に詰まった生ごみを放置していると菌が発生し、増殖することでヌメヌメとした汚れとなります。ぬめり汚れもコバエの大好物。排水口に生ごみをうっかりと流してしまわないよう、ごみ取りネットを使うなどして気を付けてください。

キッチンシンクお掃除

食器を洗ったあとは、キッチンシンク全体に重曹と水を混ぜて作った「重曹水」や、重曹をかけてスポンジで擦ります。重曹の成分(弱アルカリ性)が油汚れを分解して溶かしてくれるので、シンクが磨けるだけでなく、流した水で排水口内の汚れ対策にも効果的ですよ。重曹を使って、キッチンもピカピカにしながらコバエ対策に取り組みましょう。

排水口お掃除

排水口の汚れがひどい場合には、重曹の粉を排水口カバーとごみ受けに大さじ3~4杯程度を振り掛けてから、使わなくなった歯ブラシなどで擦ります。重曹には研磨作用もあるので、排水口カバーもごみ受けもきれいになりますよ。

排水口のお掃除には重曹の粉と酢をたっぷり使って掃除するのがかなり効果的。重曹を排水口に入れた後、酢を流しかけます。「シュワシュワ」と、泡立つような音が聞こえてきたら酢をかけるのを止めてください。5~15分ほど放置した後、60度の湯を流して排水口のお掃除は完了です。

ちょっとした習慣と、ひと手間でコバエはあっという間にいなくなりますよ。夏のキッチンは重曹を使って気持ちよくスッキリさせましょう。

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