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圧倒的高コスパ!業務スーパーのオートミール(カナダ産)を調理&実食レビュー!
低カロリー&高栄養価で人気のあるオートミール。日本でもさまざまな種類のものが販売されていますが、業務スーパーで手に入るオートミールは圧倒的なコスパの高さが魅力です。そこで今回は、業務スーパーで見つけたカナダ産のオートミールを実際に購入し、食べやすさや食感の違いなどをレビューします!
業務スーパーなら格安でゲット!健康食品としても注目の「オートミール」
ダイエット中の人や健康志向の人を中心に、SNSでも話題のオートミール。名前は聞いたことがあるけど、実際に食べてみたことはない人も多いのではないでしょうか?
オートミールとは、えん麦という穀物をシリアル状に食べやすく加工した食品のことをいいます。たんぱく質や食物繊維、鉄分などの栄養素が豊富に含まれていることから、近年は健康食品としても注目されているのです。
今回は業務スーパーでオートミールが格安で売られているとの情報を入手したので、早速近くの店舗で探してみました!
筆者の自宅近くの業務スーパーではシリアルなどが置いてある売り場があり、その並びで噂のオートミールも発見。
購入したのはこちらの、カナダ産のオートミールです。
筆者が行った店舗では見つからなかったものの、業務スーパーではカナダ産の他にもリトアニア産、ラトビア産のオートミールも販売されているようです。
お店の方に確認したところ、「地域によって取り扱っている産地が違い、人気商品のため入荷も不安定なので、どの産地のものが手に入るかは運次第」と言われました。どうやら、かなり人気商品のようです......。
業務スーパー商品の良いところは、何といってもそのコストパフォーマンスの高さ。筆者が購入したカナダ産のオートミールは、たっぷり1kg入りで430円(税込)と激安です。
スーパーなどで市販されているオートミールを調べてみると、100gあたり100円~200円が価格の相場のようです。それに比べて、業務スーパーのオートミールは100gあたり43円ですので、なんと半額以下。非常にコスパの高い商品です。
業務スーパーのオートミールの原材料は、えん麦(オーツ麦)のみ。添加物は入っておらず、ナチュラル志向の方にも安心です。
▼食物繊維、鉄分、カルシウム…
うれしいオートミールの高い栄養価について、管理栄養士の広田千尋さんが徹底解説します。
アスリートや、ダイエットをする人が特に意識して摂取しているたんぱく質は、100gあたり12.5g含まれています。同量の白米に含まれるたんぱく質は2.5gなので、主食として食べる食品でこれだけのたんぱく質が含まれるものは、なかなかありません。
また、腸内環境を整える食物繊維は、100gあたり7.52g、なんと玄米の約3倍、白米の約22倍も多く含まれています。
生理のある女性は特に不足しがちな鉄分の含有量も、オートミールは玄米の約2倍の、100gあたり約6mgです。1日に必要な鉄分の量は、成人女性であれば10.5mg。つまり、1日たった約200gのオートミールで、1日に必要な鉄分を摂取することができるのです(※)。
▼食べ過ぎ注意!オートミールダイエットの落とし穴
1食あたりの目安やトラブル回避の方法を解説します。
味はおいしいの?「中華かゆ」にして実食レビュー!
オートミールは「まずい」という噂を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?筆者もその1人で、オートミールは、おいしくないけど健康のために仕方なく食べる健康食品」のイメージがありました。
でも、これだけ流行っているのだから、もしかしたらそんなにまずくないのかも......?
ということで、今回は、業務スーパー公式サイトに掲載されている「中華かゆ」を、実際に作って食べてみました!
完成したのはこちら。通常より粒の大きいおかゆ、といったところでしょうか。鶏がらスープとごま油のいい匂いが漂ってきます。
もちもちとした食感で食べやすい!
