【連載】地元民が選ぶ激推し食材--第9回 埼玉県編~芋スイーツに舌鼓! 新たな特産品も続々登場

東京都の隣に位置する埼玉県には、知る人ぞ知る魅力的な地元食材がたくさん。埼玉県に住むライターの鰐川せりなさんがその魅力を熱く語ってくれました。例えば、上尾市で栽培されている国産キウイフルーツ。生産地だからこそできる追熟期間の微調整により、おいしさがぐんとアップするのだとか!

【前回の連載】 第7回「【連載】地元民が選ぶ激推し食材--第7回 愛知県編~名古屋飯だけじゃない愛知の魅力が満載」を読む91a86e097bfba60b

埼玉県を拠点に活動するスポーツチームの食事サポートや、アスリートフードマイスター埼玉コミュニティの代表として、日々県内の食材にアンテナを張り巡らせる鰐川せりなです。 中学生、小学生、幼稚園児の食べ盛りの4男児を育てる母としても、新鮮で豊富な地元食材は食卓に欠かせないものばかり。今回は4品を紹介しますが、絞るのに苦戦したほどすばらしい食材ばかりの我が埼玉。県内の東西南北、それぞれに多様な食文化があり、おいしい食材は数知れずあります。厳選の末に紹介する4品から、埼玉県の魅力を感じていただけたら幸いです。

埼玉県といえば?

埼玉県は都心からほど近い食材の宝庫。海産物以外は、野菜、果物、牛・豚・鶏に卵、米などなんでも作られています。都心からわずかな移動時間で自然や食材に触れ合うことができるのも魅力なはず。季節の食材狩りなどは要チェックです。

埼玉県のおすすめ食材 

おすすめ1: 狭山茶 

まずは埼玉の特産品の中でも、とっても有名な「狭山茶」から紹介します。

狭山茶は「国内の経済的北限のお茶」だということをご存知でしょうか。産地である埼玉県狭山市は、国内のお茶の産地として最も北に位置します。お茶の産地としては寒く、それに耐える茶葉は冬を越すために葉肉が厚くなっているのが特徴です。厚い葉肉の中にしっかりと栄養を溜め込んだ茶葉であることと、えぐみなく蒸し上げる伝統の技術が、狭山茶の濃厚でコクのあるおいしさの秘密です。

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きれいな緑。ホットでもアイスでも、お茶のおいしさが存分に楽しめる

産地である狭山市は、伝統の継承者である若手農家さんがとっても元気。狭山茶の魅力をたくさんの人に届けようと、様々な取り組みを行っています。例えば、学校の授業で行う「出張お茶授業」。子どもたちがお茶の香りを嗅ぎ、お茶を味わい、そのおいしさを自らの五感で感じ取ります。

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狭山市内の小学校での出張お茶授業の様子

また、お茶摘みの体験ができる「茶摘みフェスタ」も大好評な取り組みのひとつです。

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ちなみに、お茶栽培のシーズンオフには、お茶とは別の畑で首都圏ではめずらしいアスパラガスの生産が行われています。これは、狭山の農家さんたちの新しい取り組み。新しく生み出される埼玉の特産物・アスパラガスも、ぜひご注目いただきたい食材です。

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アスパラガスの加工品も

狭山入曽のお茶畑には、東京都の新宿駅から西武新宿線で1時間ほどで到着します。週末のプチトリップにいかがでしょうか。

おすすめ2: さつまいもスイーツや総菜

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続いては、川越で人気のさつまいもを使った食べ物をご紹介します小江戸・川越は、都心から近い観光地として知られる街。歩けばタイムスリップ気分を味わえ、喜多院をはじめとする神社仏閣巡りや川越城本丸といった城跡の見学なども人気のスポットです。城下町川越において、さつまいもは江戸時代に生産が盛んに行われた親しみのある食材です。

街を散策すると、さつまいもを使ったスイーツや料理に出あえます。歩きながらでも食べられる豪華なパフェは、下からお芋のブッセ・お芋のソフトクリーム・お芋のクッキーにお芋のおせんべいとまさに芋三昧です。

他にもおさつコロッケや、お芋のシュークリーム、おいもワッフルなど、目移りすること必至ですよ!

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昔ながらのお芋を味わいたいなら丁稚芋(でっちいも)がおすすめ

和洋問わずいろいろな顔を持つおいしいさつまいもを、川越でぜひ味わってください。

おすすめ3: やきとり

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埼玉県東松山市を中心とした東武東上線沿線で「やきとり」というと、豚のカシラ肉に串を指して炭火で焼いた、ピリ辛味噌味のもの。鶏肉ではなく、豚肉なのに「やきとり」と呼ばれていることでも有名です。

カシラ肉の柔らかく甘みのある味わいと、ピリ辛の味噌味が相性抜群。肉の間には長ネギが入るのが定番のようで、これがまたとってもよいバランスなのです。

貴重な豚のカシラ肉をこんな風に手軽にいただく機会は、他ではなかなかないのでは?

駅前のお店を訪れると、部活動帰りの高校生や会社帰りの大人たちなど、と次々にお客さんが買い求めていました。地元に愛される食材ということがよくわかります。

おすすめ4: キウイフルーツ

上尾市は首都圏におけるキウイフルーツ栽培の先駆け。上尾のキウイフルーツは、昭和50年頃から栽培されている知る人ぞ知る特産品です。栽培が成功する過程において、農家の皆さんの試行錯誤は半世紀にも及んだとか。今では根強いファンを持つまでになりました。

「上尾シティマラソン」では、毎年4,000個にも上るキウイが参加ランナーに配られ、ランニング中の糖質やビタミン・ミネラルの補給に一役買っています。食べるスポーツ栄養食とも言えるキウイが参加ランナーの楽しみにもなっているようです。

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キウイジャムはすっきりとした甘さが後をひくおいしさ

キウイフルーツは追熟と呼ばれる熟成期間を経て、甘みを引き出してから出荷されるため、11月~年末にかけての時期がおすすめだそう。それ以外のシーズンオフには、旬の時期に購入したキウイをジャムなどにして楽しむ主婦も多いそうです。

キウイフルーツの生産農家さんに伺ったところ、追熟の方法や時期によってもおいしさに個性が出るそう。国産キウイフルーツだからこそ、熟成具合は消費者のお好み次第で微調整できることが、特におすすめのポイントです。私たちがスーパーなどで買い求める輸入品のキウイフルーツももちろんおいしいのですが、埼玉県産の身近なキウイのおいしさも、ぜひ味わってもらいたいです。

今回は、定番としてよく知られるものから、意外な食材まで紹介しました。「埼玉県を訪れたい、そして食べたい! 」と思ってもらえたら嬉しいです。都心から日帰りレジャーにもっていこいの埼玉県でお気に入り食材を見つけてみてください。

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