まず、気になっていた味ですが、全然まずくなかったです!モチモチとした歯ごたえで、素朴な穀物の香りとおろし生姜がよく合います。あっさりした味わいなので、風邪をひいたときや食欲のわかない日の食事にもよさそうです。
ただ、味が単調なのでずっと食べていると少し飽きてきます。ご飯に塩をかけて食べ続けているような感じでしょうか......。おかずと一緒に主食として食べるなら、全然アリです!
中華かゆなら、10分程度で完成する手軽さ
今回作った中華かゆは、トータル10分ちょっとで完成しました。ちなみに、ゆで時間が短めだとしっかりとした歯ごたえ、長めだとモチモチとした歯ごたえになるので、好みに合わせてゆで時間を調整してみてください。
ご飯を炊くよりもずっと早く完成するので、時間のない朝食にもぴったりですね!
お米に近い感覚で食べられる
購入したカナダ産オートミールの粒の大きさは5ミリ程度で、適度な歯ごたえが感じられます。お米に近いイメージで食べられるので、日本人にとっては抵抗の少ない食感なのではないでしょうか?
オートミールの中には、焼き菓子に入れたり、プロテインに溶かしたりするために、粉末状に加工した製品も存在します。ですが、今回のレシピのようにあまり手を加えずに食べるときは、これぐらいのつぶつぶ感があった方が断然食べやすいと思いました。
▼【オートミールダイエットに挑戦!】
管理栄養士の広田千尋さんが、オートミールを使ったメニューで1週間のダイエットに挑戦しました。おすすめレシピも紹介します。
結論:オートミールは毎日の食事に取り入れたくなる一品だった
今回実際に食べてみて、オートミールを毎日の食事にとりいれて、続けてみようと思いました。特に、自分1人のランチはついつい適当に済ませがちですが、オートミールなら主菜、副菜......とあれこれ並べなくても、これだけで一通りの栄養が摂取できるのが嬉しいポイントです。
味も、噂に聞いていたようにまずいということはなく、シンプルな味なので工夫次第で色々とアレンジができそうです。
オートミールだけでお粥にすると途中で少し飽きてしまったので、2回目は家にあったキムチと鶏ハムをトッピング。味にアクセントがつき、わが家の偏食の子供たちですら、あっという間にペロリと完食。モチモチとした食感が好評でした。
オートミール、流行るのも納得の万能さです。
オートミールの安全性について
最近は、オートミール以外にも野菜や果物など、さまざまな農産物の輸入が増えているので、その中で残留農薬の問題が指摘されています。
確かに、農薬は農作物の外皮や胚芽に蓄積されやすいので、オートミールは一般的な食物よりも残留農薬の量が多いと考えることもできます。けれども、これはオートミールに限ったことではなく、粒のまま食べる穀物全体にいえることです。
万が一問題のあるレベルで残留農薬が検出されたら、オートミールはすぐに出荷停止となります。これは日本国内に限ったことではなく、欧米などでも同じような検査が実施されています。正規のルートで流通している商品については、特に心配する必要はなさそうです。
また、こちらも穀物全般によくあることなのですが、湿気の多い場所などに長期間置いておくと、虫がわいてしまうことがあります。開封後は、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するのがおすすめです。糸を引いていたり、動いている虫を見つけたときはすぐに処分しましょう。
※参考:
厚生労働省「食品中の残留農薬等」
農林水産省「輸入米麦のかび毒、重金属及び残留農薬等の検査」
食品衛生学雑誌 36 巻 (1995) 5 号「輸入農作物中の農薬残留実態」
業務スーパーのオートミール、ぜひ一度試してみて!
想像以上に使いやすく、栄養満点でコスパも良い業務スーパーのオートミール。実際に食べてみると、素朴なおいしさに加えて、時短調理が可能なのも嬉しいポイントでした。これは、人気で品薄になるのも納得です。
運良く見かけたら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
【商品情報】
商品名:本格オートミール(ロールドオーツ)
価格:430円(税込)
内容量:1kg
※商品の価格は購入時のレシートを参考にしています。
※店舗や時期によって在庫状況は異なります。また、商品は価格変更や販売終了などになることがありますのでご了承ください。
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